二重螺旋で故人をしのぶ DNAを形見として残す鑑定サービス開始
葬儀業界では日本初です。
» 2018年07月06日 08時00分 公開
[クラタマスミ,ねとらぼ]
故人をしのぶものといえば、遺影やお墓、形見の品々などがありますが、仏事関連総合会社「メモリアルアートの大野屋」が個人のDNAデータを残す「DNAパーソナルサービス」を開始しました。
同サービスは、故人のDNAを半永久的に専用カードに収納し、鑑定結果を記載した鑑定証と一緒に保管できるというもの。亡くなった方の遺体を火葬する前に、DNAを口内粘膜などから採取して、民間鑑定機関「法科学鑑定研究所」で鑑定を行います。採取したDNAは「FTAカード」(DNAの保存などに用いられるカード)に残し、DNA法科学鑑定証とともにフォトスタンドに入れて、依頼者に届けます。個人が生前にこのサービスを利用し、データを親族などにゆだねることも可能です。
サービスは鑑定証のみを保管する「メモリアルフォトスタンド」。価格は7万8000円、鑑定証と思い出の写真を収納できる「メモリアルフォトスタンドウッドダブルフレーム」(9万5000円)、鑑定証と思い出の品も収められる箱型の「メモリアルフォトスタンドウッドボックスフレーム」(10万円)の3種類となっています(価格は税別)。
その他のオプションとして、DNAバンクサービス(年間保管料9800円)、国際認証書類、日本国認証書類が付いた認定鑑定書、鑑定人作成による保証鑑定書(要見積)もあります。
故人のDNAはまさにその人がこの世に存在した証。それを残すことで、残された人々の故人への思いも、いっそう強くなるかもしれません。
(クラタマスミ)
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