うぉぉ新色に「湾岸ブルー」!?!? 「日産GT-R」2020年モデルが“あの世代”を直撃しまくり(1/2 ページ)
真夜中を走りたくなる色! Pure editionで1063万1520円から。
日産自動車は4月17日、最上位スポーツカー「GT-R」の2020年モデル、およびGT-RとフェアレディZの生誕50周年記念モデル「50th Anniversary」を2019年6月から順次発売すると発表しました。
GT-Rの最新モデルは、北米市場向けが2019年モデルとして一足先に登場(関連記事)。今回の日本市場向けはGT-RとフェアレディZの生誕50周年記念モデルも含めて2019年4月の発表となり、「2020年モデル」として投入します。エントリーグレードの「Pure edition」、上級な黒基調の内装とした「Black edition」、チタンマフラーなどの上位パーツやBOSEサウンドシステムを装備する「Premium edition」、600馬力までチューンされたエンジン、外装/空力パーツ、サスペンション、パワートレインともにサーキット走行向けの特別仕様とした「NISMO」の4グレードを用意します。
2020年モデルは、これまでNISMOモデルのみに採用してきたレース向けのターボ高効率化技術「アブレダブルシール」を採用。アクセルレスポンスが“従来のNISMOモデル並み”に向上します。また、Rモード専用のアダプティブシフトコントロール(ASC)のシフトスケジュールを「よりアグレッシブ」に制御し、再加速時の駆動レスポンスの向上とより鋭いコーナー加速を実現。新たなサスペンションやブレーキセッティングとともに、ドライバーがより安心して意のままに操れるようチューニングを煮詰めました。
新色の投入も目玉です。新たなボディーカラーに、見る角度によって表情を変える「ワンガンブルー」を用意します。かつて、R34型に設定された「ベイサイドブルー」を思い出させます。表現テーマは「一瞬で駆け抜ける閃光」。見る角度や光の当たり方によって色が変化するように見えるという、青色の透明ベースに光干渉顔料を追加して構成する特殊な塗装で実現します。職人が手作りで仕上げるという青く輝くチタン製マフラーエンド、新デザインのホイールとともに、「ワンガン(湾岸)」の名は1990年〜2000年代平成初期に漫画、アニメ、雑誌、さまざまなメディアで登場し、強烈に「あこがれのGT-R」イメージが植え付けられた世代にとって、訴えてくる、くすぐられるような何かを感じるかもしれません。
価格は、GT-R Pure editionで1063万1520円(税込、以下同。2018年モデル比でプラス40万680円)から。匠と呼ばれる熟練エンジニアが1機ずつ手作業で組み上げるというGT-R専用の3.8リッターV型6気筒ツインターボエンジン「VR38DETT」は、570馬力と65.0kgf-m(637Nm)のトルクを実現。出力値は2018年モデルと同じです。
併せて、GT-R生誕50年記念の特別モデル「GT-R 50th Anniversary」も発売します。
さらにスペシャル、サーキット向けハイパフォーマンス仕様「GT-R NISMO」
サーキット向けの特別仕様「GT-R NISMO」は、2018年からGT3レーシングカーで使われていたターボチャージャーを採用。約20%のレスポンス向上とともに「さらに上」を目指すべくチューニングが施されました。
2020年モデルはかなりコストを掛けた軽量化も実施します。車両重心点から遠いルーフ、エンジンフード、フロントフェンダーにカーボン素材を積極的に採用して10.5キロ減、また、新開発の専用レカロシート、世界最大級のサイズで強力なストッピングパワーを発生する高性能カーボンセラミックブレーキシステムなどによって、合計約30キロの軽量化を果たしました。
世界トップクラスの制動性能を実現するとうたうカーボンセラミックブレーキシステムは、ブレーキローターの大径化とともに、ピストン配列を最適化した専用の高剛性キャリパーと新しい摩擦材のブレーキパッドを新規開発。サーキットにおける高G、高負荷状況での絶対的な効きの良さとともに、日常的な使用においても圧倒的な制動力と優れたコントロール性を実現するとしています。
GT-R NISMO 2020年モデルは、2019年5月中旬から先行予約受け付けを開始します。
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