ニュース
» 2019年01月20日 11時30分 公開

なぜ最近のヨーグルトはフタの裏にくっつかないのか?

お手元のヨーグルトを食べながらご覧ください。

[QuizKnock,ねとらぼ]

 カップのヨーグルトを食べるときの悩み第1位といえば、「ヨーグルトがフタの裏についてしまうこと」ではないでしょうか。フタの裏のヨーグルトをスプーンで取ろうとしても取り切れず「もったいないなあ」と思った経験、ありませんか?


これ、ちょっと切ない

 一方で、「昔に比べて、最近はフタの裏のヨーグルトを気にすることが減った」と思う方もいらっしゃるかもしれません。

 その通り、最近のヨーグルトはフタの裏にくっつかないものが多くなっています。これは一体どういうことなのでしょうか?


ヨーグルトがつきにくくなる加工「ロータス効果」


ついてない!

 最近のヨーグルトのフタは、「ロータス効果」と呼ばれる効果を利用し、裏にヨーグルトがつきにくくなっています。

 このタイプのフタを触ってみると、なんだかザラザラしているのが分かると思います。表面を見てみると、細かい凹凸がつけられているのも分かります。



 この細かい凹凸が空気の層を作り出すことにより、フタに付着したヨーグルトも玉のようになって簡単にフタから流れ落ちるようになっています。このような現象が「ロータス効果」です。


「ロータス」とは「ハス」のこと

 ところで、「ロータス効果」の「ロータス」とは英語で「ハス」を意味します。

 ハスの葉の表面についた水滴は、玉のようになってきれいに転がり落ちます。



 これは、ハスの葉の表面にびっしりと生えた繊毛が細かい凹凸を作っているためです。そして、この構造にヒントを得て開発されたものこそが、今回取り上げたヨーグルトのフタに利用されている加工です。

 このヨーグルトのフタの加工は、生物が持つ優れた構造を人工的に再現し、新しい技術を作り出した一つの例といえます。


登場からはや7年

 この技術を業界で初めて採用したのは、森永乳業です。

 同社のサイトによると、東洋アルミニウム社と共同で製品化に取り組み、初めてこのタイプのフタの製品を売り出したのは2011年10月。そして、そこから他社のヨーグルトにも広まっていきました。

 ということは、このフタが登場してからもう7年以上がたっているということになります。地味な変化かもしれませんが、こうして世界はちょっとずつ良くなっていくと思うと感慨深いですね……。

制作協力

QuizKnock


Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

先月の総合アクセスTOP10

  1. 「訃報」「愛猫」「手風琴」って読める? 常用漢字表に掲載されている“難読漢字”
  2. Excel上で「ドラクエ3」を再現した勇者に「最大の変態」「控えめに言って天才」と称賛 一体どうやって?
  3. 「降板を言い渡されて……」 小林麻耶、「グッとラック!」でのいじめを“笑顔”で主張 事務所とも突然の契約終了
  4. オンラインクレーンゲーム「トレバ」、景品獲得されそうになると“スタッフが裏操作”していたと発覚 被害者と運営会社を取材
  5. 加藤紗里、カフェ店員の前でパンケーキをたたきつぶす 衝撃動画に「これは笑えない」「何がしたいのか分からない」
  6. 保護した子ネコに「寂しくないように」とあげたヌイグルミ お留守番後に見せた子ネコの姿に涙が出る
  7. 「落選が内定」と開き直る金爆に「不甲斐ない」とAKB、謝罪する演歌歌手も 紅白出場逃した歌手の嘆き
  8. タイツメーカーのアツギ、「タイツの日」PRイラストで炎上 絵師25人以上とコラボ 「性的搾取」など関連ワードがTwitterトレンド席巻
  9. 「とうとうその日が来た」 AKB48、紅白落選で衝撃 メンバーは“言い訳のできない現実”を受け止める
  10. Koki,&cocomi、若かりし父・木村拓哉とのラブラブショットで48歳バースデーを祝福 「いつまでもカッコイイ父上でいてください」