永井豪「鋼鉄ジーグ」へのオマージュ映画「皆はこう呼んだ、『鋼鉄ジーグ』」、2017年5月より日本公開

日本版ではナレーションを遠藤憲一さんが担当。

» 2016年12月27日 16時00分 公開
[沓澤真二ねとらぼ]

 永井豪作品「鋼鉄ジーグ」をオマージュしたイタリア映画「皆はこう呼んだ、『鋼鉄ジーグ』」の、日本公開が正式に決定しました(関連記事)。2017年5月より、ヒューマントラストシネマ有楽町や新宿武蔵野館など、全国で順次公開されます。


ポスター

 日本公開に寄せて、永井豪さんは「犯罪と汚濁まみれのローマの下町で、アニメヒーロー『鋼鉄ジーグ』に憧れる女性のため、正義の戦いに立ち上がる“男の純情”が美しい!!『ガンバレ、君は鋼鉄ジーグだ!!』」と熱くコメント。また、日本版ではナレーションをエンケンこと遠藤憲一さんが担当することも分かりました。

 映画は「鋼鉄ジーグ」の実写化ではなく、同作を重要なモチーフにしたヒーローものです。主人公のエンツォは、ひょんなことから超能力を得た小悪党。最初は能力を悪用するも、闇の組織に殺された恩人の娘、アレッシアを世話するようになってから、正義に目覚めていきます。

 「鋼鉄ジーグ」の大ファンだった彼女は、やがてエンツォを同作の主人公、司馬宙(ひろし)と同一視するように。いつしか2人には愛情が芽生えますが、その前に闇の組織が立ちはだかります。


ティーザービジュアル 投影された「鋼鉄ジーグ」を背景に2人が語り合うティーザービジュアル

 フィーチャーされた「鋼鉄ジーグ」は、1975〜1976年放送のロボットアニメ。サイボーグの司馬宙が頭部に変身し、手足のパーツと磁力で合体しロボットとなる、独特のコンセプトが光る作品でした。


マグネモ 磁石のジョイントで手足を自由に合体できるおもちゃも人気でした。公園の砂場で遊んだら、砂鉄がくっついた思い出……(画像は復刻版、Amazon.co.jpより)

 そこから発展して生まれた映画は、イタリアのアカデミー賞「ダヴィッド・ディ・ドナテッロ賞」で最多7部門受賞の快挙。モチーフをリアルタイムで見ていた世代には思い出の作品が出世して帰ってきたようで、感慨深いものがあります。


予告編

(沓澤真二)


関連キーワード

映画 | イタリア | アニメ | ロボット


Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

先週の総合アクセスTOP10
  1. 小1娘、ペンギンの卵を楽しみに育ててみたら…… 期待を裏切る生き物の爆誕に「声出して笑ってしまったw」「反応がめちゃくちゃ可愛い」
  2. 富山県警のX投稿に登場の女性白バイ隊員に過去一注目集まる「可愛い過ぎて、取締り情報が入ってこない」
  3. 2カ月赤ちゃん、おばあちゃんに少々強引な寝かしつけをされると…… コントのようなオチに「爆笑!」「可愛すぎて無事昇天」
  4. 異世界転生したローソン出現 ラスボスに挑む前のショップみたいで「合成かと思った」「日本にあるんだ」
  5. 【今日の計算】「8+9÷3−5」を計算せよ
  6. 21歳の無名アイドル、ビジュアル拡散で「あの頃の橋本環奈すぎる」とSNS騒然 「実物の方が可愛い」「見つかっちゃったなー」の声も
  7. 1歳赤ちゃん、寝る時間に現れないと思ったら…… 思わぬお仲間連れとご紹介が「めっちゃくちゃ可愛い」と220万再生
  8. 業務スーパーで買ったアサリに豆乳を与えて育てたら…… 数日後の摩訶不思議な変化に「面白い」「ちゃんと豆乳を食べてた?」
  9. 祖母から継いだ築80年の古家で「謎の箱」を発見→開けてみると…… 驚きの中身に「うわー!スゴッ」「かなり高価だと思いますよ!」
  10. 「妹が入学式に着るワンピース作ってみた!」 こだわり満載のクラシカルな一着に「すごすぎて意味わからない」「涙が出ました」
先月の総合アクセスTOP10
  1. フワちゃん、弟の結婚式で卑劣な行為に「席次見て名前覚えたからな」 めでたい場でのひんしゅく行為に「プライベート守ろうよ!」の声
  2. 親が「絶対たぬき」「賭けてもいい」と言い張る動物を、保護して育ててみた結果…… 驚愕の正体が230万表示「こんなん噴くわ!」
  3. 水道検針員から直筆の手紙、驚き確認すると…… メーターボックスで起きた珍事が300万再生「これはびっくり」「生命の逞しさ」
  4. フワちゃん、収録中に見えてはいけない“部位”が映る まさかの露出に「拡大しちゃったじゃん」「またか」の声
  5. スーパーで売れ残っていた半額のカニを水槽に入れてみたら…… 220万再生された涙の結末に「切なくなった」「凄く感動」
  6. 桐朋高等学校、78期卒業生の答辞に賛辞やまず 「只者ではない」「感動のあまり泣いて10回読み直した」
  7. 「これは悲劇」 ヤマザキ“春のパンまつり”シールを集めていたはずなのに…… 途中で気づいたまさかの現実
  8. 「ふざけんな」 宿泊施設に「キャンセル料金を払わなくする方法」が物議 宿泊施設「大目に見てきたが厳格化する」
  9. がん闘病中の見栄晴、20回以上の放射線治療を受け変化が…… 「痛がゆくなって来ました」
  10. 食べ終わったパイナップルの葉を土に植えたら…… 3年半後、目を疑う結果に「もう、ただただ感動です」「ちょっと泣きそう」