「子どもを持つことだけが、女性の幸せではない」を描いていく「HUGっと!プリキュア」のすごさ:サラリーマン、プリキュアを語る(3/3 ページ)
「あなたを愛し、自分を愛する」
「HUGっと!プリキュア」は、とにかく「たくさんの選択肢」を子どもに見せています。
女の子だってヒーローになれる。
男の子だってお姫様になれる。
お母さんだって、働く。
お父さんだって、専業主夫。
女の子だってギターをひいても良い。
男の子だって、スカートをはく。
それらの選択肢を選ぶ際に必要なことは、今、「目の前にいる人を愛する」だけではだめで、同時に「自分も愛する」ことが必要なのじゃないかと思うのです。
それがつまり、愛崎えみるとルールーの変身前の言葉、
「あなたを愛し、自分を愛する」
なのではないかと思うのです。
「他者への思いやり」と「自己肯定」は同じくらい大切なことである。
「あなたを愛し、わたしを愛する」
その言葉にはそんな意味が込められているのだと自分は思っています。
(そしてそれは、野乃はなの決めゼリフ「フレフレ! みんな、フレフレ! わたし」にもつながっていきますよね)
なんでもできる、なんでもなれる
もう1つ。「HUGっと!プリキュア」がずっと言い続けてきたことに、「なんでもできる、なんでもなれる」があります。
「なんでもできる、なんでもなれる」というのは「自分で決断し、その責任を取る」ということに他なりません。
そのためには「自己を確立し、相手を受け入れる」必要があるのでしょう。
それを描いていくには「ど直球のジェンダー」や「ど直球の人生論」に踏み込まないと小さな子どもには伝わらないでしょうし、「なんでもできる、なんでもなれる」を描いていく上で、
「自分のなんでもなれる」が「相手のなんでもなれる」を妨げたときにどうするか、も描いていかないといけません(今回の「プリハートが1つ問題」ですよね)。
第20話で愛崎えみるは言いました。
「ルールーと友達になって私はちょっとだけ自分を好きになりました」。
自分を否定していた女の子が、自分を好きになりました。
ルールーは返します。
「私もです。私もえみるといると制御不能。でもそれが温かい」。
心を持たなかったアンドロイドが、人間を好きになりました。
そんな2人がプリキュアになる際に言った言葉。
「あなたを愛し、わたしを愛する」。
他人を大好きでいるためには、自分を大好きになる。
自分を大好きでいるためには、他人を大好きになる。
作中で、彼女たち2人がプリキュアになれたのは、「奇跡」と言及されました。
確かに、突然大きな女神様が現れてハグしたらプリハートが2つになりました。まさに奇跡です。
でも。
その「奇跡」は受動的に起こったのではなく、間違いなく彼女たちが「起こした」のです。
「何度でも起こすよ、きらめく奇跡」。
奇跡は起きるのではなく、起こすのです。
自己を確立し、自分を大好きになった女の子は、
友達を思いやり、友達を大好きになった女の子は、
奇跡を起こすのです、何度でも。
ルールーを家族として受け入れた野乃家。自分の存在場所を認識したルールー。
愛崎えみると正人の家族関係の修復。自分を否定しなくなった、えみる。
その2人が「大好き」でつながり、「キュアマシェリ」と「キュアアムール」が誕生したと考えると「家族の存在」というのはプリキュアにおいて、やはり大きな存在なのじゃないかな、と思います。
「子どもを持つことだけが、女性の幸せではない」とは、どんな家族制度にも「縛られない」という生き方。
そんな家族の多様性をもプリキュアは描いていくのです。
えみるとルールー。
キュアマシェリとキュアアムール。
プリキュアファミリーの新しい家族、誕生なのです。
毎週日曜8時30分より
ABC・テレビ朝日系列にて放送中
(C)ABC-A・東映アニメーション
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