仙狐さんと一緒にお風呂にはいってしっぽの付け根を見たい人生だった……「世話やきキツネの仙狐さん」5話
新キャラにも向けられるモフの視線。
癒やされたい。肯定されたい。「世話やきキツネの仙狐さん」(原作/アニメ)は、ブラック企業に勤める男性が、神使の狐に何もかも全て癒やされていく、人間全肯定アニメ。優しい空間が覆いかぶさってくる、ある意味現代日本を象徴するような作品です。
わがままシロさん登場
仙狐さんは、一見少女、実は800歳越えの神使。くたびれたサラリーマンである中野に対しては、何もかも全肯定、全てを受け止め抱きしめよしよしする、超絶母性を見せます。
しかし、新登場のもうひとりの神使のキツネ・シロは、真逆なスタイルのキャラです。
自分を「由緒正しき稲荷の神使の狐よ!」のドヤ顔と、背負った「どん」の文字だけで、彼女の性格がなんとなくわかっちゃう。仙狐さんのような威厳が見当たらない。
自分を「美しい」と陶酔するナルシストであり、純白で純血なことを自慢する。だけど、ご飯を食べるときにほっぺにごはんつぶがついたまま。
中身が子供だ! 万能感に酔った幼子だ!
確かに千里眼能力を持った強い存在なのは間違いないです。ただしプライドが先走りがち。
もっともシロは、誇りが空回りしているキャラではありません。「満足させる」「ご褒美をあげる」といって意識的にベタベタに甘え、その行動によって相手も幸せになる、win-winを生み出すかなり珍しい存在です。
疲れた顔の中野に対して放ったのが「シロの頭を撫でさせてあげるわ!!」という発言。あれ、ご褒美的には逆なのでは?
違うんだ……シロはすごい、「撫でさせる」ことによる癒やし効果を知り尽くしている。猫や犬を撫でた時、「喜んでくれる」ことで幸せな気分になるのと同じ現象。シロの撫でられている時の幸福に満ちた顔ときたら! 「気持ちいい」とはなにか違う、嬉しさにあふれた微笑み。美味しいもの食べた時こんな顔しますよね。
シロが人間にもたらす、仙狐さんとは別種の「満足」は、ここから先で描かれ始めていくはず。この作品の幸福論を考える時、仙狐さんとシロは、両方とも重要な柱です。
モフマニア・中野
ぐったり疲れた男・中野は、仙狐さんが来てからどんどん心が満たされ、救われています。その大きな要因の一つがモフれることです。
彼の極度のモフモフマニアっぷりが、今回発揮されまくりました。
シロが来たばかりの時、中野は「ごはんはみんなで食べたほうが美味しいですから」と彼女を招き入れました。でも彼の脳内に浮かんだ本音は「モフモフが増えて眼福」。
シロはこれを「邪な視線」と言っています。彼女もこの邪さが、まさか「モフモフ目線」だとは思っていなかったよう。
千里眼でシロが中野の気持ちを読んだ時、彼の「邪な目線」大爆発。しっぽをモフりたい……彼の頭はその思いでいっぱい。欲望を解放すると、中野ってこんなにモフに正直なんですね……。
でもいやがっている相手をモフろうとするのはだめです。モフハラです。
仙狐さんはしっぽモフをOKしていますが、シロはしっぽモフを強く拒絶しています。これは仙狐さんが「しっぽモフも許してあげている」という優しさからなのでしょうか。普通しっぽって触られるのいやがりそうですし。
風呂でもモフマニア
中野のモフマニアっぷりは、お風呂でも開眼しています。
仙狐さんが800歳センスでしれっと、当たり前のように、中野が入浴中のお風呂に入ってきます。一大事じゃないか!
もっともここで興奮方面にいかず、しっとり癒してくれるのがさすが清らかな心の神使の仙狐さん。……かと思いきや、彼には一点、抑えきれない興奮ポイントがありました。
「もちもちすべすべの肌…そしてこのしっぽ……!!」
だと思ったよ、君はここでもしっぽなんだな! 仙狐さんが全裸でお風呂に入ってきた時、彼が考えたのが「これで自然にしっぽの付け根を見られる…!!」でした。
さすがに仙狐さんは彼の「しっぽの付け根」云々の感情はわかっていないようですが、しっぽ好きについては理解を示していそうです。すごい頻繁にモフってそうですし、何より彼の唯一のわがままポイントですから。
二人のお風呂上がりのモフップルっぷり。あまりにも幸せそうすぎる。
なんでぼくのところに仙狐さんがいないのか、なぜ仙狐さんをモフれないのかと、血の涙があふれて止まりません。
(たまごまご)
前回までのお話
(C)2019 リムコロ/KADOKAWA/世話やきキツネの仙狐さん製作委員会
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