「ご注文はうさぎですか?? ~Dear My Sister~」を観ましょう ごちうさ感想:インターネットを守る翼竜
いまから楽しい楽しいコトばかり。
11月11日より、「ご注文はうさぎですか??~Dear My Sister~」の上映がスタートしました。映画ランキングでも全国40スクリーンにもかかわらず4位と好調(※)。当然、自分も初日に観に行きました。
※11月11日~12日の国内映画ランキング。興行通信社調べ
60分作品としてごちうさ世界のスケールを今まで以上に広げた内容は掛け値無しに100点ですが、個人的には11月11日をぴょんぴょんと呼ぶ力強さからまず評価していきたいです。
ちなみに色紙はココアさんでした。劇場で渡された瞬間、Koi先生の描き下ろしイラストがあまりに美しすぎて「なぜ国宝をタダで配っているんだ? 幽遊白書の魔界編か?」と動揺しましたが来場特典です。なお、2週目からはチマメ隊+お姉ちゃん。
セカイがカフェになっちゃった!
今回はスペシャルエピソードの素晴らしさと感想を語っていこうという記事なわけですが、最初に主題歌である「セカイがカフェになっちゃった!」の話から始めていきます。
テレビアニメでは、「Daydream cafe」でラビットハウスの日常と心情を、「ノーポイッ!」で何気ない日々と友達の大切さを歌にしてきましたが、今回はタイトル時点で世界がカフェになっているというワールド規模な前提から始まります。大きくでてきましたね。
ココアさんたちがカフェにしたわけではなく。あくまでごちうさ側に感銘を受けた世界側が勝手にカフェになったのですからね。劇場公開に加えて原作6巻とアンソロ発売で、僕もうすうすそろそろ世界はカフェになるんじゃないかな~とぼんやり考えていましたが、やはり既にカフェになっていたようです。
「セカイがカフェになっちゃった!」の歌詞は出だしのインパクトがすごく「いまから楽しい楽しいコトばかり」で始まるのですが、この一文が本作の本質です。
「~Dear My Sister~」では、物語上に起伏を作るための沈みの部分はありますが、始まってから1秒足りとも不安な気持ちになりません。歌詞で語られている通り「楽しい楽しいコトばかり」の連続。
『荒木飛呂彦の漫画術』で、物語の幸福度が開始時点から上昇していく構成の基本をグラフで表していましたが、それを基に本作の構成をグラフ化すると、「 ~Dear My Sister~」は常に45度の角度で直進し続けているでしょう。
同じくきらら作品での劇場公開作品「きんいろモザイク Pretty Days」では、いつものテイストと違った登場人物たちの過去編という、本編とのギャップで魅せ多くのファンの涙を誘いましたが、本作はとにかく明るい方向で本編の雰囲気を拡大していきました。さらに畳み掛けるように流れる主題歌のおかげで、上映後の余韻がとても心地よく残ります。最高。
主題歌だけでなくチマメ隊キャラソンジャケットの「テンション高いOBがきてノリの違いに戸惑うチノちゃん」のようなイラストも良いですね。
ご注文はうさぎですか?? ~Dear My Sister~
あらすじ
木組みの街で過ごす二度目の夏、ココアは今年もみんなとたくさん思い出を作りたいのですが、駅のホームで一人たたずんでいます。いったいどこへ……? ラビットハウスではいつもの楽しい時間が流れますが、そんな中、チノは少しだけ勇気を出して、みんなを花火大会に誘ってみることにしたのでした。
全てをネタバレするのもあれなので、個人的に良かった点を掻いつまんで。今回の内容は、予告編でわかる通り原作5巻でのココアさん帰省回と花火大会回をミックスした構成。この2つのエピソードを違和感なく同時進行させていく時点で満点ですが、アニメスタッフは最強天才集団なのでオリジナル要素やキャラの掛け合い、予想外のサプライズなどをがんがん詰め込み、原作既読のファンも大喜びな仕上がりに。
話はココアさんが帰省してしまうところから始まります。泣かないと覚悟していたはずの人間の涙が美しいのは『喧嘩商売』読者ならご存じだとは思いますが、やっぱりこのシーンは良いですね。
帰省して久々に家族と過ごすココアさんパートと、初めてココアさん抜きの日々を体験するチノちゃんの葛藤が交差していきます。ここでのポイントは何と言っても感情のデカい千夜ちゃん。
ラビットハウス+チマメ隊がメインのため出番は控えめな2人ですが、その分一緒に映っているオリジナルシーンが度々挿入されます。個人的にはカフェイン酔いしたシャロちゃんを慣れた口調でなだめる会話が幼馴染らしくてお気に入り。酔ったシャロちゃんの行動に物語上の大きな意味を持たせたアニメスタッフはやはり天才。
もちろん、ココアさんの実家パートも原作4コマ形式での間を補完しつつ美麗な背景カットをふんだんに使った楽しい作りに。普段の木組みの家と石畳の街とは違う世界観が映されスペシャル感も満載。
何と言ってもココアさんのお母さんに皆口裕子さんを使ったキャスティングが素晴らしく、モカさんと合わせ保登家3人のやりとりは眺めているだけで幸せに。
そしてテーマの1つである、ココアさん不在の中、率先してみんなを花火大会へ誘うというチノちゃんの成長。本作ではまだ喫茶店の空気に慣れない頃の過去編も挿入されるため、多くの人と出会って変わっていくチノちゃんの過程が丁寧に描かれます。
……と、本作の好きな点を抜き出すとキリがないのですが、簡潔に言うと主題歌通り楽しい楽しいコトばかりが詰まった最高の一作。元気と幸せがもらえる日常系作品の劇場化として輝かしい出来に。
チノちゃんたちの普段と違った特別な夏の数日間を、是非その目でご覧に入れてください。観終わった後には、上映前と打って変わった幸福な景色が待っているはずです。なぜならセカイはもうカフェになっちゃったのですから。
(にゃるら)
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