やしろあずきの調査―― 中二病って本当に中学2年生で発症するの? 現役中学教師に聞いてみた!(前編)(1/4 ページ)

日本一「中二病」と触れ合うことが多い職業、現役中学教師に突撃取材。

» 2017年05月13日 12時00分 公開
[やしろあずきねとらぼ]

 こんにちは。やしろあずきです。


やしろあずきの調査

 さて、皆さまは「中二病」をご存じでしょうか。

 ここを見に来ているような人であればたいていの人は知っていると思うのですが、一応説明をしておくと中二病とは、

「中学2年生頃(ごろ)の思春期に見られる、背伸びしがちな言動を自虐する語。転じて、思春期にありがちな自己愛に満ちた空想や嗜好などを揶揄(やゆ)したネットスラング」(Wikipediaより)

……というものらしい。ちなみに「病」と付いていますが医学的な意味での病気や精神疾患とは関係ないそうです。詰まるところただの痛い人ということです。

 まあ、授業中にテロリストが教室に押し入って来た所を自分が救世主となり皆を救う妄想だとか、格好良いと思って眼帯を付けてみたりだとか、マッキーで身体中にタトゥーもどきを描いてみたりだとか、自分は堕天使の生まれ変わりだと本気で思い込んだりとか……。

やしろあずきの調査 男の子は誰もがこの妄想してると思う

 こういったこともまとめて「中二病」と言ってしまえると思います。読者の皆さまも何か思い当たることがあるのではないでしょうか。

 ……ちなみに上記にあげた例の眼帯とマッキータトゥーと堕天使は全部僕のことです。

 そう、ぶっちゃけもう僕の記事を読んでくれている人は十分すぎるほど知っているとは思うんですが、僕は中学時代生粋の、純度100%の中二病罹患者だったのです。

やしろあずきの調査 中学2年生ごろの僕

 さて、そんな中二病のスペシャリストであった僕は思ったのです。

 「中二病ってWikipediaにも書いてあるように中学2年生ごろの思春期になったら絶対発症するものなのか?」と。

 ちなみに僕が完全なる中二病として開花したのは小学生気分が抜けきった中学2年生ごろ。そのときにつるんでいた当時僕が神聖騎士団員と呼んでいた中二病仲間たちも大体皆中学2年ごろに中二病としての道を歩み始めていました。

 だけど! よくよく思い返してみるとクラスメイトの中には全く中二病っぽくない奴も多数存在していたと思うんですよ。手に紋章が描いてない昼休みにバスケとかやってて女の子にキャーキャー言われてるような奴とか。

 それってつまり「中学2年になっても中二病を発症していない人間」もいる可能性があるということですよね? もしそうだとすれば中二病にならずに済む方法だってあるに違いありません。

 僕だってそりゃ放課後体中にマッキーで紋章を描いたらそれが落ちず、しょうがなくそのまま家に帰ってる途中に別中のヤンキーにめちゃくちゃ絡まれるような中学生活よりは、昼休みにバスケをやって女子にモテる中学生活を送りたかったです。

やしろあずきの調査 50円取られました

 もし……もし中二病にならずに済む方法があるならそれを広めて1人でも多く僕のような被害者を減らしたい……。

 そこでまず、偶然同窓会で遭遇してLINEを交換していた、実際に中学時代昼休みにバスケをやって女子にモテてたタイプの元同級生中二病じゃなかったのか、もしそうであればなんで中二病にならずに済んだのかを直接聞いてみることにしました。


やしろあずきの調査

 本人的には中二病だった自覚があるらしいが、さて……。


やしろあずきの調査


やしろあずきの調査

やしろあずきの調査

 はい。想像以上にアレなことをカミングアウトされたので、会話はここまでにしました。

 なるほど、僕とはまた別ジャンルの所で彼も黒歴史を量産していたようです。

 これも完全に中二病の一種だと思って良いと思います。マジでLINEブロックしそうになったわ。



 ……ということで、その他数人の元同級生にも同じように話を聞いてみたのですが、皆が皆一見中二病とは無縁そうだったけど実は割と中二病してたことが分かりました。

 やはり中二病とは中学2年生からは切っても切り離せない存在なのでしょうか。

 人により程度の違いはあれど、中学2年生に進級するとともに今後の人生にずっと付きまとう汚点を作ってしまうことを人は諦める他ないのでしょうか……?


 ……いや、そんなハズはない。

 きっと中学2年になっても中二病を発症せず、まっさらな気持ちでスクールライフを楽しんでいる中学生だっているはずです!!

 でもそんな中学生どうやって探せば……むしろ中二病はなんで中学2年生に発症するんだろう……いろいろ聞いてみたい……一体誰に聞けば……。

 中二病に詳しい……中学生に詳しい……中学生と常に一緒にいる……ん? そうか……そうだ!!!


 先生に聞こう!!!


 ……というわけで!!! 中二病を発症しない中学生はいるのか、中二病とはそもそも一体なんで発症するモノなのかなどなど……中二病について気になるアレやコレを……

現役中学教師の方に聞いてみることにしました!!!

       1|2|3|4 次のページへ

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

昨日の総合アクセスTOP10
  1. /nl/articles/2411/19/news150.jpg 「情報を漏らされ振り回され……」とモデラー“限界声明” Vtuberのモデル使用権を剥奪 「もう支えられない」「全サポート終了」
  2. /nl/articles/2411/20/news028.jpg 「うどん屋としてあるまじきミス」→臨時休業 まさかの“残念すぎる理由”に19万いいね 「今日だけパン屋さんになりませんか」
  3. /nl/articles/2411/20/news224.jpg “ドームでライブ中”に「76万円の指輪紛失」→2日後まさかの展開に “持ち主”三代目JSBメンバー「誰なのか探しています」
  4. /nl/articles/2411/19/news169.jpg 高畑充希と結婚の岡田将生、インスタ投稿めぐり“思わぬ議論”に 「わたしも思ってた」「普通に考えて……」
  5. /nl/articles/2411/20/news031.jpg 「本当に同じ人!?」 幼少期からイボをいじられていた男性→美容師の“お任せカット”が衝撃 「めちゃくちゃ大変身」
  6. /nl/articles/2411/19/news022.jpg 「おててだったのかぁああああ」「同じ解釈の人いた笑笑」 ピカチュウの顔が“こう見えた”再現イラストに共感続々、464万表示
  7. /nl/articles/2411/20/news042.jpg 「腹筋崩壊」 ハスキーをシャンプー&パックしたら…… “予想外のハプニング”に「こ〜れは大変だわ」「沼にでも落ちたのかとwww」
  8. /nl/articles/2411/20/news216.jpg “歌姫”ののちゃん、6歳現在の姿に驚きの声「あれっ!?」「ビックリしてます!」 2歳で「童謡こどもの歌コンクール」銀賞受賞
  9. /nl/articles/2411/20/news041.jpg 黄ばみのある68年前のウエディングドレスを修復すると…… 生まれ変わった姿に「泣いた」「受け継ぐ価値のあるドレス」
  10. /nl/articles/2411/18/news107.jpg 走行中の車から同じ速さで後方へ飛び降りると? 体を張った実験に反響「問題文が現実世界で実行」【海外】
先週の総合アクセスTOP10
  1. 「飼いきれなくなったからタダで持ってきなよ」と言われ飼育放棄された超大型犬を保護→ 1年後の今は…… 飼い主に聞いた
  2. ドクダミを手で抜かず、ハサミで切ると…… 目からウロコの検証結果が435万再生「凄い事が起こった」「逆効果だったとは」
  3. 「明らかに……」 大谷翔平の妻・真美子さんの“手腕”を米メディアが称賛 「大谷は野球に専念すべき」
  4. まるで星空……!! ダイソーの糸を組み合わせ、ひたすら編む→完成したウットリするほど美しい模様に「キュンキュンきます」「夜雪にも見える」
  5. 妻が“13歳下&身長137センチ”で「警察から職質」 年齢差&身長差がすごい夫婦、苦悩を明かす
  6. 人生初の彼女は58歳で「両親より年上」 “33歳差カップル”が強烈なインパクトで話題 “古風を極めた”新居も公開
  7. 「ごめん母さん。塩20キロ届く」LINEで謝罪 → お母さんからの返信が「最高」「まじで好きw」と話題に
  8. 互いの「素顔を知ったのは交際1ケ月後」 “聖飢魔IIの熱狂的ファン夫婦”の妻の悩み→「総額396万円分の……」
  9. ユニクロが教える“これからの季節に持っておきたい”1枚に「これ、3枚色違いで買いました!」「今年も色違い買い足します!」と反響
  10. 中央道から「宇宙戦艦ヤマト」が見える! 驚きの写真がSNSで注目集める 「結構でかい」「どう見てもヤマト」 撮影者の心境を聞いた
先月の総合アクセスTOP10
  1. 50年前に撮った祖母の写真を、孫の写真と並べてみたら…… 面影が重なる美ぼうが「やばい」と640万再生 大バズリした投稿者に話を聞いた
  2. 「食中毒出すつもりか」 人気ラーメン店の代表が“スシローコラボ”に激怒 “チャーシュー生焼け疑惑”で苦言 運営元に話を聞いた
  3. フォロワー20万人超の32歳インフルエンサー、逝去数日前に配信番組“急きょ終了” 共演者は「今何も話せないという状態」「苦しい」
  4. 「顔が違う??」 伊藤英明、見た目が激変した近影に「どうした眉毛」「誰かとおもた…眉毛って大事」とネット仰天
  5. 「ごめん母さん。塩20キロ届く」LINEで謝罪 → お母さんからの返信が「最高」「まじで好きw」と話題に
  6. 星型に切った冷えピタを水に漬けたら…… 思ったのと違う“なにこれな物体”に「最初っから最後まで思い通りにならない満足感」「全部グダグダ」
  7. 「泣いても泣いても涙が」 北斗晶、“家族の死”を報告 「別れの日がこんなに急に来るなんて」
  8. ジャングルと化した廃墟を、14日間ひたすら草刈りした結果…… 現した“本当の姿”に「すごすぎてビックリ」「素晴らしい」
  9. 母親は俳優で「朝ドラのヒロイン」 “24歳の息子”がアイドルとして活躍中 「強い遺伝子を受け継いだ……」と注目集める
  10. 「幻の個体」と言われ、1匹1万円で購入した観賞魚が半年後…… 笑っちゃうほどの変化に反響→現在どうなったか飼い主に聞いた