「大工が第九」って言いたいだけじゃねーか! 大工が演奏する迫力満点の「第九」をお聞きください

だじゃれじゃねーか!

» 2017年03月11日 13時00分 公開
[ちぷたそねとらぼ]

 建設工具の音だけで、ベートーヴェン「交響曲第九番 第四楽章」を演奏することはできるのか。実際の建設現場で活躍している本物の大工たちと、環境音を楽曲として再構築していく音楽技法(サンプリング)を得意とする音楽作家・清川進也氏で結成した“建設工具交響楽団”が演奏に挑戦した動画が公開されました。


画像 何が起こるんです!?

 腕利きの大工たちが「楽器」として用いるのは、電動ノコギリや電動ドリルドライバー、メジャー、金槌といったさまざまな建設工具。こんな男臭い第九があっていいのか……いや、いい。楽譜という名の設計図をもとに、普段は騒音に聞こえる工具の音がメロディとしてつながっていくさまをご覧ください。

動画が取得できませんでした
かっこいいやん!

画像画像 職人も意気込み充分。楽譜という名の設計図を作り綿密に準備をする

 このムービーは、「10年後の建設業界の未来をツクル」をコンセプトに、建設業界が抱える問題・課題の解決に取り組んでいるTEAMSUSTINA(チームサスティナ)が活動に対する認知向上を目的に作成したPR動画です。


画像 ※演奏中に見えないけど演奏中です

 大工たちが木材を組みたてながら、その際に発せられる建設工具から出る音だけでベートーヴェンの代表曲「交響曲第九番第四楽章」を演奏するという「だじゃれじゃん」とつっこみたくなるようなプロジェクトですが、そこにかける意気込みは本物でした。木くずが舞い、重低音がギュインギュイン響きわたる「第九」は一度聞くとまた聞きたくなる謎の中毒性があります。

ちぷたそ

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