亡くなった「ガロ」漫画家の作品を単行本にするため SNS・新聞で情報提供求め「見つかりました!」

悲願だった単行本が実現しそうです。

» 2017年04月20日 18時00分 公開
[エンジンねとらぼ]

 「シャッター」「外へ出ようよ」などで知られる漫画家・はやせ淳さんが4月17日にTwitterに投稿した「中西章文君の身内の方を捜しています」と題された漫画が3万回以上リツイートされ、地元紙・高知新聞をも動員。ついに身内の方との接触に成功しました。


中西章文さん 情報提供を呼びかけた漫画

 Twitterに投稿された漫画によると、漫画家・中西章文さんが活躍したのは80年代。自身の単行本出版を夢見て、漫画雑誌「ガロ」にその作品を載せていました。しかし、志半ばで病魔に冒されてしまい、長い闘病の末、1999年に他界してしまったそうです。

 かつてアシスタントとして中西さんを雇っていたはやせさんは、彼の作品を集めて単行本を出そうと決意。そのためには著作権の関係上、どうしても身内の方の了承が必要でした。ところが、中西さんの実家は既に引っ越しており、消息不明。そこで、はやせさんはTwitterでの情報提供を呼び掛け、ついには高知新聞の協力も得て、身内の方を発見することができました。

中西章文さん 発見の喜びを伝える漫画

 はやせさんは4月20日、Twitterに投稿した新たな漫画にて、「もうご存知の方もいるかも知れませんが……中西君の身内の方が見つかりましたーーーッ」と、喜びを知らせています。投稿によると、身内の方は高知新聞紙面を見て、はやせさんの呼びかけを知ったそうです。はやせさんはあまりに感極まったためか、漫画内の自画像が“ヒゲなし”に。やや照れた様子で、「焦ってヒゲ書き忘れた。なんか若いと思った」と追加の投稿をしています。

 悲願の単行本化に向けて、大きな一歩です。

画像提供:はやせ 淳(@sigotojijii)さん


エンジン


関連キーワード

Twitter | 漫画家 | SNS


Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

先週の総合アクセスTOP10
  1. 小1娘、ペンギンの卵を楽しみに育ててみたら…… 期待を裏切る生き物の爆誕に「声出して笑ってしまったw」「反応がめちゃくちゃ可愛い」
  2. 富山県警のX投稿に登場の女性白バイ隊員に過去一注目集まる「可愛い過ぎて、取締り情報が入ってこない」
  3. 2カ月赤ちゃん、おばあちゃんに少々強引な寝かしつけをされると…… コントのようなオチに「爆笑!」「可愛すぎて無事昇天」
  4. 異世界転生したローソン出現 ラスボスに挑む前のショップみたいで「合成かと思った」「日本にあるんだ」
  5. 【今日の計算】「8+9÷3−5」を計算せよ
  6. 21歳の無名アイドル、ビジュアル拡散で「あの頃の橋本環奈すぎる」とSNS騒然 「実物の方が可愛い」「見つかっちゃったなー」の声も
  7. 1歳赤ちゃん、寝る時間に現れないと思ったら…… 思わぬお仲間連れとご紹介が「めっちゃくちゃ可愛い」と220万再生
  8. 業務スーパーで買ったアサリに豆乳を与えて育てたら…… 数日後の摩訶不思議な変化に「面白い」「ちゃんと豆乳を食べてた?」
  9. 祖母から継いだ築80年の古家で「謎の箱」を発見→開けてみると…… 驚きの中身に「うわー!スゴッ」「かなり高価だと思いますよ!」
  10. 「ゆるキャン△」のイメージビジュアルそのまま? 工事の看板イラストが登場キャラにしか見えない 工事担当者「狙いました」
先月の総合アクセスTOP10
  1. フワちゃん、弟の結婚式で卑劣な行為に「席次見て名前覚えたからな」 めでたい場でのひんしゅく行為に「プライベート守ろうよ!」の声
  2. 親が「絶対たぬき」「賭けてもいい」と言い張る動物を、保護して育ててみた結果…… 驚愕の正体が230万表示「こんなん噴くわ!」
  3. 水道検針員から直筆の手紙、驚き確認すると…… メーターボックスで起きた珍事が300万再生「これはびっくり」「生命の逞しさ」
  4. フワちゃん、収録中に見えてはいけない“部位”が映る まさかの露出に「拡大しちゃったじゃん」「またか」の声
  5. スーパーで売れ残っていた半額のカニを水槽に入れてみたら…… 220万再生された涙の結末に「切なくなった」「凄く感動」
  6. 桐朋高等学校、78期卒業生の答辞に賛辞やまず 「只者ではない」「感動のあまり泣いて10回読み直した」
  7. 「これは悲劇」 ヤマザキ“春のパンまつり”シールを集めていたはずなのに…… 途中で気づいたまさかの現実
  8. 「ふざけんな」 宿泊施設に「キャンセル料金を払わなくする方法」が物議 宿泊施設「大目に見てきたが厳格化する」
  9. がん闘病中の見栄晴、20回以上の放射線治療を受け変化が…… 「痛がゆくなって来ました」
  10. 食べ終わったパイナップルの葉を土に植えたら…… 3年半後、目を疑う結果に「もう、ただただ感動です」「ちょっと泣きそう」