「映画だからこそ」がある 白石隼也×栗原類が語る「彼岸島 デラックス」はここがすごい!
10月公開の映画「彼岸島 デラックス」から主人公・明を演じる白石隼也さんと、明の最大の敵・雅を演じた栗原類さんにお話を聞きました。
松本光司さんの人気漫画「彼岸島」。彼岸島クオリティーとも呼称される作風が人気の同作を原作とした実写映画「彼岸島 デラックス」が10月15日に全国公開されます。
過去に2度映像化され、3度目の実写化となる同作は、2013年放送のテレビドラマ版「彼岸島」を“デラックス”にスケールアップさせたもの。映画に続く物語を紡いだテレビドラマ「彼岸島 Love is over」も9月から放送予定です。
8月6日には名古屋市栄で開催された世界最大級のコスプレイベント「世界コスプレサミット」で、主人公・明を演じる白石隼也さんと、明の最大の敵・雅を演じた栗原類さんが登壇し、トークショーを行いました。
ステージでは、PALUが歌うエンディングテーマ曲「100年時が過ぎても」の歌唱や、ミュージックビデオが初披露。映画のスピンオフ作品のような仕上がりに白石さんは「シュールなPVが、すごく彼岸島っぽくていいなと思いました」と語っています。
ねとらぼエンタではこのステージの後、お2人に作品への思いを聞くことができました。
「撮影中は人を信じないようにした」(栗原)
―― 「彼岸島 デラックス」はアクションとCGにかなり力を入れたといわれていますね。お2人がそれぞれの役を演じるに当たって、前のドラマシリーズとの違いを感じる部分はありましたか?
白石 僕の役(明)に関して言えば、前回のドラマシリーズでは、ただの文学青年が彼岸島へ行って吸血鬼と出会い、翻弄(ほんろう)されながら立ち向かうといった感じなんですが、今作は強くなった明の姿を見せられるよう、主に刀を使ったアクションがあったので、そうした動きの練習や体作りをして“強さ”の説得力が出るようにしましたね。
栗原 3年前にやったドラマの続編という位置付けで、大枠の設定は変わらないのですが、ドラマ版の雅とはメークをはじめ違う部分もあるんですよね。雅は割と人間嫌いなキャラクターなので、僕も撮影中は人を信じないよう意識しました。休憩のときも白石さんから話しかけてくださったりするんですけど、「僕の何が欲しいの?」とか考えたりしました。
―― 役作りがすごい! 同作は漫画を原作とした実写化作品ですが、映画は特にここが際だっていると感じた部分はありますか?
白石 やっぱり、映像として音が入ったりダイナミックな動きがあることでの迫力は映画ならではだと思います。後は、物語に出てくる邪鬼の迫力をCGで再現できているのも作品の魅力の1つかなと。
栗原 「映画だからこそ」できるようなことがたくさん詰まっています。アクションも魅力の1つで、特に明と邪鬼が対決するシーンを初めてみたとき、僕も「すごいなこのスケール」と1人の視聴者になったような感覚でした。完成していたCGとアクションを組み合わせると、本当に邪鬼がそこに存在しているようなリアルさというか。
―― では逆に、原作漫画をあらためてすごいと思えた部分はありますか?
白石 真面目にくだらないことをやっているのが「彼岸島」の良さですよね。丸太を武器に戦うシーンがありますけど、現実的に考えると木は折れちゃうし、絶対に戦えないと思うんですよ。でもこの漫画の登場人物たちは丸太が最強の武器だとかたくなに信じて戦っている(笑)。あり得ないのに。
栗原 僕の好きな魅力的な登場人物がたくさん登場する会話劇のような要素を持ったホラーコメディー。会話は100%シリアスな方向に持っていきつつ、いざ漫画で絵とせりふを一緒に見ると真顔では見られないような絶妙なギャグセンスがいいなと。やってることはすごいシリアスなのに、クスっと笑ってしまうんですよね。僕も最初原作を読んだとき「みんな、丸太は持ったな!」というせりふを見てクスっときました(笑)。
2人が気に入っているシーンは?
―― ねとらぼ読者は同作の「ハァハァ」「みんな、丸太は持ったな!」といった言葉が大好きなのですが、今作を含めた「彼岸島」の中でお2人が気に入っているシーンやせりふ、演出があれば教えてください。
白石 今作でいうと、目を合わせると襲われる「姫」という邪鬼が出てくるんですけど、森岡龍さん演じる加藤というちょっと調子に乗った奴が姫の目を見てしまうんです。そのときに叫ぶ「メエエエエエエエエ」がすごくお気に入りですね。
栗原 難しいな……王道かもしれませんがやっぱり「みんな、丸太は持ったな!」ですね。真面目な会話をしていたり、けんかをしているような緊迫した場面でも、唐突にこのせりふを言うと皆が「えっ?」という感じになるという(笑)。僕、家族といるときなどにこのせりふを唐突に言ってみたりするんですけど、シュールな間が生まれます。
―― 想像するとシュールです(笑)。先ほどアクションのお話も少しありましたが、白石さんは「仮面ライダー」シリーズなどアクション成分が多めな特撮作品への出演も多いですよね。「彼岸島デラックス」と他の作品はここが違う、というアクションの見どころは?
白石 例えば「仮面ライダー」シリーズだと演出にVFX、僕のときならかめはめ波みたいな魔法を使ったりしたんですけど、彼岸島 デラックスはカンフー映画みたいな、体を使っている本格的なアクション。CGもハリウッドが使用するようなところにお願いしてやっています。そこが「彼岸島 デラックス」ならではですかね。
―― 栗原さんは10月に書籍(『発達障害の僕が輝ける場所をみつけられた理由』)を出版予定ですよね。こちらの執筆の際には自身と向き合うことが多かったと思いますが、「彼岸島デラックス」の撮影も含め、仕事に対する意識で何か変わった点はありますか?
栗原 どんなことでも同じくらい興味を持つことが大切だなとあらためて思いましたね。今回演じた雅という役に関しても原作を読んだり、6年前に山本耕治さんが演じられた雅を見たり。
(役に対しての)考え方は人の主観なのでそれぞれ違うとは思いますが、役に対して向き合うことは自分と向き合うことによく似ているなって。演技はまだ勉強している最中ですが、今回2度目の雅を演じるに当たって、自分の演技を見てみると「ここはこうだったんだ」とあらためて自分を見直すことができた良い作品だったと思います。
僕は自分が出演した作品を見るのは恥ずかしいというか、お芝居の駄目な部分だったり反省点や悩みが見えてしまうことが多いのですが、自分の作品を見ることで何が良かったのか、悪かったのか、あのときは違うことができたかも、など自分と向き合うことをコツコツと続けていくことが大事だなと思うようになりました。
―― ありがとうございます。最後になりますが、企画から2年がたち、いよいよ上映となる同作を楽しみにしているファンにメッセージをお願いします。
白石 見ていてテンションの上がる楽しいシーンがたくさん。本当に「彼岸島」の良さがこの映画に出ていて、アクションもCGもすごくこだわってぜいたくに作り上げています。今回は映画の公開前にドラマもありますので、ぜひそちらから見て映画も楽しんで頂きたいと思います。
栗原 「映画だからこそ!」があると思います。6年前に公開された映画とは全く別のもの。原作がある作品の実写化には偏見を持つ方もいるでしょうが、「彼岸島」は皆さんの期待をいい意味で大きく裏切るものになってると思います。
実写化不可能、といわれていた部分がある作品なので、出てくる邪鬼たちも、映画だからこそ、ドラマでは難しかった部分も表現できる演出になっています。白石さんも言ってましたがドラマを見ていただくと、より世界観が分かると思います。絶対みて後悔はしない映画です。
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