仙狐さんと一緒にお風呂にはいってしっぽの付け根を見たい人生だった……「世話やきキツネの仙狐さん」5話

新キャラにも向けられるモフの視線。

» 2019年05月09日 00時00分 公開
[たまごまごねとらぼ]
※本記事はアフィリエイトプログラムによる収益を得ています

世話やきキツネの仙狐さん (C)2019 リムコロ/KADOKAWA/世話やきキツネの仙狐さん製作委員会

 癒やされたい。肯定されたい。「世話やきキツネの仙狐さん」(原作アニメは、ブラック企業に勤める男性が、神使の狐に何もかも全て癒やされていく、人間全肯定アニメ。優しい空間が覆いかぶさってくる、ある意味現代日本を象徴するような作品です。


世話やきキツネの仙狐さん


わがままシロさん登場

 仙狐さんは、一見少女、実は800歳越えの神使。くたびれたサラリーマンである中野に対しては、何もかも全肯定、全てを受け止め抱きしめよしよしする、超絶母性を見せます。

 しかし、新登場のもうひとりの神使のキツネ・シロは、真逆なスタイルのキャラです。


世話やきキツネの仙狐さん この一コマでシロの性格がわかっちゃう(2巻)

 自分を「由緒正しき稲荷の神使の狐よ!」のドヤ顔と、背負った「どん」の文字だけで、彼女の性格がなんとなくわかっちゃう。仙狐さんのような威厳が見当たらない。


世話やきキツネの仙狐さん ああもうかわいい確定(2巻)

 自分を「美しい」と陶酔するナルシストであり、純白で純血なことを自慢する。だけど、ご飯を食べるときにほっぺにごはんつぶがついたまま。

 中身が子供だ! 万能感に酔った幼子だ!

 確かに千里眼能力を持った強い存在なのは間違いないです。ただしプライドが先走りがち。

 もっともシロは、誇りが空回りしているキャラではありません。「満足させる」「ご褒美をあげる」といって意識的にベタベタに甘え、その行動によって相手も幸せになる、win-winを生み出すかなり珍しい存在です。


世話やきキツネの仙狐さん 頭を撫でることでうまれる幸せ(2巻)

 疲れた顔の中野に対して放ったのが「シロの頭を撫でさせてあげるわ!!」という発言。あれ、ご褒美的には逆なのでは?

 違うんだ……シロはすごい、「撫でさせる」ことによる癒やし効果を知り尽くしている。猫や犬を撫でた時、「喜んでくれる」ことで幸せな気分になるのと同じ現象。シロの撫でられている時の幸福に満ちた顔ときたら! 「気持ちいい」とはなにか違う、嬉しさにあふれた微笑み。美味しいもの食べた時こんな顔しますよね。

 シロが人間にもたらす、仙狐さんとは別種の「満足」は、ここから先で描かれ始めていくはず。この作品の幸福論を考える時、仙狐さんとシロは、両方とも重要な柱です。


世話やきキツネの仙狐さん世話やきキツネの仙狐さん

モフマニア・中野

 ぐったり疲れた男・中野は、仙狐さんが来てからどんどん心が満たされ、救われています。その大きな要因の一つがモフれることです。

 彼の極度のモフモフマニアっぷりが、今回発揮されまくりました。


世話やきキツネの仙狐さん 邪な視線の意味よ(2巻)

 シロが来たばかりの時、中野は「ごはんはみんなで食べたほうが美味しいですから」と彼女を招き入れました。でも彼の脳内に浮かんだ本音は「モフモフが増えて眼福」

 シロはこれを「邪な視線」と言っています。彼女もこの邪さが、まさか「モフモフ目線」だとは思っていなかったよう。


世話やきキツネの仙狐さん あふれるモフ欲(2巻)

 千里眼でシロが中野の気持ちを読んだ時、彼の「邪な目線」大爆発。しっぽをモフりたい……彼の頭はその思いでいっぱい。欲望を解放すると、中野ってこんなにモフに正直なんですね……。

 でもいやがっている相手をモフろうとするのはだめです。モフハラです。

 仙狐さんはしっぽモフをOKしていますが、シロはしっぽモフを強く拒絶しています。これは仙狐さんが「しっぽモフも許してあげている」という優しさからなのでしょうか。普通しっぽって触られるのいやがりそうですし。


風呂でもモフマニア

 中野のモフマニアっぷりは、お風呂でも開眼しています。


世話やきキツネの仙狐さん うわああああああああ!(2巻)

 仙狐さんが800歳センスでしれっと、当たり前のように、中野が入浴中のお風呂に入ってきます。一大事じゃないか!

 もっともここで興奮方面にいかず、しっとり癒してくれるのがさすが清らかな心の神使の仙狐さん。……かと思いきや、彼には一点、抑えきれない興奮ポイントがありました。


世話やきキツネの仙狐さん そこかよ(2巻)

 「もちもちすべすべの肌…そしてこのしっぽ……!!」

 だと思ったよ、君はここでもしっぽなんだな! 仙狐さんが全裸でお風呂に入ってきた時、彼が考えたのが「これで自然にしっぽの付け根を見られる…!!」でした。

 さすがに仙狐さんは彼の「しっぽの付け根」云々の感情はわかっていないようですが、しっぽ好きについては理解を示していそうです。すごい頻繁にモフってそうですし、何より彼の唯一のわがままポイントですから。


世話やきキツネの仙狐さん いいなあぁぁぁぁ(2巻)

 二人のお風呂上がりのモフップルっぷり。あまりにも幸せそうすぎる。

 なんでぼくのところに仙狐さんがいないのか、なぜ仙狐さんをモフれないのかと、血の涙があふれて止まりません。


世話やきキツネの仙狐さん世話やきキツネの仙狐さん

たまごまご


前回までのお話

世話やきキツネの仙狐さん
世話やきキツネの仙狐さん

(C)2019 リムコロ/KADOKAWA/世話やきキツネの仙狐さん製作委員会


Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

昨日の総合アクセスTOP10
  1. /nl/articles/2412/14/news019.jpg ズカズカ家に入ってきたぼっちの子猫→妙になれなれしいので、風呂に入れてみると…… 思わず腰を抜かす事態に「たまらんw」「この子は賢い」
  2. /nl/articles/2412/10/news133.jpg 「タダでもいいレベル」 ハードオフで1100円で売られていた“まさかのジャンク品”→修理すると…… 執念の復活劇に「すごすぎる」
  3. /nl/articles/2412/12/news089.jpg フォークに“毛糸”を巻き付けていくと…… 冬にピッタリなアイテムが完成 「とってもかわいい!」と200万再生【海外】
  4. /nl/articles/2412/14/news081.jpg 「申し訳なく思っております」 ミスド「個体差ディグダ」が空前の大ヒットも…… 運営が“謝罪”した理由
  5. /nl/articles/2412/15/news031.jpg ザリガニが約3000匹いた池の水を、全部抜いてみたら…… 思わず腰が抜ける興味深い結果に「本当にすごい」「見ていて爽快」
  6. /nl/articles/2412/15/news002.jpg 毛糸でフリルをたくさん編んでいくと…… ため息がもれるほどかわいい“まるで天使”なアイテムに「一目惚れしてしまいました」「うちの子に作りたい!」
  7. /nl/articles/2412/14/news038.jpg 「釣れすぎ注意」 消波ブロック際に“カツオを巻いた仕掛け”を落としたら…… 驚きの結果に「これはオモロい!!」「こんなにとは」
  8. /nl/articles/2412/14/news063.jpg 鮮魚スーパーで特価品になっていたイセエビを連れ帰り、水槽に入れたら…… 想定外の結果と2日後の光景に「泣けます」「おもしろすぎ」
  9. /nl/articles/2412/14/news002.jpg 【今日の難読漢字】「男衾」←何と読む?
  10. /nl/articles/2412/15/news024.jpg おじいちゃん「昔はモテた」→孫は信じていなかったが…… “今では想像できない”当時の姿が140万再生「映画スターのよう」【米】
先週の総合アクセスTOP10
  1. イモトアヤコ、購入した“圧倒的人気車”が思わぬ勘違いを招く スーパーで「後ろから警備員さんが」
  2. 母親から届いた「もち」の仕送り方法が秀逸 まさかの梱包アイデアに「この発想は無かった」と称賛 投稿者にその後を聞いた
  3. パパに抱っこされている娘→11年後…… 同じ場所&ポーズで撮影した“現在の姿”が「泣ける」「すてき」と反響
  4. 高校生のときに付き合い始めた2人→10年後…… 現在の姿に「めっちゃキュンってした」「まるで映画の世界」と1000万表示突破
  5. 大谷翔平の妻・真美子さん、ZARA「8000円ニット」を着用? 「似合ってる」「シンプルで華やか」
  6. 新幹線で「高級ウイスキー」を注文→“予想外のサイズ”に仰天 「むしろすげえ」「家に飾りたい」 投稿者に感想を聞いた
  7. 高校生時代に父と撮った写真を、29年後に再現したら……再生数1000万回超えの反響 さらに2年後の現在は、投稿者に話を聞いた
  8. 散歩中、急にテンションが下がった柴犬→足元を見てみると…… 「そんなことあります?」まさかの原因が860万表示「かわいそうだけどかわいい」
  9. コメダのテイクアウトで油断して“すさまじい量”になってしまった写真があるある 受け取ったその後はどうなったのか聞いた
  10. 「やめてくれ」 会社で使った“伝言メモ”にクレーム→“思わず二度見”の実物が200万表示 「頭に入ってこない」
先月の総合アクセスTOP10
  1. 「何言ったんだ」 大谷翔平が妻から受けた“まさかの仕打ち”に「世界中で真美子さんだけ」「可愛すぎて草」
  2. 「絶句」 ユニクロ新作バッグに“色移り”の報告続出…… 運営が謝罪、即販売停止に 「とてもショック」
  3. 「飼いきれなくなったからタダで持ってきなよ」と言われ飼育放棄された超大型犬を保護→ 1年後の今は…… 飼い主に聞いた
  4. アレン様、バラエティー番組「相席食堂」制作サイドからのメールに苦言 「偉そうな口調で外して等と連絡してきて、」「二度とオファーしてこないで下さぃませ」
  5. 「明らかに……」 大谷翔平の妻・真美子さんの“手腕”を米メディアが称賛 「大谷は野球に専念すべき」
  6. 「やはり……」 MVP受賞の大谷翔平、会見中の“仕草”に心配の声も 「真美子さんの視線」「動かしてない」
  7. ドクダミを手で抜かず、ハサミで切ると…… 目からウロコの検証結果が435万再生「凄い事が起こった」「逆効果だったとは」
  8. 「母はパリコレモデルで妹は……」 “日本一のイケメン高校生”グランプリ獲得者の「家族がすごすぎる」と驚がくの声
  9. 「ごめん母さん。塩20キロ届く」LINEで謝罪 → お母さんからの返信が「最高」「まじで好きw」と話題に
  10. 「真美子さんさすが」 大谷翔平夫妻がバスケ挑戦→元選手妻の“華麗な腕前”が話題 「尊すぎて鼻血」