キャッシュレス世代の新成人が考える「大人ならではのお金の使い方」は? 1位はあこがれの「大人買い」
今年の新成人は「キャッシュレス」世代。
プリペイド式クレジットカード「バンドルカード」などのサービスを提供するカンムは、成人の日で新成人になるユーザーを対象として「お金」に関するアンケートを実施し、1月8日にその結果を公開しました。
調査の対象となったのは、「バンドルカード」ユーザーのうち、2020年度に20歳となる470人。このうち「学生」は303人、社会人は会社員・アルバイト・自営業などの勤労者計152人。残りは専業主婦・主夫、その他です
成人するとお年玉は「あげる側」になる?
2020年度の新成人のうち「お正月にお年玉をもらった(または、これからもらう予定がある)」人は学生で75%、社会人では25%と、大きく差の出る結果となりました。全体では、約6割の新成人がお年玉をもらっており、お年玉の総額は半数以上が5万円以下となっています。
お年玉を「もらう側」を卒業する年齢について、現役学生の新成人は多くが「成人まで(26%)」「大学・大学院卒業まで(24%)」と答える一方、社会人では「高校卒業まで(51%)」が過半数を占めています。成人となる20歳を過ぎてからは、お年玉をもらわないという人が多数派のようです。
また、お年玉を誰かに「あげた」という新成人は社会人で4割、学生は1割強でした。全体では、2割がお年玉をあげており、成人の年を節目に「あげる側」にまわる人も多いのかもしれません。
新成人は「キャッシュレス世代」
2020年度の新成人が人生で最初に使ったキャッシュレス決済手段は、過半数が「交通系電子マネー」でした。交通系電子マネーの代表格・Suicaのサービス開始は2001年で、新成人が中学生の頃には、定期券や運賃の決済だけでなく、店頭での物品購入などの決済手段として広く浸透していました。
一方、「現金しか使ったことがない」人は5%未満。全体として、早くからキャッシュレス決済に親しんできた世代と言えそうです。
「大人ならでは」のお金の使い方は?
成人するとお金の使い方の幅が大きく広がることについて、心構えを聞いた質問では、学生・社会人ともに「使いすぎが不安」という選択肢が最も多くの回答を集めました。学生では、これに加え「稼げる自信がない」「責任が重い」という意見がやや多く、社会人では「自由にお金を使えるのがうれしい」という意見が多く見られました。
20歳という同じ年齢でも、就職して給料を得ている人は、学生よりも自分のお金の扱いに慣れており、自信があるようです。
なお、「お金の管理に自信は?」という質問では、「ある」と答えた人は全体の4割に届きませんでした。
新成人に、やってみたい「大人ならではのお金の使い方」を自由回答で聞いてみると、コメントを寄せたうちの1割以上が「大人買い」と答えました。その一方で、「毎日クレジット利用額と給料を比べながら使用」「定期貯金」「地道な資産運用」など、将来を見据えた堅実なお金の管理こそが「大人ならでは」だと考える人も多いようです。
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