幹事必見! クイズ王イザワが教える「絶対にスべらない余興クイズ」の作り方(1/2 ページ)
クイズ王が説く「余興王」への道。
こんにちは、自称クイズ王の伊沢です。先日「東大王」というテレビ番組で優勝して他称東大王の自称クイズ王となりました。
突然ですが、「余興」ってつまらなくないですか? 宴会とか交流会でやる、あの余興です。
春には多くの交流会が開かれますから、そのような経験をされた方も多いでしょう。6月には結婚式も増えます……まさに前門の虎、後門の狼!
一発芸大会なら見ている分にはまだいい。でも、クイズ大会などは幹事の腕がモロに反映されて、キツいものはキツい。参加者同士も遠慮しあって会話が弾まない。「わ、分かります?」「いや〜……ちょっと」みたいな。
でもいいの。つまらなくてもそこそこ知り合いと打ち解けることはできるから。宴会を企画した感は出るから。それでも残る、「あ、余興ね。ウンウン分かった、参加したろうじゃないの」という雰囲気。
参加者ならまあいいとして、いざ自分が幹事に回ると、気になるものですよね。
やるからには成功させたい。あわよくば後輩女子から「面白かったです〜!」なんていわれてイイ感じの会話に持っていきたい。
ということで、クイズ大会の開催経験も豊富な私・伊沢が、スベらない余興クイズ大会のやり方をここで伝授いたしましょう! この通りにやれば交流が深まること請け合い、全国津々浦々の宴会幹事様必見でございます!
「短く」て「仲間はずれを作らない」企画は成功する!
つまらないとはいえ、「マジで引いた」「途中で帰りたくなった」という露骨にダメな余興クイズってない気がします。
「余興 クイズ つまらない」などと検索しても、出てくるのは結婚式の話がメイン。しかも、クイズ大会が激しくやり玉に上がるようなケースはほとんどありませんでした。
じゃあ逆に、面白い余興クイズはあるのか? と思い、「余興 クイズ 面白い」で検索してみましたが、こちらも成果なし。ほとんどがやり方を指南する内容ばかりで似たり寄ったり。「最高の余興だったぜ!」的な体験談はありません。
つまるところ、余興でやるクイズ大会は「ビミョー」なケースが多いわけです。でも、楽しみにはしてたから、48点かなぁ……みたいな。
寝た子を起こすな感もありますが、逆にいえばここで結構いい企画をすれば、目立つこと間違いなしです。がぜん余興でクイズをやりたくなってきました。
とはいえ、最低限ドン滑りしないことは大切。いろいろな先達の挑戦を(Webで)確認し、僕が達した「微妙につまらないクイズの原因」は主に以下の2つです。
(1)問題のバランスが悪い、問題がつまらない
(2)参加しづらい、やる気が出ない
さて、これらをマジメに、クイズ王的に解説していきましょう。
まず(1)。多くの余興は、会社なり身内なりのパーソナルな問題と、一般常識や芸能知識などの問題をミックスして行われます。ここで、内輪ネタが多すぎたり、一般常識が難しすぎたりして、分からない問題が連続してしまうと白けます。逆にカンタンすぎても差がつかないのでダレますよね。ある掲示板に「結婚式で新郎新婦が所属していたサークルに関するクイズばかりが出て白けた」という書き込みを見つけ、人ごとながら「これは恐ろしい……」と思いました。
次に(2)。多くのクイズ余興はチーム戦で行われていますが、チームの人数が多いと自然と参加できない人が出てきます。また、得点の状況が分からなかったり、やたら長くテンポが悪かったり、というのも致命傷です。このあたりのことって、準備段階では気付きづらいので意外とやりがちなミスなんです。
これらを総合すると、大事なのは「短さ」と「仲間はずれを作らない」ことだといえます。知らない問題が長く続くことやそもそも問題数が多い事態はダレを生みます。一部だけが盛り上がっているパターンや参加しなくてもいい人が出てくる場合も、空気がよどんできます。
最低限、このあたりを避けることができれば企画としては成立するのではないでしょうか。
え、ちょっとマジメすぎる? いやいや、余興王への道は険しくツラいもの。論点がずれていても気にせず邁進(まいしん)です。しかもここまではまだ最低限レベル。いよいよここから「クイズ王流」のメソッドを発揮していきます。
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