ニュース
» 2020年04月25日 15時30分 公開

「法や金は君の体を守ってはくれない」 バイク事故で“足が4つに折れた”漫画家が体験レポで伝えたいこと(1/2 ページ)

事故後もリハビリや事故調査など大変な事が続々……。

[鈴木伊玖馬ねとらぼ]

 壮絶なバイク事故の経緯と、その後の出来事をまとめた漫画「漫画家の足が4つに折れた日」が注目を集めています。作者は『ブレイクブレイド』を連載中の吉永裕ノ介(@yoshinaga909)さん。最後のコマの言葉が、とても重い。

photo いつも通り安全運転していたはずなのに……

 意識が戻った時にはストレッチャーで搬送され、地獄のような痛みを感じたという吉永さん。事故は十字路の交差点で発生しました。

photo 意識がはっきりするとすぐに激痛が

 走行中の道路には路上駐車しているクルマが1台、その前方に右折待ちのクルマが1台。道路の左寄りを走る「キープレフト」を意識していた吉永さんは、やむを得ず道路の左側から右側へ移動して、駐車していたクルマを避けて進みます。しかし、その直後に右折待ちしていたクルマが、曲がるのをやめて元の車線に戻ってきました。

photo 右折すると思っていたクルマが急に車線に戻ってきます

 進路をふさがれた吉永さんは、そのままクルマに激突。背中と頭を強打し、ふとももの骨を4つに折るなどの重傷を負いました。背骨にもヒビが入り、もう少しで半身不随になる可能性もあったそうです。また3カ月後に始まったリハビリは涙が出るほどの痛みが伴いました。

photo 頭と背中をガードレールに強打
photo リハビリにも激痛が伴います

 さらに警察の高圧的な対応にも悩まされます。何でも後方からの衝突事故は追突側の過失とみられるケースが多く、この事故でも原因は吉永さんに大きくある思われたのか、厳しく問い詰められたそうです。

photo 最終的には相手の過失が認められましたが……

 最終的にはクルマ側の過失が大きいと認められましたが、吉永さんの右足には現在もプレートが入ったまま。骨の接合時に右足が3センチ長くなり、バランスをとるため左靴には余分に靴底が必要となりました。

photo それでも事故の傷跡は深く残っています

 事故から長い時間が経過したある日、クルマを運転中にバイクの危険な走行を目撃した吉永さんが「正当性とか法や金は体を守ってはくれない」「自分の身は自分で守るしかない」と、自分の身に起きたことを思い返しながら体験談を締めくくっています。

photo 一言一言が重い……

 漫画を読んだ人からは「貰い事故も含めて気を付けないといけないと強く思いました」「事故にあわないようにより注意していきます」といった感想が上がりました。またバイクに乗っている人からも、実際に事故にあった体験談も寄せられていました。



       1|2 次のページへ

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

昨日の総合アクセスTOP10
  1. /nl/articles/2312/02/news048.jpg 「明らかに写真と違う」 東京クリスマスマーケットのフードメニューが物議…… 購入者は落胆「悲しかった」
  2. /nl/articles/2312/01/news138.jpg 伊藤沙莉、“激痩せ報道”の真相暴露→広瀬アリスの株が上がってしまう 「辱めったらない」告白に「アリスちゃん、ええ人や〜」
  3. /nl/articles/2312/01/news012.jpg 娘が子猫を保護→ある日おなかが異様にふくらみ、病院へ連れて行くと? 「貴重な経験」となった診察結果に驚き
  4. /nl/articles/2312/02/news060.jpg 庄司智春、“夫婦格差”を表す1枚の写真に共感続々 「あるだけマシですよ!」と哀愁漂う反響も
  5. /nl/articles/2312/02/news003.jpg ちいかわデザインのおくすり手帳を開いたら……? “まさかの中身”に衝撃走る「絶対に笑ってはいけない」
  6. /nl/articles/2312/01/news121.jpg “鬼ダイエット”で激やせの「Perfume」あ〜ちゃん、念願の姿に「着れる日が来るなんて」と大喜び
  7. /nl/articles/2309/23/news080.jpg 「ボッタクリにも限度ある」 FFイベントで売店の“焼きそば”めぐり騒動 運営謝罪「スタッフが半ばパニックに」
  8. /nl/articles/2208/06/news075.jpg 「ごめん母さん。塩20キロ届く」LINEで謝罪 → お母さんからの返信が「最高」「まじで好きw」と話題に
  9. /nl/articles/2312/02/news061.jpg 「ちょっと緊張してるパパ」ギャル曽根、夫が第3子を抱く“顔出し”ショットが幸せの極み 「素敵な写真」「ちっちゃーい」
  10. /nl/articles/2311/30/news047.jpg 「あなたは日本人?」突然送られてきた不審なLINE、“まさかの撃退方法”に反響 「センス良い」「返しが秀逸」
先週の総合アクセスTOP10
  1. 大好物のエビを見せたらイカが豹変! 姿を変えて興奮する姿に「怖い」「ポケモンかと思った」
  2. 「3カ月で1億円」の加藤紗里、オーナー務める銀座クラブの開店をお祝い “大蛇タトゥー”&金髪での着物姿に「極妻感が否めない」
  3. 愛犬と外出中「飼いきれなくなったのがいて、それと同じ犬なんだ。タダで持ってきなよ」と言われ…… 飼育放棄された超大型犬の保護に「涙止まりません」
  4. ミキ亜生、駅で出会った“謎のおばさん”に恐怖「めっちゃ見てくる」 意外な正体にツッコミ殺到「おばさん呼びすんな」「マダム感ww」
  5. 永野芽郁、初マイバイクで憧れ続けたハーレーをゲット 「みんな見ろ私を!」とテンション全開で聖地ツーリング
  6. 道路脇のパイプ穴をのぞいたら大量の…… 思わず笑ってしまう驚きの出会いに「集合住宅ですね」の声
  7. 柴犬が先生に抱っこしてほしくて見せた“奥の手”に爆笑&もん絶! キュンキュンするアピールに「あざとすぎて笑っちゃった」
  8. 病名不明で入院の渡邊渚アナ、1カ月ぶりの“生存報告”で「私の26年はいくらになる?」 入院直後の直筆日記は荒い字で「手の力も入らない」
  9. 小泉純一郎元首相、進次郎&滝クリの第2子“孫抱っこ”でデレデレ笑顔 幸せじいじ姿に「顔が優しすぎ」「お孫さんにメロメロ」
  10. デヴィ夫人、16歳愛孫・キランさんが仏社交界デビュー 母抜かした凛々しい高身長姿に「大人っぽくなりました」
先月の総合アクセスTOP10
  1. 「酷すぎる」「不快」 SMAPを連想させるジャンバリ.TVのCMに賛否両論
  2. 会話できる子猫に飼い主が「飲み会行っていい?」と聞くと…… まさかの返しに大反響「ぜったい人間語分かってる」
  3. 実は2台持ち! 伊藤かずえ、シーマじゃない“もう一台の愛車”に驚きの声「知りませんでした」 1年点検時に本人「全然違う光景」
  4. 大好物のエビを見せたらイカが豹変! 姿を変えて興奮する姿に「怖い」「ポケモンかと思った」
  5. 渋谷駅「どん兵衛」専門店が閉店 店内で見つかった書き置きに「店側の本音が漏れている」とTwitter民なごむ
  6. 西城秀樹さんの20歳長男、「デビュー直前」ショットが注目の的 “めちゃくちゃカッコいい”声と姿が「お父さんの若い頃そっくり」「秀樹が喋ってるみたい」
  7. “危険なもの”が体に巻き付いた野良猫、保護を試みると……? 思わずため息が出る結末に「助けようとしてくれてありがとう」【米】
  8. 「やばい電車で見てしまった」「おなか痛い、爆笑です」 カメがまさかの乗り物で猫を追いかける姿が予想外の面白さ
  9. おつまみの貝ひもを食べてたら…… まさかのお宝発見に「良いことありそう」「すごーい!」の声
  10. 「3カ月で1億円」の加藤紗里、オーナー務める銀座クラブの開店をお祝い “大蛇タトゥー”&金髪での着物姿に「極妻感が否めない」