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» 2019年11月13日 19時30分 公開

突如海底から現れて、何もしない巨大な少女 不思議な漫画「メガリスは最果ての人」に引き込まれる(1/2 ページ)

いろいろと想像を巡らせたくなるお話です。

[Tomo,ねとらぼ]

 突然海底から現れた巨大な少女をめぐる漫画「メガリスは最果ての人」が、想像力を刺激する不思議なストーリーで人気を集めています。作者は漫画家の真冬麻里(@mafuyu_mari)さん。

 ある日突然、太平洋の海底から現れた推定全長2000キロの巨大少女。世界は混乱に陥りますが、彼女は人間に反応せず、ただ海中に座ったまま。そのまま3年が過ぎ、人々は「メガリス」と名付けられた巨大少女をあまり気にかけなくなったようですが、小学生のかけるは別でした。

世界を騒がせたけど、何もしないメガリス

 塾の行き帰りにメガリスを眺め、彼女が何なのかをずっと考えているかける。母親は医者を目指せと口やかましく言いますが、勉強に身が入りません。巨大隕石が地球に衝突するという不穏なウワサが流れる中、ある日かけるに笑顔を見せたメガリス。その笑顔に喜び、「大人になったら会いに行く」と決意する彼ですが――その目の前で、メガリスは立ち上がり、もう一度笑いかけ、飛び立ちます。宇宙へ。

 その後、ウワサの隕石が落ちてくることもなく、地軸のズレによる天候不順や異常気象に見舞われながらも日常を取り戻した世界。かけるは勉強に励んでいました。医者になるためではなく、メガリスのいる宇宙へ行くために。「宇宙はきっと寒いだろう。それに、きっとひとりじゃ退屈だ。だから待ってて」

 メガリスは何者なのか。なぜ海底から現れ、なぜ宇宙へ飛び立ったのか。かけるに笑いかけたのはなぜなのか。隕石が衝突しなかったのは彼女のおかげなのか――謎の多い物語は想像の余地がたくさんあり、あれこれと考察したくなります。

 そして飛び立つ前にメガリスが見せた笑顔がどこか寂しそうに見えたのは、かけると離れることに寂しさを感じたからなのでしょうか。彼女を「女の子」として扱っていたかける。そこにはほのかな恋心があったのでしょう。メガリスには彼の気持ちが伝わっていたのかもしれません。かけるの一途さが伝わってくるラストに、2人が宇宙で再会できることを願いたくなります。

 読者からは「続きが見たい」「好き」「メガリスに会えますように!」といった声が寄せられている他、「メガリスはジャンプによって地軸をずらして隕石を避けたのでは」などの考察も見られます。

 同作は真冬さんが2017年に雑誌に寄稿した読み切り漫画。真冬さんは現在、『good!アフタヌーン』でミケランジェロと大天使ガブリエルが出会う物語『鉄槌とピエタ』を連載中で、12月6日に1巻が発売予定です。

「メガリスは最果ての人」

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