周囲が認めてくれないとき、ワタシが一つだけ変えてみた「ある事」 絵描きの道のりで学んだ体験談漫画が参考になる

まさに、千里の道も一歩から。

» 2018年07月30日 20時00分 公開

 「スゴい人」に憧れるあまり、今の自分を認められず、焦ったり卑屈になったりしてしまう。そんなつらさを解消する方法を、体験談とともに描いた漫画が「いろんなことに当てはまる」「頑張ろうっていう気持ちになった」などとTwitterで好評です。

漫画1ページ目 いきなりこうなれれば良いのですが…

 この漫画を描いたさいとうさんは、イラストレーターやデザイナーとして活躍しています。もともとは目標としている人たちへの憧れから、「とにかく『スゴい絵描き』になりたい!」と思っていました。でも「スゴい人」になろうとすればするほど、周囲には見向きもされません。「オレの絵凄いでしょ!?」とアピールしても、周りの人からは反応なし……。


漫画1ページ目 絵描きの世界に限らず、こういうことはよくありますね

 そこで、今度こそ「自信作!絶対みんな褒めてくれるハズ」と思える絵を発表します。しかし、それでも反応はもらえません。何がダメなのかを考えるうちに、「才能ないのかな」と卑屈になってしまうことも……。そんなときに変えてみた「ある事」によって、事態が好転しはじめたと言います。その意外な方法とは?


漫画2ページ目 褒められたいのに、褒められない…

 それは、「スゴくない自分」を認めちゃうことでした。無理に「オレはスゴい!」と思い込み周囲にもアピールするのではなく、「ぜんぜんフツーです」というスタンスになるのです。より具体的には「『みんなを喜ばせる』んじゃなく『誰か一人に喜んで貰う』に意識を変えてみたんです」とのこと。

 漫画では「この絵どう?」「ん〜…もうちょっとこうかなー」と、さいとうさんが一人の人間に相談をしています。「こう?」「コレコレこれだよ!」とその一人が明るく言った途端、まわりからも「オ〜!」「イイじゃん」などといった声が上がりました。そのときの気持ちを、さいとうさんは「少しだけなりたい自分に近づけたような気がしました」と記しています。


漫画3ページ目 きっかけは、考え方を少し変えたことでした

 思えば、当初のさいとうさんがしようとしていたのは、憧れの人たちがいるようなスゴい高さまでいきなりジャンプする行為。しかし「みんなを楽しませられるスゴい人」となると、その高さは計り知れません。でも、「一人を喜ばせられる人」の高さなら、自分にもなんとか超えられる。そうやって一段一段階段のように登っていくうちに、憧れの人たちもジャンプをしたわけではなく、途方もない数の階段を登ってきたんだということにも気づけたと言います。だからこそ、今自分が進めている一歩一歩を大事にするぞ、そんな風に思えるようになったのだそうです。


漫画4ページ目 憧れの人たちの、本当の意味のスゴさもわかるように

 世の中には、才能を生かして活躍する人たちがたくさんいます。そんな人たちを見ていると、ついつい「なんで自分にはできないんだろう」「なんて自分はダメなんだろう」と思ってしまいがちですよね。でも、そんな素晴らしい人たちだって、たくさんの試行錯誤と長い道のりを経て今の位置にいるはず。この漫画を参考に考え方を切り替えてみると、今の自分を少し認めてあげられるような気がします。

 『ポケットモンスター サン・ムーン』のトレーナーデザインをはじめとし、多数の実績を持つさいとうさん。それこそ憧れる方も多いと思いますが、そんなさいとうさんが描いたからこそ、今回の漫画には強いメッセージ性と説得力を感じますね。

画像提供:さいとう なおき(@_NaokiSaito)さん


ひーこ/プレスラボ


Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

昨日の総合アクセスTOP10
  1. /nl/articles/2412/28/news029.jpg 「言葉が出ない」 TDL「スペース・マウンテン」現在の状態は…… 変わり果てた“衝撃的な姿”が423万表示
  2. /nl/articles/2412/25/news213.jpg 「やりすぎだろ」 M-1王者が通販サイトでの「非公式グッズ」販売に抗議…… 運営謝罪「申し訳ございませんでした」
  3. /nl/articles/2412/26/news108.jpg 藤本美貴、“豪華なクリスマス夕食”公開 2枚目には夫・品川庄司の“激変した姿”も……「一瞬びっくりした」
  4. /nl/articles/2412/26/news028.jpg パパに娘を任せて風呂から先に出たママ、ふと浴室を振り返ると…… 衝撃展開が400万表示「ホラーすぎ!」「うちの子も……」
  5. /nl/articles/2412/25/news171.jpg ホロライブ・鷹嶺ルイ、クリスマスイブに“悲しすぎる理由”で配信を終了し泣く 「そんなことある?」「悲しいエンディングでしたね…」
  6. /nl/articles/2412/26/news122.jpg 生え際が後退し、数年髪を切ってない男性を理容師がカットしたら…… 驚がくの大変身が1400万再生「彼の人生まで変えちゃった」「すごすぎて涙出た」【米】
  7. /nl/articles/2412/26/news110.jpg 辻希美の長女・希空、“完成度高いクリスマスケーキ”披露 杉浦家6人そろった“豪華すぎる料理”にも反響
  8. /nl/articles/2412/23/news193.jpg 【編み物】淡い色の毛糸を時間をかけてひたすら編むと 芸術品のような仕上がりに脱帽「美しすぎる」
  9. /nl/articles/2412/18/news171.jpg “27歳差夫妻”、妻の母親に妊娠報告したら……涙を浮かべて まさかの「パパと同い年のおばあちゃん!」が誕生
  10. /nl/articles/2412/24/news037.jpg 毛糸で作ったお花を200個つなげると…… “圧巻の防寒アイテム”完成に「なにこれ作りたい……!!」「美しすぎる!」と100万再生【海外】
先週の総合アクセスTOP10
  1. ザリガニが約3000匹いた池の水を、全部抜いてみたら…… 思わず腰が抜ける興味深い結果に「本当にすごい」「見ていて爽快」
  2. 新1000円札を300枚両替→よく見たら…… 激レアな“不良品”に驚がく 「初めて見た」「こんなのあるんだ」
  3. 家の壁に“ポケモン”を描きはじめて、半年後…… ついに完成した“愛あふれる作品”に「最高」と反響
  4. 「庶民的すぎる」「明日買おう」 大谷翔平の妻・真美子さんが客席で食べていた? 「のど飴」が話題に【大谷翔平激動の2024年 「お菓子」にも注目集まる】
  5. 100均のファスナーに直接毛糸を編み入れたら…… 完成した“かわいすぎる便利アイテム”に「初心者でもできました!」「娘のために作ってみます」
  6. “プラスチックのスプーン”を切ってどんどんつなげていくと…… 完成した“まさかのもの”が「傑作」と200万再生【海外】
  7. 「バグってる」 シャトレーゼの“864円で買える”「1人用クリスマスケーキ」に大絶賛の声 「企業努力すごい」
  8. 「昔モテた」と言い張るパパ→信じていない娘だったが…… 当時の“驚きの姿”が2900万再生「おおっ!」「マジかよ」【海外】
  9. トイレットペーパーの芯を毛糸でぐるっと埋めていくと…… 冬に大活躍しそうなアイテムが完成「編んでるのかと思いきや」【海外】
  10. “月収4桁万円の社長夫人”ママモデル、月々の住宅ローン支払額が「収入えぐ」と驚異的! “2億円豪邸”のルームツアーに驚きの声も「凄いしか言えない」
先月の総合アクセスTOP10
  1. 「何言ったんだ」 大谷翔平が妻から受けた“まさかの仕打ち”に「世界中で真美子さんだけ」「可愛すぎて草」
  2. 「絶句」 ユニクロ新作バッグに“色移り”の報告続出…… 運営が謝罪、即販売停止に 「とてもショック」
  3. 「飼いきれなくなったからタダで持ってきなよ」と言われ飼育放棄された超大型犬を保護→ 1年後の今は…… 飼い主に聞いた
  4. アレン様、バラエティー番組「相席食堂」制作サイドからのメールに苦言 「偉そうな口調で外して等と連絡してきて、」「二度とオファーしてこないで下さぃませ」
  5. 「明らかに……」 大谷翔平の妻・真美子さんの“手腕”を米メディアが称賛 「大谷は野球に専念すべき」
  6. 「やはり……」 MVP受賞の大谷翔平、会見中の“仕草”に心配の声も 「真美子さんの視線」「動かしてない」
  7. ドクダミを手で抜かず、ハサミで切ると…… 目からウロコの検証結果が435万再生「凄い事が起こった」「逆効果だったとは」
  8. 「母はパリコレモデルで妹は……」 “日本一のイケメン高校生”グランプリ獲得者の「家族がすごすぎる」と驚がくの声
  9. 「ごめん母さん。塩20キロ届く」LINEで謝罪 → お母さんからの返信が「最高」「まじで好きw」と話題に
  10. 「真美子さんさすが」 大谷翔平夫妻がバスケ挑戦→元選手妻の“華麗な腕前”が話題 「尊すぎて鼻血」