カキの身を一切使わない「ほぼカキフライ」爆誕 魚のすり身でカキの味と食感を再現、そのお味は
練り物で作れないものは無い気がしてきた。
カキフライの味、食感、見た目を魚肉練り物で再現した商品「ほぼカキフライ」が、9月にカネテツから全国発売されました。カニやウナギなどいろんな疑似製品が生まれてきた練り物界――まさかカキフライまで登場するとは。
カネテツでは「ほぼカニ」「ほぼホタテ」「ほぼエビフライ」と魚介類の味わいを練り物で楽しめる“ほぼ”シリーズを手掛けてきました。ほぼカキフライはその第4弾。スケトウダラのすり身に豆腐を配合し、カキのぷりっとした身と滑らかな肝、2層の異なる食感を再現。一口目でカキのうま味や独特の苦味、さらにはアオサノリによる磯の香りが口に広がります。もちろん練り物業界でカキフライは初。1パック5個入りで税込270円です。
現物を入手したので、編集部6人で食べてみました。外側は衣に覆われているので完全にカキフライにしか見えません。ほぼカキフライのためだけに開発したという付属の「特製タルタルソース」に付けていただきます。
おお、かじった瞬間にカキの独特のエグみと磯の風味が口の中に! 噛んでみると、あの本物のぷりぷり感には程遠いですが、外側の層(身)の弾力感から内側の層(肝)の柔らかい部分に差し掛かったときの歯ごたえはなかなかのもの。油っこくなった口内にカキの風味が残った後味はまさに“ほぼカキフライ”でした。これが練り物なのか……。
他の意見は「カキフライはソース派なのでかけてみたら、個人的には7割カキフライだった」「カキのパンチの効いた濃厚さが足りていない気がするけど、かえってエグみが嫌いな人には程よいのでは」「“水で薄めたカキフライ”といった印象。まだ練り物界のカキフライは黎明期、未来を感じた」と個人差があるもよう。カキのぷりっぷり感を求める人からは「食感がどうしても物足りない」「風味は近いんだけど弾力が全然違う」と厳しい声が上がっていました。このあたりはまだ課題なのかもしれません。
「本物のカキじゃないから、絶対にお腹に当たらないのは大きいのでは」「フライ製品なのに賞味期限が一週間くらい持つのはありがたい」と、練り物だからこそのメリットに好反応を示す人も。1個あたり約50円という安さ含め、一般家庭の食卓やお弁当で重宝されそう。
しかしカキフライを練り物で再現するという、無謀のようにも思える挑戦をカネテツが始めたのはなぜだったのか。カネテツ担当者は次のように経緯を話します。
「カキフライは食卓において秋冬の人気メニューである一方、手間がかかって調理を敬遠されがちになっていることから開発をスタートしました。昨年は特にカキ等の魚介類の食中毒報道などもありお客様の不安も高まっていましたので、安心して召し上がっていただけるような商品が開発できれば喜んでもらえるはずと、急ピッチで開発を進めました」
再現のハードルは高く、有名洋食店をはじめあらゆる「カキフライ」の試食を重ねながら、試作品との比較を繰り返して味・食感・見た目の調整を進めていったとのこと。
「特に苦労した点は、カキ独特の食感の再現です。ぶりっとした食感とやわらかい食感、2つ同時に楽しめることがカキのおいしさのポイントと考えて取り組んだ結果、全く異なる配合の身を作り分け、再度合わせる一手間をかけています。また一口食べた後つい断面を見たときにも『ああ、今カキフライを食べているんだなぁ』と追認できるよう、試行錯誤の末にアオサノリを使い、断面の配色、質感を表現しています」
なんたる気合の入れよう。「“ほぼ”シリーズでは、単なるフェイクではなく“本物にはないおいしさ”を食べた方に届けられるよう、いつも『本物を、どこかで超える意識』で作っています」と担当者。ほぼカキフライ、少なくともカネテツの情熱は“ほぼ”ではなく本物で間違いないようです。
(黒木貴啓)
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