「映画ハピネスチャージプリキュア!」の興行収入はなぜ半減した? 2014年の出来事から考えるサラリーマン、プリキュアを語る(3/3 ページ)

» 2017年11月09日 18時00分 公開
[kasumiねとらぼ]
前のページへ 1|2|3       

回復には3年かかる

じゃあ、その年は悪くても、アナ雪、妖怪の影響が無くなった翌年は回復するのではないか? と思うかもしれません。

 一般的にプリキュアは4歳〜6歳がメイン視聴者です。

 もちろん上にも下にも例外はいますが、単純化して、この4、5、6歳の3年サイクルで1周して全ての女児が入れ替わると仮定します。

 イメージ的には、年が変わるごとに新規の4歳児が見るようになり、半減した年の子どもが卒業していき、3年で元の水準に戻るのです。


 一度半減した興行収入は、すぐに回復しません。それはプリキュア映画を見に行く子どもの数が翌年になっても一時的に減っているから仕方がないのです。

 一度プリキュア映画を見に行く習慣が途切れると、次のプリキュア映画には行かなくなる確率が高くなり、新規層が入ってくるまでなかなか回復しないのです。

 徐々に回復していき、3年で元に戻れば、コンテンツとしての力は健在であると思います。

 2017年、キラキラ☆プリキュアアラモードの映画は絶好調です。

 これは、今年の「キラキラ☆プリキュアアラモード」が優れているのはもちろんのこと、過去3年間でプリキュアが子どもたちに受け入れられていた「信頼の証」でもあるのです。

映画ハピネスチャージプリキュア!人形の国のバレリーナ もちろんミラクルライトの応援もあります(YouTubeから)

何が言いたいかというと

 結局のところ、何が言いたいかというと、

 「映画ハピネスチャージプリキュア!人形の国のバレリーナ」を見よう! そして広めよう! ということです。

 あの名作映画を「まだ見たことのない子ども、大人がたくさんいる」というのはあまりにも、もったいないと思うのです。

 「映画キラキラ☆プリキュアアラモード パリっと!想い出のミルフィーユ!」を見て、プリキュア映画に興味をもったそこのあなた、この「映画ハピネスチャージプリキュア! 人形の国のバレリーナ」も見てみてはいかがでしょうか。

 もう見たことがある、というそこのあなた。まだ見ていないお友達に教えてあげてください。

 個人的には「好きなプリキュア映画を3つ挙げろ」と言われたら必ず入る、超名作映画なのです。

 「プリキュアにも、できないこともある」という現実を突きつけられつつも、それでも友達のために戦おうとするプリキュア。ミラクルライトの応援から、熱い挿入歌を経て感動のラストバトルへ。熱い展開が待っています。

映画ハピネスチャージプリキュア!人形の国のバレリーナ ハピネス映画はストーリーの良さにも定評があります。挿入歌が熱い!(YouTubeから)

 キラキラ☆プリキュアアラモードの映画とは、全く違った作風なので、違った気分で楽しめると思います。

 レンタルDVDという手もありますし、各種オンデマンドでも見ることが出来ます。ぜひ、一度見てください。

 「ハピネスチャージプリキュア!人形の国のバレリーナ」。

 興行収入的には奮いませんでしたが、それは外的要因が強すぎたのです。

 「興行収入」と「映画の面白さ」には、全く相関がないことをあなたの目で確かめてください。

 この名作映画、見ていないのは、あまりにももったいない。

前のページへ 1|2|3       

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

先週の総合アクセスTOP10
  1. 小1娘、ペンギンの卵を楽しみに育ててみたら…… 期待を裏切る生き物の爆誕に「声出して笑ってしまったw」「反応がめちゃくちゃ可愛い」
  2. 富山県警のX投稿に登場の女性白バイ隊員に過去一注目集まる「可愛い過ぎて、取締り情報が入ってこない」
  3. 2カ月赤ちゃん、おばあちゃんに少々強引な寝かしつけをされると…… コントのようなオチに「爆笑!」「可愛すぎて無事昇天」
  4. 異世界転生したローソン出現 ラスボスに挑む前のショップみたいで「合成かと思った」「日本にあるんだ」
  5. 【今日の計算】「8+9÷3−5」を計算せよ
  6. 21歳の無名アイドル、ビジュアル拡散で「あの頃の橋本環奈すぎる」とSNS騒然 「実物の方が可愛い」「見つかっちゃったなー」の声も
  7. 1歳赤ちゃん、寝る時間に現れないと思ったら…… 思わぬお仲間連れとご紹介が「めっちゃくちゃ可愛い」と220万再生
  8. 業務スーパーで買ったアサリに豆乳を与えて育てたら…… 数日後の摩訶不思議な変化に「面白い」「ちゃんと豆乳を食べてた?」
  9. 祖母から継いだ築80年の古家で「謎の箱」を発見→開けてみると…… 驚きの中身に「うわー!スゴッ」「かなり高価だと思いますよ!」
  10. 「妹が入学式に着るワンピース作ってみた!」 こだわり満載のクラシカルな一着に「すごすぎて意味わからない」「涙が出ました」
先月の総合アクセスTOP10
  1. フワちゃん、弟の結婚式で卑劣な行為に「席次見て名前覚えたからな」 めでたい場でのひんしゅく行為に「プライベート守ろうよ!」の声
  2. 親が「絶対たぬき」「賭けてもいい」と言い張る動物を、保護して育ててみた結果…… 驚愕の正体が230万表示「こんなん噴くわ!」
  3. 水道検針員から直筆の手紙、驚き確認すると…… メーターボックスで起きた珍事が300万再生「これはびっくり」「生命の逞しさ」
  4. フワちゃん、収録中に見えてはいけない“部位”が映る まさかの露出に「拡大しちゃったじゃん」「またか」の声
  5. スーパーで売れ残っていた半額のカニを水槽に入れてみたら…… 220万再生された涙の結末に「切なくなった」「凄く感動」
  6. 桐朋高等学校、78期卒業生の答辞に賛辞やまず 「只者ではない」「感動のあまり泣いて10回読み直した」
  7. 「これは悲劇」 ヤマザキ“春のパンまつり”シールを集めていたはずなのに…… 途中で気づいたまさかの現実
  8. 「ふざけんな」 宿泊施設に「キャンセル料金を払わなくする方法」が物議 宿泊施設「大目に見てきたが厳格化する」
  9. がん闘病中の見栄晴、20回以上の放射線治療を受け変化が…… 「痛がゆくなって来ました」
  10. 食べ終わったパイナップルの葉を土に植えたら…… 3年半後、目を疑う結果に「もう、ただただ感動です」「ちょっと泣きそう」