ゴジラ・フェス2019は成功だったか ゴジばん上映会、ハイタッチ会、謎解きゲームなど見所を画像で振り返る:ゴジラ・フェス2019
幅広い年齢層のファンが集まっていたのが印象的。
11月3日、ゴジラ生誕65周年を記念したイベント「ゴジラ・フェス2019」(ゴジフェス)が開催され、人気の「怪獣人形劇 ゴジばん」の生上映会や謎解きゲーム、初代ゴジラとのハイタッチ会などが行われました。第3回目のゴジフェスについて、レポートします。
目の前で見る「ゴジばん」の迫力に子どもも大人も感動!
YouTubeの東宝特撮チャンネルで毎週金曜日に更新されている「ゴジばん」は、「ゴジラ」シリーズで14年ぶりとなる怪獣人形劇。ゴジラ・フェス2019では、東宝ツインタワービル2Fに特設の劇場が設けられ、生上映会が行われました。
2時間ずつの完全入れ替え制で、4つの時間帯に分けられてチケットが販売(※)されたものの、ゴジラ・フェス2019が開幕した10時ごろには全てのチケットが完売するなど大変な人気を誇りました。
(※)展示コーナー+ゴジばん上映会で500円
気になる生上映ではまず、ゴジラくん、ミニラ、リトルのゴジラ三兄弟が登場。不思議な紋章が描かれた石板をミニラが発見し、石板から「卵を助けてください……」と謎の声が聞こえてくる……というストーリーです。
本作で観客たちを喜ばせたのが、ゴジラ一族の長老、「初ゴジイ」の登場です。体が大きく、つえを持った初ゴジイはゴジラくん達に的確なアドバイスをしながら、三兄弟を導きます。
その後何とかインファント島の卵を助け出すことに成功するゴジラくんたちですが、ここでドラット3兄弟が登場! 「その卵は僕たちが目玉焼きにして食べるのだ〜!」と卵の奪い合いに発展してしまいます。
ドラット3兄弟に抗戦するゴジラくんですが、超能力を前にしては歯が立たず……。しかし、そこに初ゴジイが登場。「未来から来て悪さをするとは、おいたが過ぎるぞい」となだめます。窮地に追いやられたドラット3兄弟はここで巨大なキングギドラに変化。
圧倒的な大きさのキングギドラを前に、「いつかはお前と戦うことになると思っていたが……」と戦う初ゴジイに、会場からも「ゴジラ〜!」と応援の声が飛びますが、戦況はかなり厳しい状態です。もやはこれまでか……と思われたそのとき、なんと初ゴジイもビッグサイズになってパワーアップ! 最後は口から見事な放射熱線を吐いて、キングギドラをやっつけました!
そしてフィナーレでは、卵から幼虫のモスラが誕生。「初ゴジイ、お誕生日おめでとう」というメッセージで初代ゴジラの65回目のお誕生日を祝いました。
展示コーナーとジオラマの迫力にファンも大感激
ゴジばんの鑑賞券とセットで展覧できる展示コーナーでは、3Dプリンタで作られたアクリル樹脂のクリアカラーの「ゴジラ第4形態」が登場。非常に高い透明度で多くの来場客を驚かせていました。また同じひな型を使った「金箔ゴジラ」も展示され、多くの来場客がシャッターを切っていました。
また衣装の展示コーナーには映画「ゴジラ×メカゴジラ」に登場した機龍隊のスーツや「ゴジラvsモスラ」に登場したコスモスの衣装など貴重な展示物がそろっており、衣装を間近で見られる機会は大変貴重だと感じました。
子どもたちに人気が高かったのは、展示されているジオラマに、自分が持ってきたフィギュアを置いて撮影できるというコーナー。マグマがグツグツしている場面や特撮映画ではおなじみのガスタンク、ビル群や民家などさまざまなシチュエーションでの撮影ができるとあり、老若男女を問わず人気がありました。
特にデストロイアとレジェンダリーゴジラを持参した男の子は、映画内では実現しえない夢の対決を自分のカメラで何度も撮影し、デストロイアの羽の角度を挑戦したり、海の中をタンカーと並走するように泳ぐゴジラを撮影したりして大満足の様子でした。
初代ゴジラとのハイタッチ会
今回のゴジフェスでは、1954年公開の映画「ゴジラ」に登場したゴジラ(通称:初代ゴジラ)と間近で会えるハイタッチ会も行われました。子どもたちにも人気が高かったハイタッチ会ですが、中にはゴジラの迫力に泣き出してしまう子も。そんなときはゴジラから子どもたちに優しくタッチするなどして触れ合っていました。
地方から夜行バスで駆け付けたファンも
ゴジラ生誕65周年を祝おうと今年のゴジフェスでは、関東はもちろん、全国そして全世界からたくさんのゴジラファンが集まりました。大阪から夜行バスで駆け付けたという草加提督さんもそんな一人で、一番好きな怪獣だという「ガイガン」のバッチやキーホルダーなどのグッズを見事に飾ったバッグで会場を訪れていました。
また草加提督さんは、エヴァンゲリオンカラーにリペイントしたガイガンのフィギュアも持参。用意されている特設のジオラマで写真を撮るのを楽しみにしていると話しつつ、「(もし新しいゴジラシリーズの映画がスタートするとしたら)ガイガンを活躍させてほしいです。よろしくお願いします!」と笑顔を見せていました。
今年のゴジフェスはどうだった?
最後にゴジラ・フェス2019の取材をさせていただき、感じたことをまとめようと思います。
新宿歌舞伎町のシネシティ広場を中心に開催された第1回目のゴジフェスでは、約1万8000人の来場者が訪れて大盛況だった一方で、会場の大きさなどについて不満の声も聞かれました。そんな点を踏まえてか、第2回と今回開催された第3回は日比谷ステップ広場に会場が移されたため、ある程度の広さが確保できた他、さまざまなコンテンツを分散して展示したことが功を奏し、人が殺到しすぎて混乱するという事も少しずつ改善されているようです。
また今年のゴジフェスでは「ちびゴジラ」「ゴジばん」といった子ども世代に受け入れられやすいコンテンツに力を入れていたため、未就学児から中学生ぐらいまでの子どもたちがゴジラに親しみを持って接しているのが印象的でした。
また宝田明さん、西川伸司さんといったゴジラレジェンドによる鏡割り、初代ゴジラとのふれあい、限定グッズの販売、衣装展示、「ルパン三世」とのコラボで用意された謎解きゲームなどゴジラを愛する大人世代にとっては見逃せないコンテンツがそろっているのも非常にポイントが高く、「幅広い年代層がゴジラに触れられた」という点は大成功だったという他ないと思います。
少し気になるのは、今回重要な役割を担った「東宝ツインタワービル」が2019年12月末で閉館してしまうこと。日比谷のランドマークであり、今回のゴジフェスでも「ゴジばん」の上映会場や展示会場、グッズ販売所として使用されましたが、来年はどんな形での開催となるのでしょうか。ゴジラファンの間では早くも来年のゴジフェス開催についての話題が持ち上がっています。
(撮影・執筆:Kikka,撮影:ゴトウ)
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