やしろあずきの調査―― 中二病って本当に中学2年生で発症するの? 現役中学教師に聞いてみた!(前編)(4/4 ページ)
中二病の「個人差」
「そうですね。ただ人によってその中二病的な考えや妄想をどこまで表に出すかの違い……個人差ですね。それがかなりあると思います。なのでそういった所で全然中二病じゃない感じの人とガッツリ中二病な人の差が出るんじゃないでしょうか」
「つまり、中学生にして恋人がいて昼休みにバスケとかやってキャーキャー言われちゃってるような人でも、家に帰ればノートに魔法陣を描いて自分が考えた召喚獣に名前とか付けている可能性もあるってことですよね?」
「あるでしょうね」
「それが聞けてよかった」
「あ、ただ昔に比べて今は中二病を表にガッツリ出している人は減った気がします」
「何でですか?」
「インターネットで中二病って言葉が一般的に使われるようになったからじゃないですかね……今の子は普通にネット見ますし、あ、こういうのって恥ずかしいことなんだ……とか自分で理解して自分の中だけで中二欲求を抑えちゃう子とかも多いんじゃないかと思います」
「インターネットに救われている」
「普通に『中二病〜!!』っていじられてる男子とかいますからね」
「生まれる時代を間違えてたら確実に僕もそうなっていた」
やしろあずきの中二病時代って?
「……さっきからちょくちょく気になるんですけど、やしろさんも割とぶっとんだ中二病だったんですか?」
「……そうか……先生には僕のことをただのねとらぼのライターだとしか紹介していませんでしたね……」
「は、はぁ……」
「……この間のネカマの記事で相当の恥をかいたから、もうこれ以上の恥はねとらぼじゃかきたくないと思ってましたが……いいでしょう。僕の中学時代の話……聞かせてあげましょう。そして僕がどのタイプの中二病だったか……どのぐらい中二病度が高かったのか先生に診断してもらいましょう!!」
「い、いいですけど……」
「というか僕と同じレベルの人がいたのか聞きたい。6年もやってるはずだったら絶対にいるはずですから!!!!」
「そこまで酷かったんですか……」
「10人に話したら10人にドン引きされるぐらいにはひどかったです」
……というわけで前編はここまでになります!
中二病には色々な種類があって、大体どれかしらの症状に皆引っかかっているというのは非常に興味深い話でした。
確かに、程度は違えどあの年代の子は皆「自分は他とは違う」という意識を持っていたと思いますし、皆どっかで中二病に引っかかっていたんだなーと思うと少しだけ過去の黒歴史が浄化されたような気分になりました。
まあ僕はその中でも群を抜いて最悪の引っかかり方をしているという自覚はありますが。
……さて次回、後編はそんな僕の最悪の中二病時代を先生に赤裸々に晒(さら)して分析してもらいます。更に自分の子どもが中二病になったらどうすればいいのかと悩んでいる人のタメにもなる、中二病罹患者への対処法や先生が6年間に渡る中学生活で体験してきた実際にいた中二病の話、大人になっても中二病が抜けない人はなぜ存在するのかなど! 気になる中二病の話と触れられたくない僕の話にガンガン触れていこうと思っています!
それではまた後編で! お楽しみに!
後編
やしろあずきの調査―― 中二病って本当に中学2年生で発症するの? 現役中学教師に聞いてみた!(後編)
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