【新解さんの謎】辞書マニアが答える「新明解国語辞典は食にうるさい」「辞書なのに一言多い」は本当か?(6/6 ページ)
» 2019年07月23日 12時30分 公開
[ながさわ,ねとらぼ]
八つ橋
- 答え:○
- やつ はし【八(つ)橋】〔もと、聖護院の名産〕京都名産の菓子。米粉に砂糖と肉桂を交ぜ、長方形にして堅焼きにしたせんべい。反りの有るのが特徴。「生―」
多くの辞書が立項していますが、こちらは姉妹辞書である『三省堂国語辞典』には載っていません。「生八つ橋」がどんなものかよく分からないのはやや不親切に思われます。
解説
こうして見ると、『新明国』が特段食べ物に詳しいというわけでもなさそうです。実際のところ、食べ物の語釈に「美味」だのと書くのも『新明国』に限った話ではなく、辞書の記述としては昔からごく当たり前に行われてきたことなのでした。
ただし、全般的にユニークで、読んでいてついツッコミを入れたくなる語釈が多いのは確かです。
- ごう てい【豪邸】(ぜいたくに金をかけたとみられる)立派な邸宅。
- しょ みん【庶民】特別の地位・資格・権能などを持たない、一般の人たち。〔特に資産は持っていないが、健全な勤労者を指す〕「―性」
もちろん、読者を笑わせようと思って書かれているのではありません。その語が持つイメージにまで踏み込み、適切に理解されるよう配慮された結果だといえるでしょう。
「運用」の欄では、日常会話で用いられる表現に関する運用上の情報が詳述されています。これは他の辞書にはない『新明国』の大きな特徴の1つです。あることばを用いるとき、何か注意すべき点がないか気になったら、『新明国』に相談してみるとよい答えが返ってくるかもしれません。
※辞書の引用に際しては、約物の一部を省略している場合があります
(ながさわ)
advertisement
関連記事
- 「訃報」「愛猫」「手風琴」って読める? 常用漢字表に掲載されている“難読漢字”
ニュースなどでよく見る表現も、意外と分からん……。 - 「とんでもございません」は間違った日本語か?
結局どっち? - 「大人」の読みは「おとな」じゃなかった! 「大人500円 小人200円」の読み方は?【漫画版】
「小人」も読めない。 - 「ガルパン」「はがない」「マンキン」 意外と覚えてないアニメの略称、いくつ分かる?
全部分かるアニメファンって、どれくらいいるんだろう。 - 「ダウンタウン」「さまぁ〜ず」「オードリー」の昔の名前知ってる? お笑いコンビの「意外な旧コンビ名」
何というか……“売れてない感”がすごい。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
昨日の総合アクセスTOP10
-
ザリガニが約3000匹いた池の水を、全部抜いてみたら…… 思わず腰が抜ける興味深い結果に「本当にすごい」「見ていて爽快」
-
ズカズカ家に入ってきたぼっちの子猫→妙になれなれしいので、風呂に入れてみると…… 思わず腰を抜かす事態に「たまらんw」「この子は賢い」
-
「懐かしい」 ハードオフで“30年前のPC”を購入→Windows 95をインストールしたら“驚きの結果”に!
-
「靴下屋」運営のタビオ、SNSアカウント炎上を受け「不適切投稿に関するお詫び」発表 「破れないストッキング」についてのやりとりが発端
-
餓死寸前でうなり声を上げていた野犬を保護→“6年後の姿”が大きな話題に! さらに2年後の現在を飼い主に聞いた
-
「タダでもいいレベル」 ハードオフで1100円で売られていた“まさかのジャンク品”→修理すると…… 執念の復活劇に「すごすぎる」
-
毛糸でフリルをたくさん編んでいくと…… ため息がもれるほどかわいい“まるで天使”なアイテムに「一目惚れしてしまいました」「うちの子に作りたい!」
-
放置された池でレアな魚を狙っていた親子に、想定外の事態 目にしたショッキングな光景に悲しむ声が続々
-
脱北した女性たちが初めて“日本のお寿司”を食べたら…… 胸がつまる現実に考えさせられる 「泣いてしまった」「心打たれました」
-
父「若いころはモテた」→息子は半信半疑だったが…… 当時の“間違いなく大人気の姿”に40万いいね「いい年の取り方」【海外】
先週の総合アクセスTOP10
- イモトアヤコ、購入した“圧倒的人気車”が思わぬ勘違いを招く スーパーで「後ろから警備員さんが」
- 母親から届いた「もち」の仕送り方法が秀逸 まさかの梱包アイデアに「この発想は無かった」と称賛 投稿者にその後を聞いた
- パパに抱っこされている娘→11年後…… 同じ場所&ポーズで撮影した“現在の姿”が「泣ける」「すてき」と反響
- 高校生のときに付き合い始めた2人→10年後…… 現在の姿に「めっちゃキュンってした」「まるで映画の世界」と1000万表示突破
- 大谷翔平の妻・真美子さん、ZARA「8000円ニット」を着用? 「似合ってる」「シンプルで華やか」
- 新幹線で「高級ウイスキー」を注文→“予想外のサイズ”に仰天 「むしろすげえ」「家に飾りたい」 投稿者に感想を聞いた
- 高校生時代に父と撮った写真を、29年後に再現したら……再生数1000万回超えの反響 さらに2年後の現在は、投稿者に話を聞いた
- 散歩中、急にテンションが下がった柴犬→足元を見てみると…… 「そんなことあります?」まさかの原因が860万表示「かわいそうだけどかわいい」
- コメダのテイクアウトで油断して“すさまじい量”になってしまった写真があるある 受け取ったその後はどうなったのか聞いた
- 「やめてくれ」 会社で使った“伝言メモ”にクレーム→“思わず二度見”の実物が200万表示 「頭に入ってこない」
先月の総合アクセスTOP10
- 「何言ったんだ」 大谷翔平が妻から受けた“まさかの仕打ち”に「世界中で真美子さんだけ」「可愛すぎて草」
- 「絶句」 ユニクロ新作バッグに“色移り”の報告続出…… 運営が謝罪、即販売停止に 「とてもショック」
- 「飼いきれなくなったからタダで持ってきなよ」と言われ飼育放棄された超大型犬を保護→ 1年後の今は…… 飼い主に聞いた
- アレン様、バラエティー番組「相席食堂」制作サイドからのメールに苦言 「偉そうな口調で外して等と連絡してきて、」「二度とオファーしてこないで下さぃませ」
- 「明らかに……」 大谷翔平の妻・真美子さんの“手腕”を米メディアが称賛 「大谷は野球に専念すべき」
- 「やはり……」 MVP受賞の大谷翔平、会見中の“仕草”に心配の声も 「真美子さんの視線」「動かしてない」
- ドクダミを手で抜かず、ハサミで切ると…… 目からウロコの検証結果が435万再生「凄い事が起こった」「逆効果だったとは」
- 「母はパリコレモデルで妹は……」 “日本一のイケメン高校生”グランプリ獲得者の「家族がすごすぎる」と驚がくの声
- 「ごめん母さん。塩20キロ届く」LINEで謝罪 → お母さんからの返信が「最高」「まじで好きw」と話題に
- 「真美子さんさすが」 大谷翔平夫妻がバスケ挑戦→元選手妻の“華麗な腕前”が話題 「尊すぎて鼻血」