君は太平燕(たいぴーえん)を知っているか? バーミヤンの太平燕がおいしいのでとにかく食べてほしい:ご当地めし
とにかく太平燕が大好きな筆者が、東京で本格太平燕を食べてただただ感動したという話。
皆さんは「太平燕(たいぴーえん)」という料理をご存じでしょうか。白湯スープにどっさりと入った野菜、揚げ卵などの具材にちゅるっとした春雨というヘルシーでクセになる熊本名物の麺料理です。そんなご当地めし「太平燕」をバーミヤンが期間限定で提供しているのですが、それがとにかくうまい……! ということで今回はバーミヤンの「太平燕」をご紹介します。
バーミヤンの太平燕との出会い
筆者がバーミヤンの太平燕と出会ったのは6月中旬のこと。東京都立川市にあるIKEAに行った帰り、バーミヤン立川駅北口店に立ち寄ったのがきっかけでした。通常メニューとは別に用意された期間限定メニュー「中華甲子園フェア」の中に、「海鮮3種と野菜の具だくさん太平燕」799円(税別)を発見。熊本へ遊びに行けば3食太平燕を食べるほどの太平燕好きな筆者は喜び勇んでこれを注文することに決めました。
しばらくして太平燕が到着。野菜、煮卵、イカ、エビ、豚肉など、どっさり入った具材に白湯スープが湯気をあげています。クリーミーなスープを楽しんでからどんぶりに箸を入れると、通常よりもやや太めの春雨が姿を見せました。麺を幅広タイプにしたことで、スープが絡みやすくなっているらしく、箸がどんどん進みます。
シャキシャキの野菜、もちもちの春雨、海鮮、コクのあるスープ。全てが絡み合ってとってもおいしいです……! 前述の通り、太平燕が大好きな筆者もおどろきのおいしさにスープまでゴクゴク完飲できてしまうほどでした。
なんでこんなおいしい太平燕を提供できるのか
あまりのおいしさに感動した筆者はすぐさまバーミヤンを運営するすかいらーくホールディングスにコンタクトを取り、商品開発担当者へと取材を申し入れました。
――5月23日から開催中の全国より選抜されたグルメが集結する「中華甲子園」にて太平燕が提供されていますが、九州代表として太平燕をチョイスしたのはちょっと意外だなと思いました。選抜理由を聞かせください。
開発担当者:九州はおいしい麺類が多くあるので九州代表を決めるのは開発チームとしても非常に悩ましかったです。春雨を使う事で通常の中華麺と比べてカロリーを大幅にカットできるのも、今の時代にフィットしますし、お客さまに選択肢もご提案できるのではないかと思いました。
――すごく具だくさんで驚きました。特に本場では揚げ卵(ふーひーたん)が入っているところを煮卵にするなどアレンジもすごくよかったです。全体的なこだわりポイントを教えてください。
開発担当者:具材は海老、イカ、ホタテ、豚肉、もやし、白菜、人参、木くらげ、金針菜、煮玉子、幅広春雨が入っています。具材の種類の多さはバーミヤンで現在販売しているメニューの中でも1、2を争うかと思います。また春雨を普通のよりも幅広のタイプにした事で食感の変化、スープと絡みやすくなるなど食べ応えのアップにつながっています。
――太平燕はもともとさまざまなバリエーションのベーススープが存在していますが、今回バーミヤンで提供しているスープの特徴を教えてください。
開発担当者:太平燕は鶏ガラベースでスッキリとした味わいのものが多いですが、バーミヤンでは豚を多めに加える事でうま味とコクの強いラーメンのスープに寄せています。そこにいためて煮込んだ野菜のうま味も加わり奥行きのある後引く味わいに仕上げています。
――開発にはどれぐらいの時間を要しましたか。
開発担当者:試売などを経て約6カ月を掛けての開発となりました。都内のお店に食べにいったり、以前に現地で食べた記憶をたどりつつ、バーミヤンで過去に販売したレシピの再現やお取り寄せ、現地に詳しい人からの情報などさまざまなアプローチで試作・試食をしました。
――5月の提供開始から1カ月ほどたちましたが、太平燕の評判はいかがでしょうか。
開発担当者:女性の方に好評をいただいております。レギュラーメニューにして欲しいなどありがたいお言葉もいただいています。比較的 上の世代の方に向けた商品でしたが、販売実績を見ると女性の30〜40代を中心にして60代くらいまで幅広い年代の方に食べていただいています。
――「中華甲子園」の中で太平燕以外の開発者一押しメニューがあれば教えてください。
開発担当者:暑い季節にピッタリな “すっぱい・からい・冷たい” が特徴の中国・四国地方代表の“広島流 肉盛り辛つけ麺”をオプションの“鬼辛”をつけて食べていただきたたいです。
――最後に開発者だけが知っている「一風変わった食べ方ができるメニュー」があれば教えてください。
開発担当者:これからの時期、食欲が減退する季節にぴったりなバーミヤン風のお茶漬けをご紹介します。具材をご飯にのせて、ドリンクバーのプーアール茶をかけて簡単シメ茶漬けにするというもので、オススメは「本格焼餃子(6コ)」239円(税別)と、「炙りビンチョウマグロの秘醤ソース」599円(税別)です。お好みの具材をご飯の上に数個載せてよく混ぜ合わせ、熱々のプーアール茶をかけてさっぱりといただくことができます。お好みでしょうゆやこしょう、ラー油をかけていただくのもオススメです。
発見から半月で筆者はすでに4回食べている太平燕ですが、期間限定メニューとなっています。「中華甲子園」は、2019年8月28日まで開催されているので、気になる方はお早めに。
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(Kikka)
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シャキシャキ食感と独特の風味がクセになる。
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