「映画プリキュアスーパースターズ!」 僕が思う“ただ1つ”の残念な点と、それでもこの映画が最高な理由【ネタバレあり】:サラリーマン、プリキュアを語る(3/3 ページ)
それでも「映画プリキュアスーパースターズ!」が最高な理由
それでも「映画プリキュアスーパースターズ!」は最高なのです。
出てくるキャラクターが全員生き生きしています。それぞれの個性を生かして、他シリーズのプリキュアとお友達になっていく様はプリキュアオールスター映画ならではの醍醐味(だいごみ)ですよね。
中盤の「どんなときにも日常を忘れない」掛け合いはプリキュアシリーズがずっと追いかけてきたことであり、あのシーンはシリーズ屈指の出来だと思います。
ずっとプリキュアを応援してきた子どもたちは、きっとうれしかったと思います。だって、大好きなプリキュアと大好きなプリキュアが、仲良くお話をしているのですからね。
クローバーというキャラを軸に「約束を守ることの意味」を問いかけ、プリキュアがそれに応えます。
主人公、野乃はなちゃんは悩みます。それをみんなで助けます。クローバーも応えます。
ラスト、みんなで「約束」を交わし手をつなぎ、力を合わせて放つ最後の決め技はやっぱりプリキュアのヒロイズムを体現して超カッコイイのです。
まさに「スーパースターズ!」なのです。
この映画「これぞプリキュア!」っていう見どころが満載なのです。
クローバーとラスボスの着地点。そしてラストシーンの切なさ。
プリキュアオールスター映画の中でも屈指の出来なのです。
プリキュア映画はその内容だけではなく、パパやママとお出掛けすること、劇場でポップコーンを食べたり、ミラクルライトで応援するといった一連の「体験」込みで1つの映画であると僕は思っています。
応援するとプリキュアが応えてくれる、という体験はきっとお子さまの心に残り続けるでしょう。特に今作はミラクルライトを随所で使う場面があり、お子さまは一生懸命ライトを振っていました。
周りを見れば、子どもたちは満足げな表情で劇場を後にしていました。
当然、それだけでプリキュア映画は「大成功」なのです。
子どもたちのためにプリキュア映画はあるのですから。
お子さまはたくさんのプリキュアが活躍して大満足。
お母さん、お父さんはちょっと切ないストーリーに思いをはせる。
おしゃべりしながら、一緒に手をつないで劇場を後にする。
うん。
映画プリキュアスーパースターズ!はやっぱり最高の映画なのです。
初日2日間の興行収入が歴代最高に
2018年3月19日、公開初動2日間の成績が発表になりました。
公開土日2日間(3月17、18日)の興行成績は、観客動員数約20万3000人、興行収入は約2億2600万円でした。
2017年同時期の「映画プリキュアドリームスターズ!」(動員13万5000人、興行収入1億5800万)と比較して、
動員比 150.0%
興収比 143.5%
と、動員も興行収入も2017年のほぼ1.5倍の好成績となりました。
初動2日間の興行収入としては、2010年「映画プリキュアオールスターズ DX2 希望の光☆レインボージュエルを守れ!」を抜いて、歴代最高の数字となっています。
いや、これ……ものすごいことです。
まさか、前年の1.5倍もの成績をあげるとは……。
プリキュアシリーズの完全な復調といっても良いのではないでしょうか?
この素晴らしい映画をたくさんの子どもたちが見てくれているようで良かったです。
このままの勢いを持続してほしいですよね。
初代2人の出演する秋の映画「映画HUGっと!プリキュア(ハート)ふたりはプリキュア」はどれくらいの成績を収めるのか、楽しみです。
毎週日曜8時30分より
ABC・テレビ朝日系列にて放送中
(C)ABC-A・東映アニメーション
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