観月ありさがまさかの“52歳”役で登場「インハンド」 驚異の「若返り術」を真に受けそうになった3話を振り返り
観月ありさ自身の実年齢は42歳、それにしたって若くみえるのに!
観月ありさが、まさかの52歳役で登場して度肝を抜かれた金曜ドラマ「インハンド」(TBS系・金曜22時〜 Paravi配信)第3話。
第3話のあらすじ「若返り治療の危険」
「テロメラーゼ」という酵素を分泌することで、永遠に細胞分裂を行うことができるというベニクラゲ。パナシアンビューティーCEOの瀬見まき子(観月ありさ)は、そのテロメラーゼをアンチエイジングどころか不老不死に利用しようと研究をしていた。
そんな瀬見の講演会に、寄生虫学者の紐倉哲(山下智久)と高家春馬(濱田岳)がやって来る。紐倉は、瀬見がかつて大学で講師をしていた頃の生徒だったのだ。
テロメラーゼを利用した治療の効果を証明するかのように、52歳だというのにメチャクチャ若く見える瀬見。紐倉が知る10年前と比べても、むしろ若返っているという。
その講演会には、サイエンスメディカル対策室の牧田(菜々緒)も訪れていた。パナシアンビューティーが上級会員に向けて行っている若返り治療を受けた人に、認知症に似た症状が出ていることが問題になっていたのだ。
専門用語でごまかされるけど、ストーリー強引すぎるよ!
今回、衝撃だったのはやはり瀬見の年齢。不自然に若く見える美魔女という設定ではあるものの、あの「伝説の少女」観月ありさが52歳役を演じる日がやって来るとは……。
ちなみに観月ありさ自身の実年齢は42歳。実年齢と同じ42歳役だったとしても、だいぶ若々しく見える。それが52歳だと聞いたら、そりゃあ菜々緒がアンチエイジング・グッズを買いあさってしまうくらいのインパクトはある。
そんな観月ありさが演じる瀬見まき子は、自分の助手でもあった妹・みき子(松本若菜)が早老症の一種である「ウェルナー症候群」にかかり、急速に老化が進んで亡くなってしまったことで、死と老いへの恐怖を抱いて不老不死の研究にのめり込んでいく。
瀬見たちが受けていたのは、「テロメラーゼ」を利用した若返り治療かと思いきや、若者の血液を輸血することで、その中に含まれている「GDF11」を摂取して若返るという違法な治療だった。
医療行為以外で血液の売買は違法ということで、人体ブローカーのコバヤシ(米本学仁)が裏ルートで入手した血液を購入していたのだが、その血液の中に認知症に似た症状を引き起こす「クロイツフェルト=ヤコブ病」の患者の血液が混ざっており、瀬見たちもクロイツフェルト=ヤコブ病にかかってしまったのだ。
いつもにも増して、あまり聞き覚えのない専門用語が目白押し。それっぽい雰囲気で押し切られてしまうものの、ストーリー展開はかなり強引だ。
講演会の中で、瀬見が言葉につまっていたという一点突破で、「テロメラーゼ治療じゃなくて、GDF11を利用した治療だ! しかも輸血用の血液にクロイツフェルト=ヤコブ病の患者のものが混ざっていたんだ!」……と見抜いてしまう紐倉は、いくら天才とはいえ、ちょっとエスパー過ぎるだろう。
その他にも、パナシアンビューティー関係者と一緒にいたというだけで、人体ブローカー・コバヤシの住処の扉を回転のこぎりで切っちゃう内閣府のみなさん。
紐倉と会ったことがないはずなのに、写真を見て「紐倉だ」と気付いてしまうサイエンスメディカル対策室のみなさん。
そもそも、瀬見は自分が死に至る病・クロイツフェルト=ヤコブ病にかかっているのに気付いていたのなら、若返り治療を進めるよりも、クロイツフェルト=ヤコブ病の治療法を研究するべきだったんじゃ……!?
「身体は若返っても、頭の中は老いていく。一番大切だったみき子のことだって、時々忘れてしまうの」と、自らの行為を後悔する瀬見に対し紐倉は、
「忘れて欲しいの、こんな姿になっちゃった私を覚えていて欲しくない。今を生きる人たちにはちゃんと前を向いていて欲しいから」
と、みき子が言っていたことを明かして「あの人(みき子)の望みは忘れてもらうことだった」と語っていたが、それを聞かされたところで、「あ、忘れて欲しかったんだ。じゃあクロイツフェルト=ヤコブ病にかかってよかった〜」……とはならんだろう。
少しずつ明かされてきた紐倉の過去
今回、謎に包まれた紐倉の過去もちょいちょい明かされていた。
瀬見から教えを受けていたという大学生時代。瀬見の妹・みき子との関係性は、どう見ても教授の助手と生徒というだけではない、恋愛感情絡みの関係に見えた。
人体ブローカーのコバヤシや、ロボットハンドのメンテナンスを請け負う義肢装具士の陣内志保(菜葉菜)という、紐倉の過去に深く関わっていそうな人物も登場。
さらには紐倉が、かつてCDC(アメリカ疾病予防管理センター)に勤めていたものの、アメリカ陸軍とモメてクビになったということも明かされた。
回想シーンを見るに、かなりハードな現場で働いていたようだが、右手を失った原因もそのあたりにあるのだろうか?
ちなみに今回、ラストに「ピンポーン」という音とともに「若返り治療等についても専門家の監修のもと一部架空なドラマ上の演出を加味しておりますのでご了承ください」云々といった注意書きが表示されていた。
「テロメラーゼ」や、輸血による「GDF11」を利用した治療は、一応若返りに効果があるかも……的な研究結果が発表されてはいるものの、がん細胞が増えまくったり、別の病気が引き起こされたりという副作用が報告されており、まだまだ実用段階からはほど遠い状態。
ドラマを真に受けてむやみに輸血するのはやめよう!?
1話見どころ
2話見どころ
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