ニュース
» 2016年08月19日 21時22分 公開

「千羽鶴の処分費に毎年1億円」は事実誤認 宝島社「ボランティアという病」重版分からは修正へ

「千羽鶴の処分に本当に1億円もかかるのか」など一部で指摘されていました。※追記

[ねとらぼ]

 8月5日発売の書籍「ボランティアという病」(宝島社新書/丸山千夏)に事実誤認があったとして、宝島社は重版分より、該当部分の記述を訂正することを決定しました。



 誤りが指摘されていたのは、同書第4章にある「広島市では毎年、平和記念公園に届けられる10トン分の千羽鶴の処分費として1億円の予算を計上している」(143ページ1行目)という部分。これについて、ブログ「顧歩日記」が「広島市は千羽鶴の処分に年間1億円をかけて『いない』」との反論エントリを掲載し、インターネット上で大きな話題となっていました。同ブログによると、広島市に直接問い合わせたところ、「折り鶴の処分費として1億円の予算を計上しているという事実はありません」との回答が得られたそうです。



 宝島社に問い合わせたところ、該当部分については「今回は弊社で確認の不備があったことから、事実誤認がございました」と、誤りであったことを認めた形に。今後は同社Webサイト上にお詫びを掲載するほか、重版分では該当部分を訂正するとのことでした。併せて作者のTwitterアカウント(@cn2mrym)でも、事実誤認についてのお詫びと訂正が掲載されています。





 千羽鶴の処分費をめぐっては、今年の4月〜5月ごろにかけインターネット上で話題に。広島市のNPO「おりづる広島」のサイトにあった「(折り鶴が)年4回・1億円をかけて燃やされてしまう」との記述をニュースサイトなどが大きく取り上げたのがきっかけでしたが、この時も「どうしたら1億円もかかるのか」など疑問の声が多くあがっていました。


折り鶴 NPO「おりづる広島」のサイト。4月〜5月ごろに話題に


追記

 著者の丸山千夏氏に問い合わせたところ、1億円という数字はもともと、上記「おりづる広島」の記述をもとに書かれたネットニュースで見かけたものだったそう。草稿作成時に、後で検証するつもりで加えておいたところ、他の作業に追われて未検証のまま入稿してしまったのが今回の誤記載の原因とのことでした。

 また事実誤認の指摘を受けてから、丸山市は自身で「おりづる広島」側に1億円の根拠を取材。それによると「1億円」はやはり千羽鶴の処分費ではなく、長期保存のための脱酸処理を民間に委託した場合の試算額だった可能性が高いとのことでした。詳しい検証結果については丸山氏のブログにまとめられています。



追記2

 事実誤認を指摘していたブログ「顧歩日記」へのリンクを追加し、本文を一部修正しました。「顧歩日記」の小鳥遊さんに問い合わせたところ、「折り鶴の処分に1億円」という金額については、もともとインターネット上で話題になっていたころから疑問に感じていたとのこと。今回「折り鶴の処分に1億円」のエピソードが書籍に掲載されたことで、「1億円」がネットの中だけの話ではなくなったことに衝撃を受け、広島市に問い合わせようと思い立ったそうです。「誤った情報で折り鶴に関する議論がなされることが、ある程度避けられたなら有難いと思います」(小鳥遊さん)



関連キーワード

宝島社 | ボランティア | 広島


Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

昨日の総合アクセスTOP10

  1. /nl/articles/2111/30/news032.jpg 黒猫「おしぼり いりませんか」 とっておきの宝物を配達してくれる黒猫サービスが「何枚でももらいたい」ほどかわいい
  2. /nl/articles/2111/30/news172.jpg 46歳と18歳の内田有紀、“2人そろって”『STORY』表紙へ 「自分の妹と撮影しているみたい」
  3. /nl/articles/2111/30/news093.jpg 「素敵なカップル」「ラブラブじゃん」 上地雄輔、“元カレ”松坂大輔との2ショット&ダンス動画に反響
  4. /nl/articles/2111/30/news142.jpg 原日出子、長男とウオーキング 仲むつまじい親子ショットに「優しい息子さん」「めっちゃイケメン」などの声
  5. /nl/articles/2111/29/news184.jpg 橋本愛、「青天を衝け」栄一の再婚に戸惑うファンをフォロー 吉沢亮との秘蔵2ショットに粋な一言を添える
  6. /nl/articles/2111/30/news145.jpg ゴマキ弟・後藤祐樹、拳交えた朝倉未来のアフターフォローに感激 “妻号泣”のサプライズが大反響「感動しました」
  7. /nl/articles/2111/29/news101.jpg 「目が覚めたかね」「猫になった気分はどうだ?」 猫医者のような見下ろす猫に脳内アフレコする人続出
  8. /nl/articles/2111/29/news130.jpg 【漫画】「おべんとうに にどと とんかつをいれない」 6歳娘の威圧感たっぷりな抗議文に「かわいすぎますね(笑)」の声
  9. /nl/articles/2111/29/news181.jpg 【その視点はなかった】夫「惑星を英語でいえるなんて天体詳しいね」 → 今の30代日本女性は大概答えられるんだよ……
  10. /nl/articles/2111/30/news053.jpg 「永遠に見ていられる」「可愛くて泣ける、もん絶級」 保護猫4兄妹の“こしょこしょぱっ”がかわいすぎて胸が苦しい

先週の総合アクセスTOP10

  1. 江頭2:50、憧れの女性に一世一代の大勝負 熱意こもった“告白”に「涙出た」「感情が崩壊しそう」
  2. 江頭2:50 憧れの女性と念願デートも、緊張のあまり“ガチガチ”の“デレデレ”になってしまう「こんなエガちゃん見たことない」
  3. 上白石萌音、「カムカム」悲劇の展開後に“未来に向けた言葉”を届ける 娘・るいを抱いて「どうか見守っていてください」
  4. 脳出血の西川史子、田中みな実のお見舞いに感動 “最も嫌いなぶりっ子アナ”もいまや「頼もしい妹分です」
  5. 【Amazonブラックフライデー】セールの目玉商品第2弾を公開 新型「Kindle Paperwhite」が30%オフ
  6. 【Amazonブラックフライデー】初日売れ筋ランキングTOP20 1位は圧倒的大差で「Fire TV Stick 4K Max」
  7. 「前歯を取られ歯茎を削られ」 広田レオナ、19歳デビュー作で“整形手術”を強制された恐怖体験
  8. 木南晴夏、20年前のオーディション写真が初々しすぎ 高校時代の姿に「お宝ショット」「可愛いですね」の声
  9. 「すごく気に入ってます!」 ワンオクRyota、4歳娘の描いた似顔絵を“タトゥー”に 著名アーティストからも「いいね!」
  10. 松雪泰子、20歳息子からの久々“ママ呼び”に「いつぶりかしら……」と感慨 49歳誕生日にケーキとメッセージ

先月の総合アクセスTOP10

  1. 池田エライザ、 “お腹が出ている”体形を指摘する声へ「気にしていません」 1年前には体重58キロ公表も
  2. 「前歯を取られ歯茎を削られ」 広田レオナ、19歳デビュー作で“整形手術”を強制された恐怖体験
  3. ゴマキの弟・後藤祐樹、朝倉未来とのストリートファイトで45秒負け 左目腫らした姿を自ら公開し「もっと立って闘いたかった」
  4. 清原和博の元妻・亜希、16歳次男のレアショットを公開し反響 「スタイル抜群」「さすがモデルの遺伝子」
  5. 小林麻耶、おいっ子・めいっ子とのハロウィーン3ショットに反響 元気な姿に安堵の声が続々「幸せそうでなにより!」
  6. カエルに普段の50倍のエサをあげた結果…… 100点満点のリアクションに「想像以上で笑った」「癒やされました」
  7. 「左手は…どこ?」「片腕が消えてる」 中川翔子、謎が深まる“心霊疑惑”ショットにファン騒然
  8. 「家ではまともに歩けてない」 広田レオナ、左股関節に原因不明の“炎症” 夫から「凄い老けたと言われてます」
  9. 小林麻耶、髪ばっさりショートボブに「とても軽いです!」 ファンも反応「似合います」「気分も変わりますよね!」
  10. キンタロー。浅田舞の社交ダンス挑戦を受け体格差に驚がく 「手足が長い!!」「神様のイタズラがすぎるぞ!!」