青いジャム&青いハーブティーが青森で誕生 神秘的とTwitterで話題となり品薄に 

販売会社「あおもり正直村」へ取材しました。

» 2016年08月20日 11時00分 公開
[Kikkaねとらぼ]

 透き通るようなブルーが神秘的な「青い森の天然青色りんごジャム」と「オーガニック アンチャンティー」がTwitterなどのSNSを中心に大きな話題となっています。


青い森の天然青色りんごジャム SNSを中心に話題となっている「青い森の天然青色りんごジャム」と「オーガニック アンチャンティー」のギフトセット3000円(税別)

 7月22日の発売以来、青森県内で注目を集めあっという間に完売したという「青い森の天然青色りんごジャム」(95グラム800円、170グラム1200円、各税別)と「オーガニック アンチャンティー」(500円、税別)。


青い森の天然青色りんごジャム 透き通ったブルーが特徴のアンチャンティー

 爽やかな青色で注目を集める各商品ですが、なぜこうした商品が青森県で生まれたのか、販売会社の「あおもり正直村」にお話を伺いました。

あおもり正直村・広報さんにインタビュー

――青いジャムが生まれた経緯について教えてください

あおもり正直村 青森で英語教室を経営する小山優子さんが、タイ人女性と出会ったところからプロジェクトはスタートしました。商品には「アンチャン」と呼ばれる青いハーブティーが原料として使用されています。この「アンチャン」を広めることにより原産国であるタイ王国の貧困層を救いたいという思いや、青森県の名産であるリンゴを使った商品をということで、今回の商品開発に至りました。


青い森の天然青色りんごジャム 原材料の「アンチャン」はハーブティー

――「アンチャンティー」をはじめて見たときの印象は

あおもり正直村 最初に「アンチャンティー」の青色を見たときには驚きました。「あおもり正直村」の平均年齢は60歳。「(白神山地の)青池みたいだね」「夏に合いそうな色だね」という意見があった一方で、「外国産はちょっと……」「珍しいけれど長続きするのかな」といった意見もありました。


青い森の天然青色りんごジャム 平均年齢60歳という、あおもり正直村のみなさん

――青色の食品を作ることへの挑戦はどのようにして決まったのでしょうか

あおもり正直村 食品業界では、青色は食欲減退色としてタブー視されている部分がありましたので、食のプロたちからは反対意見もありました。しかし「一村一品運動でタイの貧困層を助けたい」という思いに説得されて、「タイだけの商品として売るのではなく、青森の文化と融合して『青森に残っていく』商品にしては」と話がまとまりました。

――ジャムに行きつくまでには、どのような過程があったのでしょうか

あおもり正直村 各方面から青森県内の素材を用意しました。チョコレートやアイスクリームなどのデザート類から、麺、こんにゃく、ごはんまで本当にいろいろ試しました。そんな時、小山さんが「青いジャムを検索したが存在しなかった」と話したことがきっかけになりジャムを作ってみようということになりました。

――なぜジャムの味をリンゴ味にされたのでしょうか

あおもり正直村 ジャムの味をリンゴ味にしたのは、やはり青森県の特産といえばリンゴだからです。販売店にお話を聞いた時にも「やっぱり青森といえばリンゴ。ねぶた祭りの時などにもお客さまに紹介しやすい」という意見がありました。


青い森の天然青色りんごジャム ギフトセットにはクッキーも

――商品についての反響は

あおもり正直村 7月29日にTwitterで、本商品を取り上げてくださった方がいらっしゃって、そこから初期ロットは瞬殺で完売しました。ねぶた祭りからお盆までの間は作っても作っても売り場に並べると売り切れという状況が続いており、ありがたい限りです。

――今後全国での取り扱いはどうなりますか

あおもり正直村 現在は中三青森本店さんをはじめ、青森県内の百貨店などで展開していますが、全国各地からのお問合せを頂いておりますので今後は9月頃をめどにWebショップの立ち上げを検討しています。


青い森の天然青色りんごジャム 青い森の天然青色りんごジャム 95gが800円、170gが1200円(各税別)


青い森の天然青色りんごジャム 「アンチャンティー」500円(税別)

 これまで全国的といえるお土産が少ないといわれてきた青森県ですが、「青い森の天然青色りんごジャム」と「オーガニック アンチャンティー」が代表的な名産品となる日は遠くないかもしれません。青森に行った際にはぜひ買ってみたいです!

関連キーワード

完売・売り切れ | ギフト | SNS


Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

昨日の総合アクセスTOP10
  1. /nl/articles/2411/13/news176.jpg 「明らかに……」 大谷翔平の妻・真美子さんの“手腕”を米メディアが称賛 「大谷は野球に専念すべき」
  2. /nl/articles/2411/14/news014.jpg ドクダミを手で抜かず、ハサミで切ると…… 目からウロコの検証結果が435万再生「凄い事が起こった」「逆効果だったとは」
  3. /nl/articles/2411/14/news042.jpg 夫「250円のシャインマスカット買った!」 → 妻が気づいた“まさかの真実”に顔面蒼白 「あるあるすぎる」「マジ分かる」
  4. /nl/articles/2411/14/news090.jpg ユニクロが教える“これからの季節に持っておきたい”1枚に「これ、3枚色違いで買いました!」「今年も色違い買い足します!」と反響
  5. /nl/articles/2411/14/news167.jpg 妻が“13歳下&身長137センチ”で「警察から職質」 年齢差&身長差がすごい夫婦、苦悩を明かす
  6. /nl/articles/2411/14/news187.jpg 人生初の彼女は58歳で「両親より年上」 “33歳差カップル”が強烈なインパクトで話題 “古風を極めた”新居も公開
  7. /nl/articles/2208/06/news075.jpg 「ごめん母さん。塩20キロ届く」LINEで謝罪 → お母さんからの返信が「最高」「まじで好きw」と話題に
  8. /nl/articles/2411/13/news162.jpg 「情報操作されてる」「ぜーんぶ嘘!!」 175R・SHOGO、元妻・今井絵理子ら巡る週刊誌報道を一蹴 “子ども捨てた”の指摘に「皆さん騙されてます」
  9. /nl/articles/2411/14/news035.jpg 160万円のレンズ購入→一瞬で元取れた! グラビアアイドル兼カメラマンの芸術的な写真に反響「高いレンズってすごいんだな……」「いい買い物」
  10. /nl/articles/2411/12/news194.jpg 「予約しました」 サッポロ一番の袋に見せかけた“笑っちゃいそうなグッズ”が話題 「サッポロ一番味噌ラーメン好きがバレちゃう」
先週の総合アクセスTOP10
  1. アレン様、バラエティー番組「相席食堂」制作サイドからのメールに苦言 「偉そうな口調で外して等と連絡してきて、」「二度とオファーしてこないで下さぃませ」
  2. 「母はパリコレモデルで妹は……」 “日本一のイケメン高校生”グランプリ獲得者の「家族がすごすぎる」と驚がくの声
  3. 「何言ったんだ」 大谷翔平が妻から受けた“まさかの仕打ち”に「世界中で真美子さんだけ」「可愛すぎて草」
  4. 「真美子さんさすが」 大谷翔平夫妻がバスケ挑戦→元選手妻の“華麗な腕前”が話題 「尊すぎて鼻血」
  5. イモト、突然「今日まさかの納車です」と“圧倒的人気車”を購入 こだわりのオプションも披露し光岡自動車からの乗り換えを明かす
  6. 「この動画お蔵かも」 親子デートの辻希美、“食事中のマナー”に集中砲火で猛省……16歳長女が説教「自分がやられたらどう思うか」
  7. 老けて見える25歳男性を評判の理容師がカットしたら…… 別人級の変身と若返りが3700万再生「ベストオブベストの変貌」「めちゃハンサム」【米】
  8. 「ガチでレア品」 祖父が所持するSuica、ペンギンの向きをよく見ると……? 懐かしくて貴重な1枚に「すげえええ」「鉄道好きなら超欲しい」と興奮の声
  9. 「デコピンの写真ください」→ドジャースが無言の“神対応” 「真美子さんに抱っこされてる」「かわいすぎ」
  10. 「天才」 グレーとホワイトの毛糸をひたすら編んでいくと…… でっかいあのキャラクター完成に「すごい」「編み図をシェアして」【海外】
先月の総合アクセスTOP10
  1. 50年前に撮った祖母の写真を、孫の写真と並べてみたら…… 面影が重なる美ぼうが「やばい」と640万再生 大バズリした投稿者に話を聞いた
  2. 「食中毒出すつもりか」 人気ラーメン店の代表が“スシローコラボ”に激怒 “チャーシュー生焼け疑惑”で苦言 運営元に話を聞いた
  3. フォロワー20万人超の32歳インフルエンサー、逝去数日前に配信番組“急きょ終了” 共演者は「今何も話せないという状態」「苦しい」
  4. 「顔が違う??」 伊藤英明、見た目が激変した近影に「どうした眉毛」「誰かとおもた…眉毛って大事」とネット仰天
  5. 「ごめん母さん。塩20キロ届く」LINEで謝罪 → お母さんからの返信が「最高」「まじで好きw」と話題に
  6. 星型に切った冷えピタを水に漬けたら…… 思ったのと違う“なにこれな物体”に「最初っから最後まで思い通りにならない満足感」「全部グダグダ」
  7. 「泣いても泣いても涙が」 北斗晶、“家族の死”を報告 「別れの日がこんなに急に来るなんて」
  8. ジャングルと化した廃墟を、14日間ひたすら草刈りした結果…… 現した“本当の姿”に「すごすぎてビックリ」「素晴らしい」
  9. 母親は俳優で「朝ドラのヒロイン」 “24歳の息子”がアイドルとして活躍中 「強い遺伝子を受け継いだ……」と注目集める
  10. 「幻の個体」と言われ、1匹1万円で購入した観賞魚が半年後…… 笑っちゃうほどの変化に反響→現在どうなったか飼い主に聞いた