コラム
» 2018年04月06日 11時30分 公開

なぜ花粉の飛散量は毎日こんなに変わるのか 「1週間で500倍」の地域も

スギやヒノキの本数自体は、そこまで増減しないはずなのに。

[マッハ・キショ松,ねとらぼ]

 花粉症に悩む人たちにとって、日々変動する花粉の飛散量は死活問題。一例を挙げると、東京都八王子では2018年3月21日、1平方センチあたり8.7個のスギ・ヒノキ花粉が観測されましたが、1週間後の29日にはなんと約511倍にあたる4446.9個を記録しています。何だかもう数字見るだけで、目がかゆくなってくるような……。

 こんな短期間に木の本数が変わるわけがないのに、どうして花粉の量は大きく変わってしまうのでしょうか。


花粉の飛散量はどうして毎年、毎日変わるの? どう見ても29日だけおかしい(グラフは東京都健康安全研究センターのデータより作成)

前年の天候に左右される花粉の飛散量

 例年、花粉予想を発表しているウェザーニューズに取材したところ、「そもそもスギなどの花粉の飛散量には木の本数というより、雄花の数などに関係している。夏は雄花が、秋はその中の花粉が形成される時期で、ざっくり言うと前年の夏秋に晴れれば晴れるほど、飛散量が増える」のだそうです。

 同社は以前、2018年の予想として「飛散量の全国平均が65%(平年比)にとどまる」と発表していましたが、これは2017年夏の天候不順、秋の台風などを考慮した結果とのこと。では、「平年比65%ということは、2017年夏秋の晴れている日数も65%だったのか」というと他の要因も影響するため、事情はもっと複雑。例えば、花粉には飛散量が多い年(表年)、少ない年(裏年)が交互に現れる傾向なども念頭に予想を出しているそうです。


花粉の飛散量はどうして毎年、毎日変わるの?花粉の飛散量はどうして毎年、毎日変わるの? ウェザーニューズによる花粉予想(平年比)。表年の2017年は多め、裏年の2018年は少なめ

 なお、花粉予想などによく登場する「平年比」を割り出すには過去のデータが必要ですが、各種予想でその数値が異なる場合が。観測機関によって「ダーラム法(ガラス板を一定時間設置し、上に載った花粉の数を計測)」で調べていたり、自動観測機械を使用していたりと調べ方自体が違うこともあるといいます。

1日のうちでも、花粉の飛び具合が変わる理由

 日、時間のようなさらに短い時間間隔でも花粉の飛散量は変動。例えば、雨の日は雄花が閉じるため減少しますが、その後、晴れると大きく増加することが知られています。また、風の強さや向きによっても、飛散量は増減。木は動かないため、各地域に“花粉が増える風向き”があるのだとか。

 このように、われわれの周囲を舞う花粉の量は前年の天候や直近の天気、風の動きといったさまざまな要因に左右されており、そのたびに「今はあまり飛んでないな」「マスクしても無理なレベルだこれ!」と、目や鼻の調子に一喜一憂しているわけです。


花粉の飛散量はどうして毎年、毎日変わるの?

マッハ・キショ松

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

昨日の総合アクセスTOP10

  1. /nl/articles/2201/24/news081.jpg 「めっちゃ痩せててびっくり」「尊敬しかない」 ガンバレルーヤ、1カ月半で“22キロ減”の別人ショットに反響
  2. /nl/articles/2201/23/news010.jpg 会社のオンライン朝礼に子猫も参加した結果 永久にちょっかいを出し続ける自由ほんぽうっぷりがかわいい
  3. /nl/articles/2201/24/news018.jpg ハムスターが自分のアクリルスタンドを見てとったポーズが…… 飼い主が爆笑した奇跡の2ショットに「変な声でたw」と笑いが集まる
  4. /nl/articles/2201/24/news074.jpg 「イケメンの日ってことに」 井手上漠、珍しい“男子風”ノーメイクに「菅田将暉くんに似てる」の声
  5. /nl/articles/2201/23/news011.jpg 「好きだから」とクラスメイトに監禁されて ストーカー女子を描いたホラー漫画が真相を知るともっとホラー
  6. /nl/articles/2201/24/news026.jpg 重要な商談で盛大なやらかし! 同僚へのドッキリ用「ビリビリ電気ペン」が悲劇を生んだエピソードに「申し訳ないけどめちゃくちゃ笑った」
  7. /nl/articles/2201/19/news160.jpg 疲れたOLがゲーセンでやさぐれヤンキーに懐かれる漫画が平和で癒やし 気付けば家で一緒にゲームをする仲に
  8. /nl/articles/1801/19/news114.jpg 奇跡起きたな! 女お笑いコンビ「ガンバレルーヤ」、“詐欺写真”で別人に生まれ変わる
  9. /nl/articles/2201/23/news016.jpg 兄猫「ぺちっ」子猫「や、やられたぁ〜!」 優しい猫パンチでコテっと倒れる弟猫がアニメのようでいとおしい
  10. /nl/articles/2201/22/news055.jpg 平愛梨、夫・長友佑都の勘違いにかわいい“対策”発動 「懐が大きいなぁ〜」「長友さんは幸せもん」とファン絶賛

先週の総合アクセスTOP10

  1. 勝手に「サービス終了ゲーム総選挙」をやったら6700票も集まってしまったので結果を発表します 2位の「ディバインゲート」を抑えて1位に輝いたのは……
  2. ママとの散歩中、田んぼにポチャンした柴犬さんが帰宅後…… パパに一生懸命アクシデントを報告する姿がいとおしい
  3. “26歳年の差婚”の菊池瑠々、第4子妊娠を発表「もう、とにかくうれしいです!」 年上の夫も満面の笑み
  4. 桐谷美玲、隠し撮りに「絶対ヤバい顔」 “ほぼ半目”な不意打ち写真に「100点満点に可愛い」と全力フォローの声
  5. 村田充、3匹目の愛犬の存在明かす 神田沙也加さんから引き取ったブルーザーとは「数日で仲良くなりまして」
  6. 三浦孝太、母・りさ子誕生日に“家族4ショット”でお祝い キングカズも笑顔の写真に「家族が1番!」
  7. バレー日本代表の清水邦広の再婚に盟友・福澤達哉さん「相手は私ではございません」 元妻は中島美嘉
  8. 「駅の待合室をバケモンが占領している」→“謎の生き物”の正体について大分県立美術館に話を聞いた
  9. 滝沢カレン、倖田來未の“バックダンサー”になりすまし 感極まって「人一人洗えるくらい泣きました」
  10. 宮崎駿愛用の「電動消しゴム」が故障 → サクラクレパス公式が倉庫の奥から発掘 Twitterが繋いだ温かな展開が話題に

先月の総合アクセスTOP10

  1. 「どん兵衛」新CMに星野源が復活も衝撃の新展開 “どんぎつね”吉岡里帆の正体明かされ「完全なホラー案件」「狂気を感じる」
  2. ハラミちゃん、“公称145センチ”も本当の身長にゴチメンバー驚き 「デカイっていわれるのが嫌になっちゃって……」
  3. 西川史子、退院を報告 「生きていて良かったと思っていない」と告白も、力強い現在の心境明かす「私は医師です」
  4. 「もうアヒル口」「美人確定ですね!」 板野友美、生後2カ月娘の“顔出しショット”にみんなメロメロ
  5. 「気ぃ狂いそう」 木下優樹菜、生配信中止で“涙のおわび動画” やらかしたスタッフに「生きてたらミスぐらいする」
  6. 東大王・鈴木光、“お別れの笑顔”で司法試験合格を報告「本当にありがとうございました」 SNS閉鎖に涙のエール続々
  7. 「こんな普通に現れるの?!」「バレそうで心配」 倖田來未、駅のホームに“普通に並ぶ”姿にファン驚き
  8. 母親から届いた「もち」の仕送り方法が秀逸 まさかの梱包アイデアに「この発想は無かった」「どストレートに餅で笑った」と称賛集まる
  9. 第1子妊娠のすみれ、母・松原千明と2年ぶりに涙の再会 「やっとママに会えました」と感動的な親子ショット公開
  10. 渡辺裕之、66歳バースデーで息子と2ショット 合同誕生日会に「すごいお料理とケーキ」「イケメン息子さん」