コラム
» 2020年05月05日 12時00分 公開

え、機関車が宙に浮いている!? 米国だからこそできそうな新造車両の輸送方法がすごい (1/2)

高さ制限は、気にしません!

[呼んでる渋沢,ねとらぼ]

 そ、そんな積載方法で大丈夫なの!? 米国だからこそできそうな新造車両の輸送方法がワイルドで、思わず見入ってしまいます。

海外 鉄道 アメリカ アフリカ インドネシア ディーゼル機関車 甲種 ずらっと並んだ輸出機関車!(YouTubeより
NS 098 In Cresson With Hornshow, Standard Cab EMD Duo, And Export GE's

 米国のYouTubeチャンネル・Joey The TrainGuyが公開した動画で、製造直後の機関車が鉄道で輸送されていく様子を楽しめます。

 先頭は、以前「引退した機関車の豪快な廃車回送」(関連記事)でも登場したものと同じディーゼル機関車。今回は普通に貨車を連結しています。しかし、貨車の荷台には「輸出するディーゼル機関車」を積載しています。え? こんなのあり?

海外 鉄道 アメリカ アフリカ インドネシア ディーゼル機関車 甲種 機関車と貨車の連結部分。これは普通(YouTubeより
海外 鉄道 アメリカ アフリカ インドネシア ディーゼル機関車 甲種 貨車の荷台に輸出するディーゼル機関車をそのまま積載。高さ……大丈夫なの?(YouTubeより

 貨車+機関車で見上げるほどものすごい高さになり、まるで機関車が宙に浮いて移動しているようです。改めて、そんな載せ方で大丈夫なの……? カーブでバランスを崩してコロッと転がり落ちてしまわないかドキドキします。

 米国の鉄道には貨物列車のコンテナを2段重ねてもOKの区間があり、高さ制限は問題ありません。もちろん貨車と機関車はしっかり固定してあり、スピードを出して爆走するわけでもないので転がり落ちてしまうともないでしょう。……余計な心配と分かっていてもハラハラしてしまいますけれどね。

 荷台にはオレンジ色と白色のまっさらピカピカの機関車。オレンジ色の機関車は南アフリカへ、白色の機関車はインドネシアへ輸出され、これからそれぞれの国で活躍する車両なのだそうです。

海外 鉄道 アメリカ アフリカ インドネシア ディーゼル機関車 甲種 台車は付いていないので、車両が浮いて移動しているかのようにも見える。これはこれでかっこいい(YouTubeより
海外 鉄道 アメリカ アフリカ インドネシア ディーゼル機関車 甲種 白がインドネシア向け、オレンジが南アフリカ向け 米国から輸出されるピッカピカな新・機関車の共演(YouTubeより

 動画には「インドネシアの機関車だ!」「アメリカの機関車よりかわいらしく見えるね」など、主にインドネシアの人たちからのコメントが寄せられています。現地では相当愛されている車両のようです。新天地でがんばって活躍してくださいね。



 日本の鉄道では高さ制限が厳しいため、貨車に鉄道車両を積載することは滅多にありません。

 鉄道を使う場合は、機関車がけん引してJR線を走行する「甲種輸送」(関連記事)という方法で輸送します。

海外 鉄道 アメリカ アフリカ インドネシア ディーゼル機関車 甲種 甲種輸送の様子(写真:呼んでる渋沢)
海外 鉄道 アメリカ アフリカ インドネシア ディーゼル機関車 甲種 台湾の特急列車「普悠瑪(プユマ)」の甲種輸送。製造工場から港までJR線をディーゼル機関車の牽引で走行した(写真:呼んでる渋沢)

 一方、道路をトレーラーを使って運ばれる陸送の場面もよく見かけます。陸送そのものが街のイベントになったり(関連記事)、たまにびっくりな場所に自然に停まっていて話題になることもあります(関連記事)

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