Twitterで「面白い邦画あげてけ」タグが加熱! 新旧面白そうなオススメ邦画が集結中
ゴールデンウィーク中に見まくりましょうか。
Twitterで「#面白い邦画あげてけ」というタグが盛り上がり、さまざまな人たちがオススメの邦画を紹介しています。
4月8日、「ぴあ映画生活」に、アメリカの出版社マーベル・コミックのC.B.セブルスキーさんが日本映画界の問題点を指摘した記事が掲載されると、ネットを中心に邦画に関する議論が勃発(ぼっぱつ)しました。今回のハッシュタグは、その流れで生み出されたものと思われます。
本当に邦画は「つまらなくなっている」のか、「昔の邦画は面白かった」のか、はたまた「今も面白い邦画はある」のか、そんな議論が今も尽きません。しかし、邦画がつまらなくなったと嘆くより、面白い邦画を探した方がいいじゃない! そんなわけで、タグで取り上げられているものの中から一部を紹介していきます。気になった作品は、ゴールデンウィーク中に鑑賞するのもいいかもしれません。
「ジャズ大名」(1986年)
原作は筒井康隆さんの小説。幕末の日本に漂着した外国人たちが駿河にジャズを伝来、音楽好きの藩主を巻き込んで一大ジャム・セッション騒動を繰り広げていくというコメディ作品。あらすじだけ聞くと全く意味が分りませんが、なんだかすごく気になります……!
「シャブ極道」(1996年)
「シャブ極道」は役所広司さん主演の映画で、主人公は覚せい剤をこの世で至高の物と信仰する極道。酒は一滴も飲まないがとにかく覚せい剤を愛し、「シャブスイカ」や「シャブしゃぶしゃぶ」といったトンデモ料理まで繰り出します。しかしその結果「覚せい剤撲滅」を目指す暴力団・松田組と対立。あまりの覚せい剤描写の多さから映倫により成人指定になっている作品です。
「キサラギ」(2007年)
「キサラギ」は佐藤祐市さん監督、古沢良太さん脚本によるミステリー映画。自殺したマイナーアイドルの一周忌を弔うべく集まったファンサイトの面々が、それぞれの持つ情報から彼女の死の真相を明らかにしていくという密室推理劇です。
「南極料理人」(2009年)
原作は海上保安官出身である西村淳さんのエッセイ「面白南極料理人」。堺雅人さんが演じる主人公は南極観測隊員の料理人で、外界から隔離されて越冬する8人の観測隊員の食欲を満たすべく、限られた食材で飽きられないさまざまな料理を作っていきます。
「十三人の刺客」(2010年)
1963年の映画「十三人の刺客」を三池崇史監督がリメイクした作品。原作映画の時代の熱を表現するという目標の下、極力CGを使わずにアクションシーンを撮影。役者それぞれの殺陣やアクションが高く評価され、敵役を演じた稲垣吾郎さんの怪演も好評でした。ちなみに描写がグロすぎたためにPG12指定。
「スーパーの女」(1996年)
「スーパーの女」は伊丹十三さん脚本・監督による「〜の女」シリーズの作品。スーパーマーケット大好きの主婦が、幼馴染の経営するスーパー「正直屋」を建て直し、ライバル店の悪徳スーパー「安売り大魔王」と戦うという軽くぶっ飛んだ内容の物語です。また、当時まだ認識の少なかった「食の安全・食品偽装」というテーマを先んじて取り上げた作品でもあります。
「デンデラ」(2011年)&「楢山節考」(1983年)
「デンデラ」は「姥捨て山伝説」を基にした佐藤友哉さんの小説を原作としたパニック映画。50人の捨てられた老婆たちが、自分たちを捨てた村に復讐を仕掛けるといった内容で、とにかくババアが強くてカッコイイ作品です。監督は天願大介さん。「楢山節考」(1983年)は、天願大介さんの父・今村昌平さんが監督・脚本を務めた作品で、こちらも「姥捨て山伝説」を基にしています。
「砂の女」(1964年)
安部公房の同名長編小説を映画化したもの、脚本も安部公房本人が手掛けています。昆虫採集にやってきた男が、女が住む砂丘に閉じ込められてしまい、さまざまな方法で脱出を試みるが……というストーリー。抜け出すことのできない無力な状況におかれた人間がどうなっていくのか。その状況で映し出される男と女の本質とは……。
その他「#面白い邦画あげてけ」タグにはこんな映画も上がっています
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イジられる出演者たち。
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