若槻千夏、教師の時間外勤務に関する発言に批判集まる インスタで謝罪「悲しさを覚えてしまった」
「news zero」での発言に批判の声が多く上がっています。
タレントの若槻千夏さんが7月21日、ニュース番組「news zero」(日本テレビ)に出演。教員不足問題についての発言がネット上で多数の批判を呼び、Instagramで謝罪と発言の真意について伝えています。
番組では、全国の小中学校で教師の数が不足しているために時間外勤務せざるを得ない現場の状況など、過重労働が問題視されていることをピックアップ。小学校教師の丸山瞬さんは勤務時間外は各機関や親が対応すべきだとし、「勤務時間を超えて教員がやることは、おそらく今後なくなっていくんじゃないか」とコメント。
これに対して若槻さんはドラマ「ごくせん」や「3年B組金八先生」といった古き良き熱血教師を例に挙げ、勤務時間内のみしか対応してもらえないことに「寂しい」と胸中を吐露。「気持ちは分かりますけど、もっと別に減らせばいいとこところあるじゃないですか。私はそこじゃないと思います」と意見を述べていました。
若槻さんは2012年6月に長女を、2017年4月に長男を出産し、芸能界で活動する傍ら母としても日々奮闘中。語気を強めた若槻さんにネット上では批判が殺到し、「教師やってみればいいと思った」「先生って本当に大変だと若槻さんには知ってほしい」「本当に教師の仕事わかってないな」など厳しい意見が多く上がっていました。
多くの批判を受け、若槻さんは22日にInstagramを更新し、「先生や先生に関わる方々、また視聴者の皆様に大変不快な思いをさせてしまう内容に至ってしまいました」と自身の発言を謝罪。教師の負担を増やしたかったり過重労働を肯定したり、子どもの責任を押し付けたいわけではないとし、保護者や子どもたちが「安心のよりどころ」としている教師が“時間外勤務をしない”という「きっぱり割り切ってしまわれるというお話に対して、一個人として、悲しさを覚えてしまったのは事実です」と告白。しかし自身の発言が過重労働で苦しんでいる教師の負担や教師を目指す人たちのプレッシャーとなりえることから、「日本の『教師』という職業の現実問題と大変さを改めて痛感しました」と自らの発言が世間に大きな影響を与えてしまったことをひしひしと感じたようです。
今後は教育現場の労働環境について理解し、自身も「先生方の負担をどうやったら減らしていく事ができるのか?」ということを考えていきたいとつづった若槻さん。ファンの丁寧な指摘に感謝し、「未熟な私にご指摘宜しくおねがいします」と真摯(しんし)な態度で伝えています。
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