「東名大渋滞回避」大作戦 祝開通「新東名の新ルート」は本当に有効か?:レースフォトグラファー奥川浩彦の「サーキットへ行こう」(1)(1/3 ページ)
「渋滞は嫌だ!」。東京方面、名古屋方面、富士スピードウェイ、御殿場プレミアム・アウトレット、御殿場・箱根エリアなどなど「東名高速道路を使う人」必読です。
はじめに
クルマは単なる移動手段ではありません。ときに感情を「熱く」「激しく」揺さぶってくれます。
この「熱さ」を必ず体感できる場所があります。「サーキット」です。日本には、鈴鹿サーキット、富士スピードウェイ、ツインリンクもてぎなどの世界に名だたるサーキットがあり、F1、MotoGP、SUPER GT、スーパーフォーミュラなどの熱いレースが繰り広げられています。「爆音」「激しいバトル」「大観衆」などの現実離れできるワクワク感、そして「広大な景色」「体感イベント」「キャンプ」「遊園地」など家族みんなで楽しめる優れた観光施設にもなっています。
「そんなすばらしいスポットへぜひ皆さんをお連れしたい!」。本連載は、趣味のレース写真を撮りまくるうちにプロフォトグラファーになった筆者が、「レースやサーキットを体感・体験し、心から楽しむためのヒントと裏技」を他とはちょっと違う目線で紹介していきます。さぁ、サーキットへ行きましょう!
もうすぐゴールデンウイークです。しかも2019年は史上初の公式な10連休。楽しみですね。
でも多くの人がお休みということは……。クルマで出掛ける人は「渋滞」が待ち構えています。はぁぁ、これだけは嫌です。
川崎市在住の筆者は毎年この期間、2019年は5月3〜4日に静岡県の富士スピードウェイで開催される「SUPER GT 第2戦 FUJI GT 500kmレース」に仕事で行きます。連休終盤の金曜日と土曜日。普通に行けば「東名高速道路の東名川崎IC〜御殿場IC間」は行きも帰りも大渋滞必至です。
ではどうするのか。フフフ……2019年は「秘策」があります。今回はプロローグとして、「渋滞を避けて富士スピードウェイへ“早く楽に”行く」を目的にした、連休中の東名高速の渋滞予測と回避方法をあらためて検証し、レース仕事本番に備えた結果をお届けします。
なおこちらは富士スピードウェイだけでなく、近隣の人気スポットでこれまた多くの人が目的地にするであろう「御殿場プレミアム・アウトレット」や「箱根エリア」などへ行くために東名高速道路を使う人も参考にしていただけます。
では「2019年東名大渋滞回避大作戦」スタートです。
東名高速の2019年GW渋滞は、下り線が5月3日、上り線は5月5日がピーク
2019年のゴールデンウイークは5月1日(水)と、その前後の4月30日(火)、5月2日(木)が祝日となり、4月27日(土)から5月6日(月)まで10連休。筆者の目的とするSUPER GT 第2戦 FUJI GT 500kmレースは、5月3日(金)〜4日(土)に開催されます。
高速道路各社(NEXCO東日本、NEXCO中日本、NEXCO西日本、本州四国連絡高速道路、日本道路交通情報センター)が発表した2019年ゴールデンウイーク期間の高速道路渋滞予測によると、全国的に高速道路は「下り線は5月3日」「上り線は5月4日と5日」に渋滞が多発すると予測されています。しかし2019年は例年と違って30キロ以上の大渋滞が気持ち減少する代わりに、10キロほどの中渋滞が増加しそうだとのこと。完全な10連休となったことで、みんなの予定がやや分散するためだと思います。
高速道路の「下り線」「上り線」について
各道路の起点方向が「上り」、終点方向が「下り」です(一部例外はあります)。東名高速道路は起点が東京ICですから、御殿場IC付近を例にすると東京方面が「上り」、名古屋方面が「下り」になります。
「富士スピードウェイまでのルート」を、もう少し細かく確認してみましょう。
NEXCO中日本による東名高速道路・東京IC〜御殿場IC間の渋滞予測によると、5月3日の下り線大和トンネル付近で15キロ、伊勢原バス停付近で5キロ、御殿場IC付近で5キロ。5月5日の上り線都夫良野トンネル付近で10キロ、大和トンネル付近で30キロの渋滞が発生するようです。東名高速の東京IC〜御殿場IC間は、渋滞のピークが下り線が5月3〜4日、上り線が5月5日になるもようです。
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