絶対売れちゃう → 全く売れません?! バンダイの“ゾンビ型消しゴム”担当者が語る「驚異の話題にならなさ」(1/3 ページ)
2018年1月20日に発売された男児向け商品「ぶっさしーず」。担当者が自信満々で送り出すも苦戦中。
あなたはゾンビを題材にした消しゴムフィギュア「ぶっさしーず」を知っているだろうか? 大丈夫、筆者もつい先日まで知らなかった。
商品担当者からある日、突然こんなメールが届いた。「大人も子どもも楽しめる商品ができました。超自信作です。でも話題になりません! 助けてください!」。聞けば、アニメも漫画もない、後ろ盾ゼロの完全なオリジナルコンテンツなのだという。なぜ売れていないのか。まだ売れる見込みはあるのか。売れないと、担当者はどうなってしまうのか。
コア・ターゲットは小学生男子。スマホの普及率がまだ低く、SNSでの情報拡散もあまり行われない世代だ。仕掛ける側からすると暗中模索を強いられ、嗅覚が試される市場でもある。移り変わりの激しいターゲットの関心を先回りし、最新ゲームにも対抗できる魅力的なおもちゃでなければ成功は望めない。「ぶっさしーず」の明日はどっちなのか。発売元のバンダイで、企画担当のブ・サシコさんに話を聞いてきた。
発売前日まで「大ヒットする!」と思っていた
――何やら売り上げが芳しくないおもちゃがあると聞いてやってきました。
ブ・サシコ:こちらです。「ぶっさしーず」! 1個350円で、一見するとただのフィギュアですが、いろいろ遊べます。
――「ぶっさしーず」。
ブ・サシコ:ゾンビ型の消しゴムで、頭に鉛筆がぶっ刺せるので「ぶっさしーず」です。見てください、ちゃんと脳みそまで丁寧に造形し、貫通するこのギミック。首の入れ替えもできるようになっていて、好きな組み合わせができる。デザインは古き良き昭和テイストをベースに、マッドなアレンジを加え、ワクワクするような派手なカラーリングにしました。おまけ足裏には臓物スタンプまでついています。楽しい。でも、全然話題にならないんです。
――売れてないんですか。
ブ・サシコ:もっと売りたいんです。
――1月20日発売ですし、まだ出たばかりじゃないですか(※取材日は2月中旬)
ブ・サシコ:そう思いますよね? でも初動が良くないと急に黄色信号が点滅します。なりふり構っていられません。
――生々しい話になる前に、そもそもどうして消しゴムのおもちゃを出そうと思ったんですか。
ブ・サシコ:もともと世界で売れるフィギュアを作りたいと思って立ち上げた企画でした。アメリカ出張の際に、大ヒットしているというコレクションフィギュアに日本的なテイストを感じたんです。ということは、日本人が作ったコレクションフィギュアは売れるんじゃないか? と思いつきまして。で、「世界で売れるフィギュアが作りたいです」と提案したら「まずは日本で頑張ろう」となって、発売にいたりました。
――「ぶっさしーず」の前はどんな商品を手掛けていたんですか?
ブ・サシコ:Minecraftの「マイケシ」というシリーズで、これがとにかく売れました。その前は、ふなっしーのコレクションカード「ふなっしーのめいっしー」というシリーズで、こちらもおかげさまで売れました。「ぶっさしーず」も売れるだろうと、自信満々だったんですけど……。
営業担当:初週だけでいうとその○分の一くらいでしたね。
ブ・サシコ:……。
――プロモーションはしていたんですよね。
ブ・サシコ:はい。ターゲットを小学校低学年から中学年の男の子に絞った上で、『コロコロコミック』で情報発信し、「次世代ワールドホビーフェア」に遊びに来てくれた子たちに配布したりしました。
――その段階では手応えはあったと。
ブ・サシコ:はい、すごくありました。次世代ワールドホビーフェアで見た子どもたちの反応がすごく良かったんですよ。脳みそが気持ち悪がられるかもと思いましたが、ぱっと見て買ってくれる子がたくさんいて。蛍光色を多様したカラーリングが良かったんでしょうね。バラバラにできるパズル要素も好評でしたし。目の前で「URYYY」と鉛筆を刺している様子も、とても楽しそうでした。
――事前予測では今頃もうヒット商品になっているはずだったんですか。
ブ・サシコ:イベントでは完売しましたし、手応え十分でした。私の脳内イメージでは、発売後に自然とバズる予定だったんです。文房具と融合したヒット商品といえば、過去には「エスパークス」や「かみつきばあちゃん」などがあるので、「これ懐かしくない?」と自然にNAVERまとめができたり、SNSで注目を集めるだろうと。ところが全然……驚異的に話題にならなくて。
――「エスパークス」はギリわかりますが、「かみつきばあちゃん」は初めて知りました。
ブ・サシコ:大人の反応はSNSから察せますが、小学生はその辺がサイレントで読み取れない。だから発売前から想像して、「今頃『コロコロ』を読んで、すごい欲しがっている」とか思っていたんですよ。イベントでも好評だったし、「これは売れちゃうな」と。で、発売日に売り場を見に行ったら思ったような売れ行きではなく……。
その後も起爆剤になるような出来事もなく、どんどん露出も減る一方で。いっそゾンビのイベントにでも出て宣伝してこようと思ったんですけど、ハロウィーンにしかゾンビのイベントがない! どんだけ先なんだよと。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
夫に「ゴミ買ったの?」と言われたハギレを並べて縫っていくと…… とんでもない完成品に「ワクワクしかない」「かわいすぎる!」
【べらぼう】“最後”のシーンに「最終回かと」「神回」 27歳俳優が「あんなに演技上手かったんだ……」と話題
新山千春の娘・もあ、高校卒業後は海外へ「ダンサーの夢に向かって」 高校最後の弁当も公開
「恩師ビックリするやろなぁ」 中学3年で付き合い始めた“同級生カップル”が10年後…… まさかの現在に反響
ダイソーのセルフレジが「身に覚えのない商品」を認識→“まさかの正体”に大仰天 「そんなことあるんですね」
グッズを高額転売された人気VTuber→「強すぎる」まさかの対処法が「天才か?」「めっちゃいい案」と560万表示
「お前はーーーッ!!」 マクドナルド、謎のキャラクターを“ドアップ”でネタバラシ→分かる人には分かる“顔”に「おかえりなさい!」
『ちいかわ』にミスド登場!? エンゼルクリーム売上好調か 「かなり売れてた」「みんな買っている」
【べらぼう】“問題のシーン”、「子供に見せられない」 身体張った27歳俳優へ「演技やばくない?」
ウサギの帽子をかぶった赤ちゃんが5年後…… 同じ帽子で撮影した“現在の姿”に反響「成長って凄いですね!」
- 【べらぼう】“問題のシーン”、「子供に見せられない」 身体張った27歳俳優へ「演技やばくない?」
- 40代女性、デートに行くため“本気でメイク”したら…… 別人級の仕上がりに「すごいな」「めっちゃ乙女感出てる」
- 30年以上前の製品がかっこいい ソニーの小型ラジオのデザインが「すごい好き」「いまでも通用しそう」
- 幼くてかわいらしい兄妹が4年後…… 同じポーズで撮影した“現在の姿”に「これはあかん」「よすぎて声出ました」
- 「早く買えば良かった」 無印の1490円“本格せいろ”が690万表示の反響 「ほぼ毎日使ってる」「まっっじでいい」と感動の声
- ごはん炊き忘れた父「いいこと閃いた!」→完成した弁当に爆笑「アンタすげぇよ!」 息子「意味ねぇことすんなよ」
- 使わなくなった折りたたみ傘→切って縫うだけで…… 驚きのアイテムに変身「こうすればよかったのか!」「見事」【海外】
- 高3女子「進学を機にイメチェンしたい」→美容師に依頼すると…… 仕上がりが「すげえええ」「鳥肌立ちました」と1000万再生
- とんでもない量の糸をくれた先輩→ママがお返しに作ったのは…… 完成した“かわいいアイテム”に「絶対喜ばれるやつ!」
- 「洗濯機が壊れた!」→修理を頼む前によくよく調べてみると…… 「えぇ〜」“まさかの原因”が200万表示「何度もやりました」
- 最初に軽く結ぶだけで…… 2000万再生された“マフラーの巻き方”に反響「これは使える」「素晴らしいアイデア」【海外】
- コメダ珈琲店で朝、ミックスサンドとコーヒーを頼んだら…… “とんでもない事態”に爆笑「恐るべし」「コントみたい」
- パパに抱っこされる娘、13年後の成人式に同じ場所とポーズで再現したら…… 「お父さん若返った?笑」「時止まってる」2人の姿に驚き
- 和菓子屋で、バイトの子に難題“はさみ菊”を切らせてみたら……「将来有望」と大反響 その後どうなった?現在を聞いた
- 古いバスタオルをザクザク切って縫い付けると…… 目からウロコの再利用に「すてきなアイデア」【海外】
- 「14歳でレコ大受賞」 人気アイドルがセクシー女優に転身した理由明かす 家族、メンバー、ファンの“意外な反応”
- 希少性ガンで闘病中だったアイドル、死去 「言葉も発せないほどの痛み」母親が闘病生活を明かす
- “きれいな少年”が大人になったら→「なんでそうなったw」姿に驚がく 「イケメンの無駄遣い」「どっちも好きです!笑」
- ドブで捕獲したザリガニを“清らかな天然水”で2週間育てたら…… 「こりゃすごい」興味深い結末が195万再生「初めて見た」
- 芸能界引退した「ショムニ」主演の江角マキコ、58歳の近影にネット衝撃「エグすぎた」 突然顔出しした娘とのやりとりも話題に