本番は2020年後半を予定しています。
時速1600キロという音速を超えるスピードを可能とする特殊試験車両「ブラッドハウンドLSR」のテスト走行が、2019年秋に実施されます。プロジェクトチームが公式サイトで発表しました。

ブラッドハウンドLSRは「地上で最も速い自動車」となるべく、最高速度アタック専用に作られた特殊な車両。これまでは1997年に同様の目的で開発された「スラストSSC」が記録した時速1227キロ(マッハ1.0)が世界最速記録として残されています。
「世界で初めて音速を超えた自動車」でもあったスラストSSCが残した偉大な記録を更新するために開発されたブラッドハウンドLSR。与えられたスペックは凄まじいもので、全長12.9メートル、全幅2.5メートルのボディに「ユーロジェット EJ200 ターボファンエンジン」と「Nammo製ハイブリッドロケットエンジン」の2種類のエンジンを搭載しており、最高出力は13万5000馬力を超え、計算上は最高速度1600キロに到達できるとされています。




このブラッドハウンドLSRは少し前まで「ブラッドハウンドSSC」の名でプロジェクトが進められていました。しかし、2018年に資金難を理由にプロジェクトは中断されていまいた。
諦めかけていたところで、2019年3月になって新たなスポンサーとして英国の起業家イアン・ウォーハーストさんが名乗りを上げたことで、本格的な活動を再開できたそうです。
今回のテストは2019年10月に南アフリカで行われ、ジェットエンジンのみで時速800キロへの到達を目標にしています。2017年にロケットエンジンのみで行われたテストで得たデータと合わせて、本番に向けた調整を進めて、記録更新を狙うアタックは2020年後半に実施する予定となっています。

(春山優花里)

