「パンテーラ」生んだデ・トマソが復活 新型スーパーカー「P72」発売決定、幻のマシン「P70」をオマージュ(1/2 ページ)

設立60周年の節目に「P70」オマージュした新型を発表

» 2019年07月05日 01時55分 公開
[haruYasy.ねとらぼ]

 デ・トマソ・アウトモビリが新型スーパーカー「P72」を発表。英国で開催中のモーターイベント「グッドウッド・フェスティバル・オブ・スピード」で初披露しました。

デ・トマソ パンテーラ P72 スーパーカー グッド・ウッド・フェスティバル デ・トマソが復活。設立60周年を記念した特別なスーパーカーが限定発売

 デ・トマソは今なお根強い人気を誇るスーパーカー「パンテーラ」で知られるイタリアのカーブランド。1959年に創業者アレハンドロ・デ・トマソによって設立されましたが、2003年に死去したことを受けて、2004年には会社としてのデ・トマソは解散していました。

 その後はイタリア出身の実業家が商標権を獲得するなど、復活に向けた動きを見せていましたが、資金面で苦労して権利は手放されました。

 そして、創業者の死から16年。ついに公開となった新生デ・トマソのスーパーカー「P72」を手がけるのは、2014年に権利を取得した香港のベンチャー企業アイディアル・チーム・ベンチャーズ。マシン開発にはV12エンジン搭載スーパーカー「Apollo IE」で知られるドイツのカーメーカー、アポロ・アウトモビリが関わっているそうで、P72はApollo IEと同じカーボンモノコックシャシーを採用しているそうです。

デ・トマソ パンテーラ P72 スーパーカー グッド・ウッド・フェスティバル
デ・トマソ パンテーラ P72 スーパーカー グッド・ウッド・フェスティバル
デ・トマソ パンテーラ P72 スーパーカー グッド・ウッド・フェスティバル

 マシンのデザインは1964年に「シェルビー・マスタング」で知られる元レーサーでカーデザイナーのキャロル・シェルビーと、アレハンドロ・デ・トマソが共同で考案した試作スーパーカー「P70」をオマージュしたものとなっており、先進的でありながらもどこかレトロな雰囲気も感じさせるルックスに仕上げています。

 インテリアは2シーターで、かなりゴージャスな作りとなっているものの、落ち着いた色合いでまとめています。

デ・トマソ パンテーラ P72 スーパーカー グッド・ウッド・フェスティバル 「P70」オリジナルラフスケッチ
デ・トマソ パンテーラ P72 スーパーカー グッド・ウッド・フェスティバル インテリア
デ・トマソ パンテーラ P72 スーパーカー グッド・ウッド・フェスティバル Apollo IEと同じカーボンモノコックシャシーを採用

 現時点で詳細なスペックは明らかになっていませんが、「パンテーラ」と同様にミッドシップ型であることや、ハイブリット型のパワートレインではないことが判明しています。往年のファンからはパンテーラがそうであったように、アメリカ製V8エンジンの搭載に期待する声も聞こえてきていますが、兄弟車となるApollo IEがフェラーリ製V12エンジンを搭載していたこともあり、期待して良いものかと不安視する声もありました。

 デ・トマソ・P72は72台のみ生産される見込みで、価格は75万ユーロ(約9122万円)を予定しています。

 グッドウッド・フェスティバルの公式Twitterでは実際に走行している「P72」の姿を撮影したビデオが公開されていたので、気になる人はチェックしてみては。

春山優花里

       1|2 次のページへ

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

昨日の総合アクセスTOP10
  1. /nl/articles/2412/15/news031.jpg ザリガニが約3000匹いた池の水を、全部抜いてみたら…… 思わず腰が抜ける興味深い結果に「本当にすごい」「見ていて爽快」
  2. /nl/articles/2412/18/news145.jpg “月収4桁万円の社長夫人”ママモデル、月々の住宅ローン支払額が「収入えぐ」と驚異的! “2億円豪邸”のルームツアーに驚きの声も「凄いしか言えない」
  3. /nl/articles/2412/16/news079.jpg “プラスチックのスプーン”を切ってどんどんつなげていくと…… 完成した“まさかのもの”が「傑作」と200万再生【海外】
  4. /nl/articles/2412/17/news197.jpg 「巨大なマジンガーZがお出迎え」 “5階建て15億円”のニコラスケイジの新居 “31歳年下の日本人妻”が世界初公開
  5. /nl/articles/2412/17/news078.jpg 鮮魚コーナーで半額だった「ウチワエビ」を水槽に入れてみた結果 → 想像を超える光景に反響「見たことない!」「すげえ」
  6. /nl/articles/2412/17/news060.jpg 100均のファスナーに直接毛糸を編み入れたら…… 完成した“かわいすぎる便利アイテム”に「初心者でもできました!」「娘のために作ってみます」
  7. /nl/articles/2412/18/news059.jpg 「奥さん目をしっかり見て挨拶してる」「品を感じる」 大谷翔平&真美子さんのオフ写真集、球団関係者が公開【大谷翔平激動の2024年 「妻の登場」話題呼ぶ】
  8. /nl/articles/2411/25/news189.jpg 「理解できない」 大谷翔平と真美子さんの“スキンシップ”に海外驚き 「文化は100%違う」「伝説だわ」
  9. /nl/articles/2412/18/news056.jpg 日本人ならなぜか読めちゃう“四角形”に脳がバグりそう…… 「なんで読めるん?」と1000万表示
  10. /nl/articles/2412/17/news047.jpg 遊ばなくなった“シルバニアのおうち”を大改造したら…… 娘が喜んだ“すてきなアイデア”に「なんということでしょう」
先週の総合アクセスTOP10
  1. ザリガニが約3000匹いた池の水を、全部抜いてみたら…… 思わず腰が抜ける興味深い結果に「本当にすごい」「見ていて爽快」
  2. ズカズカ家に入ってきたぼっちの子猫→妙になれなれしいので、風呂に入れてみると…… 思わず腰を抜かす事態に「たまらんw」「この子は賢い」
  3. フォークに“毛糸”を巻き付けていくと…… 冬にピッタリなアイテムが完成 「とってもかわいい!」と200万再生【海外】
  4. 鮮魚スーパーで特価品になっていたイセエビを連れ帰り、水槽に入れたら…… 想定外の結果と2日後の光景に「泣けます」「おもしろすぎ」
  5. 「申し訳なく思っております」 ミスド「個体差ディグダ」が空前の大ヒットも…… 運営が“謝罪”した理由
  6. 「タダでもいいレベル」 ハードオフで1100円で売られていた“まさかのジャンク品”→修理すると…… 執念の復活劇に「すごすぎる」
  7. 母親から届いた「もち」の仕送り方法が秀逸 まさかの梱包アイデアに「この発想は無かった」と称賛 投稿者にその後を聞いた
  8. ある日、猫一家が「あの〜」とわが家にやって来て…… 人生が大きく変わる衝撃の出会い→心あたたまる急展開に「声出た笑」「こりゃたまんない」
  9. 友人のため、職人が本気を出すと…… 廃材で作ったとは思えない“見事な完成品”に「本当に美しい」「言葉が出ません」【英】
  10. セレーナ・ゴメス、婚約発表 左手薬指に大きなダイヤの指輪 恋人との2ショットで「2人ともおめでとう!」「泣いている」
先月の総合アクセスTOP10
  1. 「何言ったんだ」 大谷翔平が妻から受けた“まさかの仕打ち”に「世界中で真美子さんだけ」「可愛すぎて草」
  2. 「絶句」 ユニクロ新作バッグに“色移り”の報告続出…… 運営が謝罪、即販売停止に 「とてもショック」
  3. 「飼いきれなくなったからタダで持ってきなよ」と言われ飼育放棄された超大型犬を保護→ 1年後の今は…… 飼い主に聞いた
  4. アレン様、バラエティー番組「相席食堂」制作サイドからのメールに苦言 「偉そうな口調で外して等と連絡してきて、」「二度とオファーしてこないで下さぃませ」
  5. 「明らかに……」 大谷翔平の妻・真美子さんの“手腕”を米メディアが称賛 「大谷は野球に専念すべき」
  6. 「やはり……」 MVP受賞の大谷翔平、会見中の“仕草”に心配の声も 「真美子さんの視線」「動かしてない」
  7. ドクダミを手で抜かず、ハサミで切ると…… 目からウロコの検証結果が435万再生「凄い事が起こった」「逆効果だったとは」
  8. 「母はパリコレモデルで妹は……」 “日本一のイケメン高校生”グランプリ獲得者の「家族がすごすぎる」と驚がくの声
  9. 「ごめん母さん。塩20キロ届く」LINEで謝罪 → お母さんからの返信が「最高」「まじで好きw」と話題に
  10. 「真美子さんさすが」 大谷翔平夫妻がバスケ挑戦→元選手妻の“華麗な腕前”が話題 「尊すぎて鼻血」