枚方市のペット霊園が突如閉鎖で物議 山積みの遺骨や墓標に利用者から悲痛な声「自然葬の子はどこへ……」

大阪府枚方市のペット霊園「宝塔」。現在電話も通じない状態です。

» 2017年04月21日 16時30分 公開
[イッコウねとらぼ]

 突如閉鎖になったペット霊園に掘り返された骨や墓標らしき残骸が捨てられていたとして、大阪府枚方市のペット霊園「宝塔」に批判が集まっています。Twitterに投稿された画像には「1月末で閉園しました」「整地の後、地権者にお返しします」「H29.4月より工事に入ります」などと書かれた張り紙や、山積みになった骨などが写されていました。

 霊園の中には利用者が書いたとみられる「自然葬の子達はどこへ行ったのか教えて下さい」「燃えた山の横に遺骨の山があります」などのメッセージも残されていました。宝塔のサイトは現在も閲覧可能ですが、ここでは閉園についてのアナウンスはなく、問い合わせ先として記載されている電話番号も通じない状態になっています。ツイートの投稿者はこれらのことを踏まえ「恐らく多くの利用者に知らされていない。霊園に入れる事を何だと思ってるのだろう?」と語っています。


ペット 残されていた張り紙

ペット 悲痛なメッセージも

 宝塔は創業20周年を超えるペット霊園。一般葬(火葬・納骨)が1万円から4万円、自然葬(埋葬)が1万円から3万円ほどの一般的な料金となっており、ペット葬儀社検索サイト「ペット葬儀マップ」へ過去に寄せられた口コミでは「料金以上の事をしてくださり感謝しかありません」「私は宝塔にお願いして良かったです」などの声が見られました。

 ペット霊園の設置は各自治体の条例によって「申請者が所有する土地であること」(神奈川県相模原市)などの規制が設けられる場合がありますが、枚方市環境総務課によると、枚方市にはペット霊園の許可を所管する部署がなく、他の法令に触れない限りは設置について専属する手続きは不要になっていたとのこと。また、宝塔の閉鎖にあたって廃棄物(※)が出たという相談はなく、愛玩動物担当や通常の墓地を担当する部署にも相談はなかったそうです。

※廃棄物のカテゴリーにペットの死骸は該当しない。

 元となったツイートは1万6000RTを突破し広く拡散。投稿者は「突然の閉鎖で利用者が戸惑っていました。ネットやメディアで声を上げる人が見つからなかったので(問題提起のために)Twitterを使いました」と語っています。


ペット

ペット

画像提供:蜂蜜禰悶(@hgd2525)さん

関連キーワード

ペット | お墓 | 閉鎖 | Twitter | 葬儀


Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

昨日の総合アクセスTOP10
  1. /nl/articles/2412/18/news202.jpg 「何言ったんだ」 大谷翔平が妻から受けた“まさかの行動”に「世界中で真美子さんだけ」「可愛すぎて草」【大谷翔平激動の2024年 「家族愛」にも集まった注目】
  2. /nl/articles/2412/20/news023.jpg 60代女性「15年通った美容師に文句を言われ……」 悩める依頼者をプロが大変身させた結末に驚きと称賛「めっちゃ若返って見える!」
  3. /nl/articles/2403/21/news088.jpg 「庶民的すぎる」「明日買おう」 大谷翔平の妻・真美子さんが客席で食べていた? 「のど飴」が話題に
  4. /nl/articles/2412/21/news038.jpg 皇后さま、「菊のティアラ」に注目集まる 天皇陛下のネクタイと合わせたコーデも……【宮内庁インスタ振り返り】
  5. /nl/articles/2412/21/news056.jpg 真っ黒な“極太毛糸”をダイナミックに編み続けたら…… 予想外の完成品に驚きの声【スコットランド】
  6. /nl/articles/2412/21/news088.jpg 71歳母「若いころは沢山の男性の誘いを断った」 信じられない娘だったけど…… 当時の姿に仰天「マジで美しい」【フィリピン】
  7. /nl/articles/2412/20/news096.jpg 新1000円札を300枚両替→よく見たら…… 激レアな“不良品”に驚がく 「初めて見た」「こんなのあるんだ」
  8. /nl/articles/2412/18/news015.jpg 家の壁に“ポケモン”を描きはじめて、半年後…… ついに完成した“愛あふれる作品”に「最高」と反響
  9. /nl/articles/2412/15/news031.jpg ザリガニが約3000匹いた池の水を、全部抜いてみたら…… 思わず腰が抜ける興味深い結果に「本当にすごい」「見ていて爽快」
  10. /nl/articles/2412/17/news195.jpg 「ほぼ全員、父親が大物芸能人」 奇跡的な“若手俳優の集合写真”が「すごいメンツ」と再び話題 「今や全員主役級」
先週の総合アクセスTOP10
  1. ザリガニが約3000匹いた池の水を、全部抜いてみたら…… 思わず腰が抜ける興味深い結果に「本当にすごい」「見ていて爽快」
  2. ズカズカ家に入ってきたぼっちの子猫→妙になれなれしいので、風呂に入れてみると…… 思わず腰を抜かす事態に「たまらんw」「この子は賢い」
  3. フォークに“毛糸”を巻き付けていくと…… 冬にピッタリなアイテムが完成 「とってもかわいい!」と200万再生【海外】
  4. 鮮魚スーパーで特価品になっていたイセエビを連れ帰り、水槽に入れたら…… 想定外の結果と2日後の光景に「泣けます」「おもしろすぎ」
  5. 「申し訳なく思っております」 ミスド「個体差ディグダ」が空前の大ヒットも…… 運営が“謝罪”した理由
  6. 「タダでもいいレベル」 ハードオフで1100円で売られていた“まさかのジャンク品”→修理すると…… 執念の復活劇に「すごすぎる」
  7. 母親から届いた「もち」の仕送り方法が秀逸 まさかの梱包アイデアに「この発想は無かった」と称賛 投稿者にその後を聞いた
  8. ある日、猫一家が「あの〜」とわが家にやって来て…… 人生が大きく変わる衝撃の出会い→心あたたまる急展開に「声出た笑」「こりゃたまんない」
  9. 友人のため、職人が本気を出すと…… 廃材で作ったとは思えない“見事な完成品”に「本当に美しい」「言葉が出ません」【英】
  10. セレーナ・ゴメス、婚約発表 左手薬指に大きなダイヤの指輪 恋人との2ショットで「2人ともおめでとう!」「泣いている」
先月の総合アクセスTOP10
  1. 「何言ったんだ」 大谷翔平が妻から受けた“まさかの仕打ち”に「世界中で真美子さんだけ」「可愛すぎて草」
  2. 「絶句」 ユニクロ新作バッグに“色移り”の報告続出…… 運営が謝罪、即販売停止に 「とてもショック」
  3. 「飼いきれなくなったからタダで持ってきなよ」と言われ飼育放棄された超大型犬を保護→ 1年後の今は…… 飼い主に聞いた
  4. アレン様、バラエティー番組「相席食堂」制作サイドからのメールに苦言 「偉そうな口調で外して等と連絡してきて、」「二度とオファーしてこないで下さぃませ」
  5. 「明らかに……」 大谷翔平の妻・真美子さんの“手腕”を米メディアが称賛 「大谷は野球に専念すべき」
  6. 「やはり……」 MVP受賞の大谷翔平、会見中の“仕草”に心配の声も 「真美子さんの視線」「動かしてない」
  7. ドクダミを手で抜かず、ハサミで切ると…… 目からウロコの検証結果が435万再生「凄い事が起こった」「逆効果だったとは」
  8. 「母はパリコレモデルで妹は……」 “日本一のイケメン高校生”グランプリ獲得者の「家族がすごすぎる」と驚がくの声
  9. 「ごめん母さん。塩20キロ届く」LINEで謝罪 → お母さんからの返信が「最高」「まじで好きw」と話題に
  10. 「真美子さんさすが」 大谷翔平夫妻がバスケ挑戦→元選手妻の“華麗な腕前”が話題 「尊すぎて鼻血」