ニュース
» 2019年03月22日 22時55分 公開

「謝罪を要求されました」 NGT48山口真帆と運営側の“食い違い” 会見へのリアルタイム反論でコミュニケーション不足が浮き彫りに

会見の途中で山口さんがツイートで反論する一幕も。

[のとほのか,ねとらぼ]

 アイドルグループ「NGT48」山口真帆さんの暴行被害騒動を受け、第三者委員会を設置していた運営会社「AKS」が3月22日、新潟市内で会見を開き、調査結果や今後の対応などを説明。この会見中には、山口さんが2カ月ぶりにTwitterを更新し、報告書や運営側の言い分にリアルタイムで反論する一幕もあり、結果的に「事件に関与したメンバーはいない」とする運営との溝があらためて浮き彫りとなってしまいました。

山口真帆 NGT48 AKS 新潟 第三者委員会 左からNGT48劇場支配人の早川麻依子さん、AKS運営責任者兼取締役の松村匠さん、NGT48劇場副支配人の岡田剛さん

 第三者委員会は、2018年12月8日に山口さんの住む自宅マンションの玄関にファンを名乗る男性2人が押し掛け、暴行容疑で逮捕されていたことを受け(その後不起訴。被疑者とAKSの間に示談交渉などはなかったとのこと)、騒動の真相究明のため2月1日に設置。山口さんを始め、NGT48メンバー、関係者らに事情聴取などを実施し、3月21日には公式サイトで調査報告書が掲載されました

 当初、事件に関与したメンバーがいるとされていましたが、第三者委員会がまとめた調査報告書では、メンバーの1人が山口さんの帰宅時間が分かるようなことを被疑者に伝えたこと以上の関与は確認できなかった他、事件への関与を疑われた2人も共謀を認める証拠を確認できなかったとしています。また、事件が発生した要因の1つとして、新潟県の都市部が狭いことや公共交通機関が都市部と比べ発達していないことなどが指摘されています。

 なお、調査報告書では被疑者とされる人物らの協力が一切得られておらず、メンバーが真実を供述している客観的な担保もないと説明。調査報告書で“丙”とされる被疑者らの一人は、今回の調査協力を求められ、条件として“出禁”の解除を求め、これにAKSは応じなかった旨が記されていますが、松村さんによると、出禁となったのはこの事件後とのことです。

 調査の過程で、ファンとの私的領域での交流が禁止されているのを知りつつ、メンバー12人が一部のファンと私的な“つながり“があったことも明らかに。AKSは、この報告書に基づき、事前の指導不足などを理由に「風紀の乱れ全般は、今回は不問に致します」と処分なしの見解を示しました。

 会見には、AKS運営責任者兼取締役の松村匠さんの他、NGT48劇場支配人の早川麻依子さんと副支配人の岡田剛さんが登壇。冒頭で、山口さんを始め、ファンや新潟県民、クライアントなどへ謝罪した後、あらためて「山口さんに暴行が行われたこと」「事件とは関係なく、ファンとの私的領域でつながりをもつメンバーがいたこと」など報告書の内容を説明。

山口真帆 NGT48 AKS 新潟 第三者委員会 山口さんを始め、メンバー、ファンらへ謝罪

 報告書で指摘されたNGT48内の風紀の乱れ、AKSの安全管理に対する運用の不十分さ、社員のメンバーに対する教育の不十分さについては「メンバーの安全を最優先に運営を行うことに努め、今後このような事件が起こらないよう、被疑者に対しては「(民事上の)法的な処置を検討」するとしました。なお、松村さんとAKS専務取締役の大村拓也さんは、2月から約30%の減給措置を無期限で採っていることを明かしています。

 「調査報告書の内容に関しては言及できる立場にない」と独立性を強調したAKSでしたが、一方で「報告書に関して新潟への地域性への言及がされているが、今回の事件の原因は当社の組織上、運営体制の不十分さが原因であり、新潟の地域性にあるとは全く思っておりません」と第三者委員会の指摘に一部異論をはさんでいます。

 AKSが調査報告を受けたのは3月18日で、20日にはメンバーにも開示。内容について山口さんは納得しているのか問われた松村さんは「本人が理解、納得しているのかは疑問は残るが、山口ともコミュニケーションをとり、フォローに努めたい」とコメント。

 しかし、このさなかに当の山口さんがTwitterで、「松村匠取締役は第三者委員会が行われる前に『繋がっているメンバーを全員解雇する』と私に約束しました。その為の第三者委員会だと、私も今までずっと耐えてきました」と今なおコミュニケーション不全であることがうかがえる悲痛な胸中をリアルタイムで突如ツイート。続けて、1月10日にNGT48劇場で開催された3周年記念公演での謝罪について、「私は松村匠取締役に1月10日の謝罪を要求されました」と告発し、会場は騒然としました。


 山口さんの反論に松村さんは、「事実ではないこともある」と一部否定。1月10日の公演で山口さんが謝罪したことについては、「強要した事実は一切ない」とした上で、「私の配慮が欠けていた部分はあった。開演の前に私が出て話した上で出てもらえばよかった」と謝罪しました。

山口真帆 NGT48 AKS 新潟 第三者委員会 山口さんのツイートをリアルタイムで確認する場面で

 また、ファンと私的領域でつながりがあったとするメンバーについては、特定のファンを優遇する“不適切“な行為としつつも、「第三者委員会の報告によると、私的なつながりとは道端であいさつを交わすことなども範疇に含まれ、ファンサービスと私的領域での線引きが非常に難しい状況だと認識している」とルールそのものがあいまいだとコメント。今後は、「まずはメンバーと向き合い、今までおろそかになっていたコミュニケーションを取り、相談、説得、指導を行う」としました。

 しかし、これらの説明のさなかに、山口さんは「報告書に記載もないのにつながりには挨拶も含まれるというのは勝手な解釈です」「証拠がないと仰っていますが、犯人グループとの交際を認めたメンバーもいます」と再び反論のツイートを行っています。



 これを受け、松村さんは数分間、会見中に報告書を再度確認。「あいさつも私的領域でつながること全てに含まれる、という私の認識」と誤解であったとし、犯人グループとの交際を認めたメンバーがいるという山口さんの発言には、「本人といま一度話さなければならないなと思う」とコメント。今後の解決策の具体例としてメンバーとのコミュニケーションを挙げたAKSでしたが、山口さんとのコミュニケーション不足が露見する事態となりました。

 また、ネットではメンバーだけでなく、運営スタッフと一部のファンが交流している様子がうかがえるツイートがみられることについて、運営スタッフが一部のファンを優遇していた事実は把握していないとしつつ、「運営とファンとの交流が日常的に行われているということであれば、徹底的に洗い出し、誤解を招くことがないようにしていきたい」と管理体制をあらためることをコメント。運営側とファンとのつながりも今後の課題となりそうです。

 会見の最後に松村さんは、「皆様からの厳しい意見を受けまして、また新たにNGTが再興できるよう頑張って参りますので、何とぞご支援ご鞭撻のほどお願いしたい次第でございます」と呼びかけ。続けて、「山口始め、メンバー、保護者の皆様に多大なるご心配と心に深い傷を負わせてしまったことをあらためてこの場を借りておわび申し上げます」と十数秒間にわたって頭を下げました。

山口真帆 NGT48 AKS 新潟 第三者委員会 劇場は3月末まで休館(編集部撮影)

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

昨日の総合アクセスTOP10

  1. /nl/articles/2206/28/news167.jpg 「こんなに絵が上手いなんて」 中川翔子、1時間で『SPY×FAMILY』アーニャを17体生み出してしまう
  2. /nl/articles/2206/29/news152.jpg 整形男子アレン、“歯抜け”も生じた深刻トラブルを解決 高額で入れ替えた歯の再施術も「一生ものではない」
  3. /nl/articles/2206/28/news174.jpg バーガーキングが“超巨大バーガー食べ放題”実施 約1700キロカロリーのバーガーを食べまくれる
  4. /nl/articles/2206/29/news003.jpg ゴールデンレトリバー「他のおやつがほしいのおおおー!!」 荒ぶるワンコのまさかの行動に飼い主爆笑【米】
  5. /nl/articles/2206/27/news166.jpg 「ラーメン二郎」へ“表敬訪問”したジョージア駐日大使に話を聞いた 「次回は『ニンニク ヤサイ マシマシ、ブタ抜き、アブラ多め』を頼みたい」
  6. /nl/articles/2206/29/news139.jpg ゴルフ開始2カ月のダレノガレ明美、初ラウンドで驚きのスコアをたたき出す スタイル抜群のフォーム披露
  7. /nl/articles/2206/24/news167.jpg 耳付きのランチパックが見つかり「得した気分」「運がいい」 “当たり”があるのか山崎製パンに聞いてみた
  8. /nl/articles/2206/29/news118.jpg 幸せいっぱいでほっこり! 粗品、結婚後初の家族ショット 妻子と肩寄せ合う後ろ姿に「温かい愛感じます」
  9. /nl/articles/2206/28/news169.jpg ドラマ「ER」「クリミナル・マインド」の俳優メアリー・マーラ、61歳で溺死 川で遊泳中に溺れたか
  10. /nl/articles/2206/28/news025.jpg 野犬の群れで育った子犬を保護、初めはおびえていたが…… 心を開いて大きく成長したビフォーアフターに感動

先週の総合アクセスTOP10

  1. めちゃくちゃ目立ちそう! 元俳優・成宮寛貴、ほぼ変装なしのディズニーシーに現れた姿がオーラだだ漏れ
  2. 尼崎市が全市民情報流出の会見でUSBのパスワード桁数を言ってしまいネット総ツッコミ 「情報セキュリティの教材か?」「やらかし重ねてるの面白かった」
  3. 1匹の子猫を保護すると……草むらから子猫の群れが! 助けを求める様に寄ってくる姿がいじらしい【米】
  4. 入院中の堀ちえみ、クレーム電話連発する“心ない人物”に苦悩 顔も知らない相手に「人生を阻まれてしまいます」
  5. よそ者には厳しい甲斐犬が、家族と認めた子柴犬を…… 全力で守る姿に「深い愛情に泣ける」「誠実さがかわいい」
  6. パパ、10時間ぶりの帰宅でワンコの感情が…… 大爆発!!→体当たりするゴールデンレトリバーがいとおしい
  7. YOSHIKI、母親の四十九日で生まれ故郷へ 喪服姿で悲しみを吐露「I miss my mother」
  8. 「私はどん底に居ました」 小林麻耶、妹・麻央さんの命日に思い吐露「真実を伝えるしかないと死を考えたことも」
  9. ちょっと窓を閉めただけで、ゴールデンレトリバーの表情が…… この世の終わりのようなお顔が抱きしめたくなる
  10. 柴犬が散歩中、ノラの子猫たちに囲まれて…… 迫力におされて全く進めない姿が応援したくなる

先月の総合アクセスTOP10

  1. この写真の中に1人の自衛隊員が隠れています 自衛隊が出したクイズが難問すぎる……「答え見ても分からない」と人気
  2. フワちゃん、指原莉乃同乗のクルマで事故 瞬間を伝える動画が「予想の10倍ぶつけてる」「笑い事ではない」と物議
  3. 人気動画ジャンル「ゆっくり茶番劇」を第三者が商標登録し年10万円のライセンス契約を求める ZUNさん「法律に詳しい方に確認します」
  4. この写真の中に2人の狙撃手が隠れています 陸自が出したクイズが難しすぎて人気 まじで分からん!
  5. 華原朋美、“隠し子”巡る夫の虚言癖に怒り「私はだまされて結婚」 家を飛び出した親に2歳息子も「もうパパとはいわなくなりました」
  6. 誰にもバレずに20年 別荘を解体中にバスルームから“とんでもないモノ”が見つかる 「わけがわからない」と困惑
  7. 名倉潤、妻・渡辺満里奈との結婚17周年に“NY新婚旅行”ショット 「妻には感謝しかありません」と愛のメッセージも
  8. 植毛手術のいしだ壱成、イメチェンした“さっぱり短髪”が好評 「凄く似合ってます」「短い方が絶対いい」
  9. 「ビビるくらい目が覚める」「生活クオリティ上がった」 品薄続く「ヤクルト1000」なぜ、いつから人気に? 「悪夢を見る」ウワサについても聞いてみた
  10. 渡辺裕之、66歳バースデーで息子と2ショット 合同誕生日会に「すごいお料理とケーキ」「イケメン息子さん」