漫画「100日後に死ぬワニ」 気まずい空気と進むカウントダウン“死まであと15日”

モヤモヤを吹き飛ばしたのは「笑い」でした。

» 2020年03月15日 09時00分 公開
[きくちゆうきねとらぼ]
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 漫画家のきくちゆうき先生(@yuukikikuchi)がTwitterで連載中の、「100日後に死ぬワニ」。今回は86日目から91日目(3月5日〜11日投稿)までの、ワニの1週間を振り返ります。


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作者:きくちゆうき

100日後に死ぬワニ

1986年生まれ。なんだかんだいろいろあって27歳でイラストレーターとして独立。連載:「SUPERどうぶつーズ」(LEED Cafe)、「どうぶつーズの漫画」(幻冬舎plus)、「100日後に死ぬワニ」

Twitter:@yuukikikuchi/Instagram:@yuukikikuchi



85日目


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86日目


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87日目


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88日目


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89日目


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90日目


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91日目


91日目

井の中のワニ、大海を知る

 ワニの暮らしを不安なカウントダウンとともにつづるこの漫画。近ごろ恋人ができたワニは、嬉々として実家に報告するなど、毎日楽しそうに過ごしています。


実家 以前は恥ずかしがっている風でもあったプロゲーマーへの夢も、少しだけ親に話せるようになりました

 そして、プロゲーマーの夢へも動き出し、その第一歩としてゲーム大会に参戦。しかし、すご腕の中学生に敗れ、辛酸をなめることになりました。それでもワニは前向きで、次回も「出るっしょ」と意気込むのでした。「次」か……読み手としては複雑な気分。


大会 ワニたちが遊んでいるゲームの名前が初めて「スマッシュボーイ」と判明。たぶん「スマボイ」の愛称で親しまれるロングセラー

どれだけ仲良しでも譲れないラインはある

 そんなワニに、恋人からうれしいプレゼント。プロ仕様らしき高級ゲームパッドをもらい、リベンジを誓います。ところが、うらやましがる友人のネズミに、「死んだらあげるよ」などと軽口をたたいたせいで空気がおかしなことに。「冗談でもそれは言うなよ」とたしなめられ、謝りながらワニは落ち込んでしまいます。


死んだらあげるよ 割とよくある冗談ですが、漫画のテーマがテーマだけにドキッとさせられる

冗談でもそれは言うなよ 一部の読者から「もしかしてネズミくん、ワニの死について何か知っている?」と声が上がった、真剣な表情。まさかね……

 その後、仲良しだった2人にちょっとしたすれ違いが起こりました。チャットでラーメンに誘われても、ネズミは「今日は行かないわー」と素っ気ない態度。ワニはネズミがまだ怒っていると思って悩んでいるのか、バイト中も心ここにあらずといった様子です。


ネズミ ネズミは単に残業していただけかも? 読者からは「やっぱり何か知っていそう」「ワニのために何か動いている」といった解釈も上がっていました

上の空 滅多にない表情。だいぶ引きずってるような……

 そんなモヤモヤを吹き飛ばしたのは、ワニの一発芸「5時のマネ」。口を大きく開けて時計の針を表す得意技をチャットで送られて、ネズミはつい吹き出してしまいます。


5時 「4時55分くらいじゃね?」とか細かい指摘は禁止でお願いします

6時 こちらは、入院していたころのネズミを励ました「6時のマネ」(10日目参照

 わだかまりが解けたようで、今度はネズミからラーメンのお誘い。カウントダウンの数字はとうとうヒトケタになってしまいましたが、ワニは当面元気そうです。彼の迎える運命がどのようなものであれ、みんなずっと仲良しでいてほしい。

 そしてこの記事連載も、次回で最終回です。

死まであと9日


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