漫画「100日後に死ぬワニ」 帰省予定を聞かれ「うーん……わからん」 それでも進むカウントダウン“死まであと92日”
エピソードをまたいだ小ネタにも注目。
漫画家のきくちゆうき先生(@yuukikikuchi)がTwitterで連載中の「100日後に死ぬワニ」。今回は8日目〜14日目(12月19日〜25日投稿)までのワニの1週間を振り返ります。
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作者:きくちゆうき
1986年生まれ。なんだかんだいろいろあって27歳でイラストレーターとして独立。連載:「SUPERどうぶつーズ」(LEED Cafe)、「どうぶつーズの漫画」(幻冬舎plus)、「100日後に死ぬワニ」
Twitter:@yuukikikuchi/Instagram:@yuukikikuchi
8日目
9日目
10日目
11日目
12日目
13日目
14日目
読者のいろいろな反応
のほほんとしたワニの日常を描きつつも、最後に不穏なカウントダウンを表示することで読者をクスっと笑わせたり、深く考えさせたりと、千差万別な感想をもたらしている本シリーズ。
Twitter上では「最後まで見届けられると勝手に思い込んでる自分との二重構造になってるな。。」「どこかで自分と重なるようなエピソードを見た途端『ワニは俺なんだッ!俺だ!ワニの死は俺の死だ!!』ってなってしまう恐ろしいコンテンツ」など、読者とのメタ構造を見いだすツイートも話題になっています。
さらに中には、「"100日後まではなにをやっても死なない"」と解釈してみるあまのじゃくな意見まで飛び出たりと、話題作ならではな大喜利的な盛り上がりも。
こうした声にきくち先生は、「色々伝えたいことがあるけど、漫画内で描くべきと思っているので見ていてくれると嬉しいです。今一つ言えるのは、ワニが好き! ということです」と、あくまでも作品にメッセージを込めていく方針を伝えています。
季節は巡る
作中世界は現実の日付とリンクしているようで、今回はワニがこたつでミカンを食べたり、クリスマスに備えてソワソワしたりと、季節感を感じるエピソードが目立ちました。
「年末は帰ってくんの?」と受話器越しに聞こえる声は地元の友人か、はたまた実家の家族か。ワニが帰省するかどうか決めかねていると答えると、電話口の相手は「まあ元気ならいいわ」とさり気なく優しい言葉をかけてくれます。
そして、こうした暖かい関係性を感じさせるエピソードにも、否応なく刻まれるカウントダウン。今年帰省しておかないと、二度と会えないかもしれないよ!? と、ついおせっかいを言いたくなってしまいます。
そんなワニですが、アルバイト先の先輩の前ではなんだかソワソワ。好意を寄せているらしい先輩に思い切ってクリスマスの予定を聞いてみますが、残念ながら予定ありとのお返事でした。「ですよね」とちょっぴりうつむき気味なワニ。
翌日、入院中の友人・ネズミのお見舞いに行きますが、先輩のことを考えているのかどうにも上の空。何かを察したネズミは「ココア飲む?」と、ホットココアをワニに差し出してくれました。ネズミ、良いやつだなあ。
さて、やってきたクリスマス当日。ワニは一人で道を歩いていると、ケーキ店の前でなんと、サンタ衣装の先輩を見かけます。
先輩のクリスマスの予定というのは、ケーキ店での掛け持ちバイトのことだったんですね。子どもにケーキを手渡す笑顔の先輩を見て、ワニも思わず笑顔になってしまうのでした。メリー・クリスマス!
死まであと86日
【つづき】 週間まとめ「100日後に死ぬワニ」 新年は大吉でスタート! ……喜びをよそに進むカウントダウン“死まであと85日”
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