落ち葉に絵を刻むリーフアートがステキ アーティストが落ち葉に命を吹き込む
なんという器用さと繊細さ!
» 2018年01月20日 09時00分 公開
[林美由紀,ねとらぼ]
触るとパリッと折れたり、粉々になってしまったりする落ち葉に繊細な模様を刻んだアートがあります。Omid Asadiさんが自身のホームページで公開している「Leaf Art」がとてもステキです。
落ち葉に人や動物などが繊細に彫り込まれている作品は、ただ形を彫るというだけでなく、葉脈の1本1本を大切にするかのように、そして、かけらの一つ一つが、その作品を形作っています。
Omidさんは、イングランドの北西部にあるグレーター・マンチェスターに住むイラン人アーティスト。マンチェスターメトロポリタン大学でファインアートを学び、2013年からさまざまな展覧会に作品を出展し、数々の賞も受賞しています。
そんなOmidさん、実は子どものころに、葉っぱやバラの花びらに針で絵を描いていたことがあったそうです。その後、大人になって、マンチェスターの美しくカラフルな落ち葉を家に飾ろうと持ち帰ったり、切り絵の展覧会に行ったことから、子どものころの創作活動を思い出したといいます。
落ち葉はとても美しいのに、人々はそれに注意を払わないし、それどころか、花なら踏まないのに、名もない葉のことは当たり前に踏んでしまっている……ということを感じていたOmidさんは、葉に新しい命を与え、アートにしたいと、落ち葉アートをはじめたのだとか。
やさしく細やかな心遣いが、作品に表れているようですね。他の作品は公式サイトで閲覧できます。
画像提供:Omid Asadiさん
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