漫画「100日後に死ぬワニ」 新年は大吉でスタート! ……喜びをよそに進むカウントダウン“死まであと85日”

ほのぼのしたお正月だけど……。

» 2020年01月12日 09時00分 公開
[きくちゆうきねとらぼ]
※本記事はアフィリエイトプログラムによる収益を得ています

 漫画家のきくちゆうき先生(@yuukikikuchi)がTwitterで連載中の、「100日後に死ぬワニ」。今回は15日目から21日目(2019年12月26日〜2020年1月1日投稿)までの、ワニの1週間を振り返ります。


アイキャッチ


↓↓↓先週の振り返り記事↓↓↓


↓↓↓最新話はこちら↓↓↓



作者:きくちゆうき

100日後に死ぬワニ

1986年生まれ。なんだかんだいろいろあって27歳でイラストレーターとして独立。連載:「SUPERどうぶつーズ」(LEED Cafe)、「どうぶつーズの漫画」(幻冬舎plus)、「100日後に死ぬワニ」

Twitter:@yuukikikuchi/Instagram:@yuukikikuchi



15日目


16日目

16日目


16日目

17日目


17日目

18日目


18日目

19日目


19日目

20日目


20日目

21日目


21日目

「今日」を幸せに過ごせてよかった

 年の瀬を迎えながら、感動した映画の続編を待ち焦がれるなど、いつも通り穏やかに過ごすワニ。ただ、そんな何気ない日常も、「彼があと3カ月弱で死ぬ」と知っている読者としては、もの悲しさを覚えずにはいられません。


映画 「○○の完結を見るまでは死ねない」といった言い回しはしばしば聞かれますが、いざこれを目にするとつらい

 そんななか、“もしも”のために用意したばかりのお肉を食べ尽くしてしまった、17日目のエピソードは少々異質。普通ならば「何のための備蓄か」となるところが、「今日を幸せに過ごせて良かったね」と、ホッとした気分に――「そう遠くない死」の前提が読み手の感情を揺さぶります。


備蓄失敗だけど、それはそれでいい

友情と幸運に包まれた年末年始、だけど……

 18日目にはうれしい出来事が。足をケガしていた親友のネズミが(5日目参照)、無事に退院したのです。4日目にも出てきた、行きつけのラーメン屋で一緒にお祝い。


ラーメン

 そして迎えた19日目の大みそか。片思いしている先輩の都合が合わず、ワニは夜道でネズミと2人、除夜の鐘にひたります。ワニのうかない顔を見て、ネズミは「ドゥクシ」と小突きながら「はよ告れし」とひと言。全て分かってくれている親友の忠告に、ワニは無言で何を思うのでしょう。


大みそか

 仲良しの2人は、初詣も一緒。ワニはおみくじで大吉を引き、「良い一年になるでしょう」と祝福されます。その一方、ネズミの結果は「凶」。ワニは「ドンマイ」と優しく声をかけるのでした。ほのぼのしたお正月の出来事なのに、読者としては全てが皮肉に聞こえてしまう……。


新年

 きくち先生は、元日には年賀イラストも投稿。ワニとネズミが笑い合う、とても和やかな絵面なのですが、リプライでは「これが見られるのも最初で最後か……」と、悲観的な声が目立ちます。仕方ないことではあるけれども。


 それでも、「ワニさんにはこのまま一生笑っててほしい」「来年もおめでとうと言えますように」と祈る声も少なくありません。ワニの一生がどのような結末を迎えるのか、まだまだ分かりませんが、せめて最後は笑顔であってほしい……。


死まであと79日



【つづき】 週間まとめ「100日後に死ぬワニ」 のどかな寝正月の間にも淡々と進むカウントダウン“死まであと78日”



Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

昨日の総合アクセスTOP10
  1. /nl/articles/2408/31/news036.jpg 犬が同じ場所で2年間、トイレをし続けた結果…… 笑っちゃうほどの変貌が379万表示「そこだけボッ!ってw」 半年後の現在について聞いた
  2. /nl/articles/2408/30/news121.jpg 「地獄絵図」「えぐすぎやろ……」 静岡・焼津市の地下歩道が冠水 “信じられない光景”にネットあぜん
  3. /nl/articles/2408/31/news073.jpg 「よくこんなものが……」 米不足でメルカリに米出品→疑問の声も 運営は“禁止出品物”に「然るべき対応」
  4. /nl/articles/2408/31/news025.jpg 次男に塩対応の柴犬、いよいよ次男の帰省最終日を迎え…… 本音が出た瞬間に「不意に泣かせるのやめて欲しい」と感動の声
  5. /nl/articles/2408/30/news017.jpg 最上位グレードのハイエースを“50万円の底値”で購入したら…… 驚きの実物に「ある意味最強」「正直、羨ましい」
  6. /nl/articles/2408/30/news188.jpg 実写「着せ恋」、キャストに物議 海夢の再現度が高すぎるタレントを推す声あがる 「逆になんであかせあかりさん以外の人……」
  7. /nl/articles/2408/29/news193.jpg 「なんで欲しいと思ったんですか?」 酔った勢いで購入 → 後日届いた“まさかの商品”に反響 「理性あったら買わないw」
  8. /nl/articles/2408/28/news142.jpg 明石家さんま、69歳バースデー迎え長男から幸せ呼ぶ“輝かしいプレゼント” 同席した元妻・大竹しのぶは「最高の笑顔でした」
  9. /nl/articles/2408/31/news084.jpg 仕事早いな! 大谷翔平の愛犬“デコピン”、大反響の始球式がさっそくTシャツ化 「こ、これは……」「欲しい!」と爆売れの予感
  10. /nl/articles/2408/30/news113.jpg 「これ600円なの?」 大谷翔平が長く愛用しているデコピンの“おやつ入れ”、始球式で注目「おそろだった」「真美子さんが選んだのかな」
先週の総合アクセスTOP10
  1. ヒマワリの絵に隠れている「ねこ」はどこだ? 見つかると気持ちいい“隠し絵クイズ”に挑戦しよう
  2. 「米国人には想定できない」 テスラが認識できない日本の“あるもの”が盲点だった 「そのうちアップデートでしれっと認識しそう」
  3. 「苦手な芸能人は誰?」 あのちゃん、女性芸能人を“実名で即答” 「ここ最近で一番笑った」「強すぎる」
  4. ホテルでチェックアウト、忘れ物で多いのは? ホテル従業員が教える「圧倒的に多い忘れ物」
  5. 乳がん闘病中の梅宮アンナ、抗がん剤治療で「髪の毛ほとんどなくなっています」 帽子かぶり「ああ、来たか」
  6. 「キティちゃんのお面だと思ったら……」 ひっくり返すと“まさかの正体”に11万いいね
  7. 「凄すぎる…」「ガチで滝」 “市ケ谷駅の冠水”が衝撃与える 階段に大量の水が流れる様子も…… 東京メトロに経緯を取材
  8. 「早すぎます」「一体なにが」 52歳ボディービルダー、訃報1週間前に最期の投稿で“人生初の試み” 恋人は「亡くなる数時間前まで普通にお出かけも」
  9. お盆で帰省した次男に、柴犬も猫もまさかの反応→どちらも豹変して爆笑 「涙出てきました」「おもろ可愛過ぎ(笑)」
  10. 着陸する戦闘機を撮ったはずが…… タイミングが絶妙すぎる1枚に「一部の専門家には貴重な一枚」
先月の総合アクセスTOP10
  1. 釣れたキジハタを1年飼ったら……飼い主も驚きの姿に「もはや魚じゃない」「もう家族やね」 半年後の現在について飼い主に聞いた
  2. 「もうこんな状態」 パリ五輪スケボーのメダリストが「現在のメダル」公開→たった1週間での“劣化”に衝撃
  3. 「コミケで出会った“金髪で毛先が水色”の子は誰?」→ネット民の集合知でスピード解決! 「優しい世界w」「オタクネットワークつよい」
  4. 庭で見つけた“変なイモムシ”を8カ月育てたら…… とんでもない生物の誕生に「神秘的」「思った以上に可愛い」
  5. 「米国人には想定できない」 テスラが認識できない日本の“あるもの”が盲点だった 「そのうちアップデートでしれっと認識しそう」
  6. ヒマワリの絵に隠れている「ねこ」はどこだ? 見つかると気持ちいい“隠し絵クイズ”に挑戦しよう
  7. 「昔はたくさんの女性の誘いを断った」と話す父、半信半疑の娘だったが…… 当時の姿に驚きの770万いいね「タイムマシンで彼に会いに行く」【海外】
  8. 鯉の池で大量発生した水草を除去していたら…… 出くわした“神々しい生物”の姿に「関東圏では高額」「なんて大変な…」
  9. 「ごめん母さん。塩20キロ届く」LINEで謝罪 → お母さんからの返信が「最高」「まじで好きw」と話題に
  10. 「なんでこんなに似てるの」 2つのJR駅を比較→“想像以上の激似”に「駅名だけ入れ替えても気づかなそう」