2世代を取り込む「ハートキャッチ」の強さ 「NHK全プリキュア大投票」を初動のデータから予測：サラリーマン、プリキュアを語る（1/3 ページ）
NHK全プリキュア大投票は「ランキング」を語るのではなく、「愛」を語るのです。
2019年7月。現在放送中の「スター☆トゥインクルプリキュア」の勢いが止まりません。新プリキュア「キュアコスモ」も加入し「みんな違うことが当たり前の世界」をぐう話的に描く作風は子どもも大人も魅了し、ますます盛り上がりを見せています。この先も超楽しみです。
さて。「盛り上がる」といえば、2019年7月12日。全国のプリキュアファンに衝撃が走りました。
「NHK全プリキュア大投票」が発表となったのです。NHKという公共放送が主催となり、自分の好きなプリキュアシリーズ、キャラクター、歌に投票して、その結果がBSプレミアムで放送される、という一大イベントが実施されるのです。
「公共放送でプリキュアが特集される」。これはプリキュアファンにとってはオリンピック並みに重要なイベントなのです（ですよね？）。
NHK全プリキュア大投票
投票期間：2019年7月12日（金）～8月31日（土） 23時59分まで
発表：2019年9月14日（土）BSプレミアム 21時～
kasumi プロフィール
プリキュア好きの会社員。2児の父。視聴率などさまざまなデータからプリキュアを考察する「プリキュアの数字ブログ」を執筆中。2016年4月1日に公開した記事「娘が、プリキュアに追いついた日」は、プリキュアを通じた父娘のやりとりが多くの人の感動を呼び、多数のネットメディアに取り上げられた。
- これまでのプリキュア連載一覧
「プリキュア好き」の熱量を形に
「大投票」と聞いてプリキュアという作品にランキングを付けることに疑問を持たれる方もいるかと思います。自分もプリキュアには上も下もないと思っています。
しかしプリキュアの生みの親、鷲尾天氏も公式サイトで言っているように、この「NHK全プリキュア大投票」はランキングを付けることに意味はなく、プリキュアファンの「熱量」を形にするのが目的なのです。
プリキュアファンと一言でいっても、プリキュアをずっと見ている人、最新作しか見ていない人、一時期の作品のみを見ていた人、特定の声優さんが出ているシリーズを見ていた人など、さまざまな形のファンがいると思います。そんな全てのプリキュアファンの「思い」を形にするのです。
野球で言うならば「王」「長嶋」に投票するオールドファンから、メジャーへの道を切り開いた「野茂」を語る人、やはり「イチロー」が最高だ、いや「松坂」はすごかった、「ゴジラ松井」推しの人から今は「大谷の二刀流だろう」とか語るようなものなのです。
そこに上下はありません。ただ、プリキュアを好きな人の「熱い思い」が形になる。プリキュアをこの世に生み出してくれた人たちに、プリキュアファンの思いを形にして伝える良いチャンスなのです。
公式が「楽しめ！」と言っているのだから、少なくとも自分は全力で楽しみたいと思います。
Twitterによる初動分析
さて。プリキュアに上下はない、と言いつつも「自分の投票したかわいい推しは現状、どんな感じなんだろう？」と気になる方も多いと思います。そこで投票開始から1週間の「初動」数値を分析しました。
出版でも映画の興行収入でも「初動」の数値が分かると、だいたいの「最終結果」の予測ができるのです。
集計方法
NHK全プリキュア大投票公式サイトで投票し、2019年7月12日～7月19日の1週間で、つぶやく機能を使用して「つぶやかれた数」を収集、集計しました。
従いまして、このつぶやき機能を利用されていない票は集計の対象外です。全て著者がブラウザのTwitterの窓より手動で収集、集計しました。
今回のデータは著者個人が取得したもので、NHK全プリキュア大投票様、東映アニメーション様、その他公式関係者には一切関係はございません。ご了承ください。
結果
投票は4部門に分かれています。
1：作品（映画を含めた全42作品）
2：プリキュア（全60人）
3：キャラクター（プリキュア以外のキャラクター約900キャラから）
4：歌（プリキュアソング約150曲から）
※記載の便宜上、「1位」「2位」という表現にせざるを得ないことをご了承ください。
また、「ここに記載されていない＝不人気」ではありません！（僕の大好きなキュアベリーは全く入っていませんが、僕の心の中ランキングではトップを走り続けています）
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