ニュース
» 2017年01月30日 19時05分 公開

カラクリが手書きで時を刻む「書き時計」の進化形が完成 小型化・改良に成功した作者の苦心とは

数字が書き替えられるとともに、「チーン」と鳴る鐘の音が心地よい。

[沓澤真二,ねとらぼ]

 2016年初頭、1分ごとにカラクリが動いて時刻を書き記す「書き時計」がTwitterで話題を呼び、ついには東京都美術館で展示されるほどの好評を得ました(関連記事)。それから約1年を経て、作者の鈴木完吾さん(@BellTreeNursing)が進化形の「time castle」を完成。小型化や各種改良に成功し再び注目を集めています。


 多数の木製歯車が複雑にからみ合ってペンを動かし、毎分磁気ボードの数字を書き替える3分計のタイマー。そのたびに鐘が「チーン」とかすかに鳴る風流な仕掛けも施されています。サイズも前作よりひとまわり小さく、コンパクトな仕上がりに。


消す 1分おきに上のアームが文字を消していき……

書く 下の筆記ユニットが新たに数字を書き込む


 編集部は鈴木さんに製作時の苦労などをうかがいました。書き時計は動作にさまざまな問題があったそうで、作者として納得できていなかった様子。そこで完成度で前作を超えられるものを作りたいと思い、第2弾の製作に着手したそうです。

 今回はコンセプトが「タイマー」となり、書かれる数字は0〜3までで、動作も3分のみに抑えられています。そのため、数字が変わるときにもう少しアクションが欲しいと考え、鐘の音を盛り込むことにしたそうです。

 前作から大きく変わった仕掛けは、カラクリが「字を消す動作」。前作では磁気ボードの裏側から磁石を“当てて”数字を消していましたが、今回は“こすって”消しています。このおかげで確実に字を消せるうえ、動作も面白いものにできたとのこと。


スイッチオン
消す
書く 斜めの視点から見ると、消して書くまでの動作がわかりやすい

 小型化については、前作をそのまま縮小したわけでなく、全体を新設計し直したとのこと。筆記ユニットを1本にし、内部のデッドスペースを限りなく減らすことでコンパクトにできたそうです。サイズ感は、底の脚部がA4用紙に収まる程度なのだとか。


 製作においては、部品の加工時にNCフライスと呼ばれる工作機械を導入。糸ノコギリを使用していた前作よりも、高精度を実現しています。ただ、慣れぬ機械相手に苦労し、何度も刃を折ってしまったそうです。


 製作期間は設計から4カ月ほど、製作費は4〜5万円とのこと。最後に完成しての感想を聞くと、鈴木さんは前作のノウハウを生かせたため「率直に言うと前よりは簡単でした」と語りました。なお、「time castle」を「書き時計」のように、どこかへ展示するかについては未定で、今後の動向を見て決めていきたいそうです。

画像提供:鈴木完吾さん(@BellTreeNursing

(沓澤真二)


Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

先週の総合アクセスTOP10

先月の総合アクセスTOP10

  1. 田中将大、石川佳純ら卓球女子との集合ショットに反響 「夢の共演」「どちらから声を掛けたのか気になる」
  2. 田中将大の五輪オフショット集、最後は柔道・阿部詩との2ショットでシメ! “モテ男”の期待裏切らず「美女好きですね〜」
  3. 「マジで恥ずかしいです」 中川翔子、数年ぶりの“水着披露”に恥じらいつつもマネジャー大絶賛「スタイルめっちゃいいすね!」
  4. 里田まい、楽天ユニフォーム姿の長男に「違う、そうじゃない」 父・田中将大選手そっちのけの推し愛にツッコミの嵐
  5. 野々村真、動画で退院を報告 やつれた姿に衝撃広まる「コロナがより怖くなった」「ガリガリで衝撃を受けたわ」
  6. 「薬を問われ、アル中だと言われ」 西山茉希、“うわさ”ささやかれる痩せ体形に「懸命なもんでご了承願います」
  7. 柴犬「メシ、よこさんかーい!!(激怒)」 ごはんを忘れた飼い主に皿をぶん投げる柴犬、荒ぶる姿に「爆笑した」
  8. レイザーラモンRG、コロナ療養で“10キロ減”を告白 「顔が変わっちゃいました」とやつれた姿で復帰報告
  9. 海外記者「最高のコンビニアイスを発見した」 森永チョコモナカジャンボ、ついに世界に見つかってしまう
  10. 「ついついキレイな部分ばかり載せたくなりますが」 小倉優子が公開したインスタの“現実”に「勝手に親近感が」「共感しかない」