大人気打ち切りマンガ『ポプテピピック』 ポプ子とピピ美のキュートさを見直したい:あのキャラに花束を
ピュアな中学生の青春友情物語、かもしれない。
スラップスティックナンセンス4コマ『ポプテピピック』(大川ぶくぶ)。大人気です。版元の竹書房さんいわく、LINEスタンプは単行本より売れているという事実があるほどの人気っぷり(関連記事)。コラボカフェが開かれたり、グッズが販売されたり、アニメ化まで決定しました。でも「SECOND SEASON」は最終回を迎えました。
今回は憎いあンちくしょうな2人組、ポプ子(丸い方)とピピ美(長い方)をご紹介。
「ポプテピピック」ってなんなん?
「ポプテピピック」は、ネットとの相性がかなりいい。というのも、パロディーネタが多く、煽り力がとても高いからです。
有名なのは、「NEW GAME!」の「今日も一日がんばるぞい」をまんまパクったネタ。
竹書房のコメントは「まさか身内からこんな恥知らずが出るとは」。1巻では「ラッスンゴレライ」や「うまるちゃん」などを、2巻では「ポケモンGO」「セクシーに塩をふる人」など新鮮なネタを、堂々と使用。なお「がんばるぞい」は相当ポプ子のお気に入りなのか、あらゆるバリエーションで何度も使っています。元の『NEW GAME!』は1回しか使ってないのに。
この攻めの姿勢、スタンプ化したときの使い勝手が尋常じゃなく良い。「二度とやらんわこんなクソゲー」「そういうの一番きらい」「クソリプ」「君さぁ、プライドなさすぎちゃう?」これは押したくなる。基本全方向にケンカを売る、オラオラヤンキー感がたまりません。ぼくは主に、格ゲ―のオンライン対戦で煽るために使っています。
意外とさみしがりやのポプ子
単純に見た目がかわいらしい2人。マンガが回を重ねるごとに、思ったより(失礼)人間っぽい部分があるのが見えてきます。
まず、暴れん坊ポプ子。このマンガで最初にトンチキなことをやらかすのはこっち。パクリを我慢できないのもこっち。竹書房を破壊したのもこっち。
そんな彼女、かなりのさみしがりや。ピピ美にかまってほしくてしかたない。
何かしらパロディーやギャグを言い出すのは彼女の方。1人の時でも大暴れする彼女ですが、2人いるときはピピ美とキャッチボールをするかのような信頼関係でトークを繰り広げます。
なので、たまーにピピ美が話を聞いていない場合、ものすごくかまってちゃんになる。上のページの会話の仲の良さ、2人が14歳だったのを思い出させてくれます。
世の中のチャラチャラした風潮と「サブカルクソ女」が大嫌いなポプ子。ところがピピ美が肯定すると、するっと流されがち。どうやら「自分の好き嫌い<ピピ美」のよう。
ポプ子のあらゆる罵倒は、ピピ美と楽しく過ごすための理由なんじゃないか、という気すらしてきます。子どもが母親に甘えているような。
ピピ美に「私のほうが先に大人になっちゃったらどうするか考えといて」と言われたとき、ぼうぜん自失となる彼女。普通に幼くてかわいい。ピピ美をつついて笑わせて喜ぶポプ子なんて、本当に純な少女です。
ピピ美になにかあると、かなり心配するポプ子。けがをしたとき、はぐれたとき。普段は(パロディーネタのプレッシャー以外は)不安を抱いた生活をしていないだけに、ピピ美に対してだけ心が揺らぐ彼女の姿は、印象に残ります。
母なる大地ピピ美
一方ピピ美の安定感はちょっとすごいものがある。ピピ美は1巻最序盤で、ポプ子に「いっぱいちゅき」と告白済み。のんきなので、1巻最終回でも竹書房は壊していません。
ポプ子がノリと勢いで動いているのに対し、かっちり考えて動くのがピピ美。ポプ子を喜ばせるだけのために、踊りやスモークなど登場演出を準備するほどの、生粋のエンターテイナーです。
やんちゃにネタをふってくるポプ子の暴投気味な話題を、しれっと受け止めてさらに面白くさせる。何回か格闘ゲームの当身(餓狼のギースとGGのアクセル)ネタを彼女がやっているのは、彼女の性格そのもの。
ポプ子のことはものすごくかわいがっており、彼女がちょっとでもバカにされようものなら、相手をぶっ殺しかねない一面も。一緒にいるときはいろいろ考えた上で、ポプ子(ピピ美はポプちんと呼ぶ)が喜ぶベストを選び続けています。
ピピ美はポプ子以上に世間に辛辣。なんだけども、ポプ子を悲しませることだけはしない。もっともポプ子もタフなので、よっぽどのことがない限り文句言っても負けませんが、一線は踏まえている。
「エイサイハラマスコイおどり」をポプ子が考えたとき、さすがに流行らないのはわかっていても、ピピ美は喜んでほしいから、肯定しました。まれにピピ美のツッコミでポプ子が泣くこともありますが、そこもきっちりフォローします。友人……母と子……いやおばあちゃんと孫みたいだ。
2人の性格がかなりはっきり出ているのが、第295回。「これしってる?」とネタフリをしてきたポプ子、彼女としてはオチとして「ロードローラーだッ」(「ジョジョの奇妙な冒険」のDIOのパロディー)をするつもりだった。ところがネタを言う前に、自分でネタに笑ってしまった。それを見たピピ美「かっわいい~」。これが「割れ鍋に綴じ蓋」な関係なんだろうなあ。
2人の友情青春物語としてみると、シュールなネタも、仲を深めるいいエッセンスなのではないかとすら思えてしまうのです。
(たまごまご)
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
最初に軽く結ぶだけで…… 2000万再生された“マフラーの巻き方”に反響「これは使える」「素晴らしいアイデア」【海外】
163センチ、63キロの女性が「武器はメイクしかない」と本気でメイクしたら…… 驚きの仕上がりに「やっば、、」「綺麗って声でた」
年の差21歳で「夫は娘の同級生」 “両親大激怒”で結婚は猛反発されるも……“まさかの行動”で説得
1歳双子の姉が退院日、妹と再会する“瞬間”が「涙出ちゃった」と大反響 あれから約9カ月後……現在を聞いた
山で発見したサワガニ、「どうやって生きてきた!?」と目を疑う状態で…… 連れ帰った後の“驚きの行動”に「泣いた」「これは目が離せない」
スーパーで買ったロブスターを、アワビと一緒に育てたら…… 「スゴすぎ」“予想外の展開”が150万再生「感動しました」
「14歳でレコ大受賞」 人気アイドルがセクシー女優に転身した理由明かす 家族、メンバー、ファンの“意外な反応”
「これすごい」 飛行機のエコノミークラスに搭乗→“まさかの機内食”に思わず二度見 投稿者に話を聞いた
穴が開いたユニクロのカシミヤニットを“いったん解いて”リメイクしたら…… 息をのむほどの仕上がりへ「びっくりした!」「人間ってすげーな」
コメダ珈琲店で朝、ミックスサンドとコーヒーを頼んだら…… “とんでもない事態”に爆笑「恐るべし」「コントみたい」
- パパに抱っこされる娘、13年後の成人式に同じ場所とポーズで再現したら…… 「お父さん若返った?笑」「時止まってる」2人の姿に驚き
- 古いバスタオルをザクザク切って縫い付けると…… 目からウロコの再利用に「すてきなアイデア」【海外】
- 14歳のとき、親友の兄と付き合うことになった女性→13年後…… “まさかの結末”に「韓国ドラマみたい」【海外】
- リンゴを1年間、水の中で放置→顕微鏡で見てみたら…… 衝撃の実験結果に「これはすごい」「息をのみました」【海外】
- 海釣り中、黒猫に「ちょっと来い」と呼び出された釣り人 → 付いて行くと…… 運命のような保護から2年、飼い主に話を聞いた
- “駐車場2台分”の土地に、建築家の夫が家を建てたら…… “とんでもない空間”に驚き「すごい。流行る」
- 「なんだこの暗号は……」 マクドナルドの“大人だけが読めるメッセージ”が410万表示「懐かしい~」「読める人同世代w」
- 着陸する戦闘機を撮ったはずが…… タイミングが絶妙すぎる1枚に「一部の専門家には貴重な一枚」 投稿者に話を聞いた
- ズボラ母が5人分サンドイッチを爆速で作ったら…… 目からウロコの時短テクと美しい仕上がりに「信じられない」
- 【今日の計算】「7-2×0+9」を計算せよ
- ドブで捕獲したザリガニを“清らかな天然水”で2週間育てたら…… 「こりゃすごい」興味深い結末が195万再生「初めて見た」
- 「配慮が足りない」 映画の入場特典で「おみくじ」配布→“大凶”も…… 指摘受け配給元謝罪「深くお詫び」
- 母「昔は何十人もの男性の誘いを断った」→娘は疑っていたが…… 当時の“モテ必至の姿”が1170万再生「なんてこった!」【海外】
- 風呂に入ろうとしたら…… 子どもから“超高難易度ミッション”が課されていた父に笑いと同情 「父さんはどのようにしてこのお風呂に入るのか」
- 母親から届いた「もち」の仕送り方法が秀逸 まさかの梱包アイデアに「この発想は無かった」と称賛 投稿者にその後を聞いた
- 市役所で手続き中、急に笑い出した職員→何かと思って横を見たら…… 衝撃の光景が340万表示 飼い主にその後を聞いた
- 「ごめん母さん。塩20キロ届く」LINEで謝罪 → お母さんからの返信が「最高」「まじで好きw」と話題に
- DIYで室温が約10℃変わった「トイレの寒さ対策」が310万再生 コスパ最強のアイデアへ「天才!」「これすごくいい」
- 「こんなおばあちゃん憧れ」 80代女性が1週間分の晩ご飯を作り置き “まねしたくなるレシピ”に感嘆「同じものを繰り返していたので助かる」
- 岡田紗佳、生配信での発言を謝罪 「とても不快」「暴言だと思う」「残念すぎ」と物議