コラム
» 2019年05月18日 20時15分 公開

ムーミンのいる暮らしって、どうですか? 「ムーミン日記」平成最後の春編ムーミン日記(1/4 ページ)

令和もムーミンといっしょ。

[かしわ,ねとらぼ]

 かしわさんの家には、ある日Amazonってところからやってきた特大サイズのムーミン(ぬいぐるみ)が住んでいます(関連記事)。

 これまで夫婦2人暮らしだったかしわさんの家に、新たに加わったムーミン。なんでもない日にとったピザを楽しんだり、ちょっぴり特別な日であるところのクリスマスやお正月を過ごしたりと、楽しそうな日々を送っています。

 冬が通り過ぎて迎えた平成最後の春。ムーミンとともに出かける旅行、ムーミンとともに迎える平成の終わり……。これはムーミンとともに過ごすかしわさんの日記です。

1月某日

 十数年ぶりに、インフルエンザになった。中学生の時以来である。今年は仕事も持っていないので外出する機会もさほどなく、どこでもらってくるということもないはずなのに、こんなにアッサリかかってしまうとは不覚である。なんだか熱が下がらないなあと思いつつそのまま数日をずるずると過ごし、週末は予定があるからその前にきっぱり治さねば、と内科へ行ったらインフルエンザなのだった。相変わらず身体はしんどいけれど、「インフルエンザです」と判を押されたらなんだかほっとして、夫と二人でハマっているミニスーファミのパネルでポンに興じたり、「ヱヴァンゲリヲン新劇場版」序破Qを通して観たりする。そんな風に仲良く楽しく過ごしていたら、今度は夫がインフルになってしまった。完全に私のせいであろう。

ムーミン日記

 心配そうに夫に寄り添うムーミン。

 けれど夫も至って元気なので、やっぱり2人でパネルでポンにせっせと励むのだった。

 そういえば、ちょうど去年の今頃トーキョーは稀にみる大雪で、仕事から早めに帰宅し、2人でアパートの前に大きな雪だるまを作った。腰を屈めて汗までかいて作った雪だるまには愛着が湧いて、道行く人もかわいいねと褒めてくれたけれど、やっぱり雪だから数日後にはもうなんだかわからないものになってしまった。不安げな表情の真っ白なムーミンをぼんやりと見ていたらそのことを突然、思い出したのだった。

2月某日

 夫が仕事で大分へ行くという。

 私も暇なので観光がてら、ついてゆくことにした。聞けばムーミンも来るという。どうしたってシートベルトがお腹に食い込んでしまうのだけれど、氏は苦言を呈さなかった。

ムーミン日記

 大分の中津といえば、つねづね音に聞くのは鶏のから揚げである。夫としばし別れ、中津から揚げを二店はしご。夜は別府の地元の人が集う居酒屋へ。海老フライがこんなに大きい。ビールがおいしい。

ムーミン日記
ムーミン日記

2月13日

 お付き合いをしていた頃から数えて、もう何度目か分からぬバレンタインである。

 今年はバレンタインの前日に、近くの小さなお好み焼き屋さんへ行った。隣接する他の建物と比べてギュッと握って凝縮したような、こぢんまりとした外観からしてなんというか一見さんお断り感がむんむん出ているけれど、暖簾(のれん)の奥がしかしどうしても気になって飛び込んでみることに。こんばんは、と恐る恐る引き戸を開けると、やさしいおばちゃんがそれはフレンドリーにもてなしてくれて、お客は私たち二人、なんだか車両のような狭い店内にそわそわしながら、それでもお好み焼きは大きくておいしかった。帰りに「コレあげるよ」とおばちゃんにチョコをもらう。チョコをもらうバレンタインはうれしい。

ムーミン日記

 帰ってムーミンにもお裾分け。

 しかし翌日、なぜかムーミンにあげたはずのチョコがないという。夫が食べたのか?

ムーミン日記
ムーミン日記

 事件の真相は分からぬまま、夕飯の後に二人にチョコムースをふるまう。ムーミンもうれしそうにしている。よかった。夫に「付き合ってください」と言ったら、「いいよ」と返ってきた。

 ああ、なんて緊張感のないバレンタイン。

       1|2|3|4 次のページへ

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

昨日の総合アクセスTOP10

  1. /nl/articles/2107/30/news137.jpg 水谷隼スタッフが一部マスコミの“行き過ぎた取材”に警告 住民を脅かすアポなし行為に「しかるべき措置を検討」
  2. /nl/articles/2107/29/news111.jpg おにぎりパッケージに四苦八苦していた五輪レポーター「日本の素晴らしい人々に感謝」 大量アドバイスで見事攻略
  3. /nl/articles/2107/29/news086.jpg 小5娘「ランドセル壊れちゃった!!」→メーカーに修理に出すと…… 子どもの気持ちに寄りそう「神対応」を描いた漫画に心が温まる
  4. /nl/articles/2107/30/news022.jpg 中年の「何しにこの部屋来たんだっけ?」発生条件を突き止めた漫画にあるあるの声 “忘却”はこうして起きていた……?
  5. /nl/articles/2107/29/news013.jpg おばあちゃんと散歩するワンコ、よく見ると…… かしこ過ぎるイッヌに「どっちが散歩されてる?」「愛と信頼ですね」の声
  6. /nl/articles/2107/29/news044.jpg 3歳娘「カレーが食べたい」にこたえて作ったのに…… あまのじゃくな娘に“大人になること”を学ぶ漫画が考えさせられる
  7. /nl/articles/2107/29/news030.jpg 定価で買った商品が半額になってショック!→娘「ママは値段を理由にそれ買ったの?」 子どもの一言にハッとさせられる漫画
  8. /nl/articles/1902/18/news125.jpg 「誰も消防車を呼んでいないのである!」漫画の作者自ら“消防車が来ない話”としてTwitterに公開 「元ネタ初めて見た」
  9. /nl/articles/2107/28/news135.jpg 波田陽区、そっくりな卓球・水谷隼選手の金メダル獲得で仕事激増 「拙者、これで家賃払えそうですからー!」
  10. /nl/articles/2107/30/news007.jpg 【なんて読む?】今日の難読漢字「島嶼」

先週の総合アクセスTOP10

先月の総合アクセスTOP10

  1. 「産んでくれた親に失礼」「ちょっと我慢できません」 上原浩治、容姿批判のコラム記事に不快感あらわ
  2. ホワイトタイガー「あっ、落としてもうた」 うっかり子どもを落とした母と、落ちてゆく子どもの表情がじわじわくる
  3. がん闘病の大島康徳、肝臓に続いて肺への転移を告白 息苦しさに悩まされるも「大して成長してない」
  4. 「目パッチリです」 宮迫博之、最高難度の美容整形を決行 クスリ疑惑もたれたクマやほうれい線の一掃で“別迫”に
  5. 石橋貴明の娘・穂乃香「お父さん大好き」 幼少期キスショット公開し「愛されてますね〜」「ステキな写真!」と反響
  6. 大島康徳、ステージ4のがん闘病でげっそり顔痩せ 相次ぐ通院に「正直かなりしんどかった」
  7. 山に捨てられていたワンコを保護→2年後…… “すっかり懐いたイッヌ”の表情に「爆笑した」「かっこよすぎ」の声
  8. 「ブス、死ね」 りゅうちぇる、心ない言葉への返答が感銘を呼ぶ 「心もイケメン」「りゅうちぇるのおかげで自己肯定感上がった」
  9. 『はらぺこあおむし』の版元、毎日新聞の風刺漫画を批判 「おそらく絵本を読んでいない」
  10. 小林礼奈、4歳娘を連れて夕食中に客とトラブル 痛烈コメント受けて「私たち親子を悪にしたい人がいる」