え、機関車が宙に浮いている!? 米国だからこそできそうな新造車両の輸送方法がすごい(1/2 ページ)
高さ制限は、気にしません!
そ、そんな積載方法で大丈夫なの!? 米国だからこそできそうな新造車両の輸送方法がワイルドで、思わず見入ってしまいます。
米国のYouTubeチャンネル・Joey The TrainGuyが公開した動画で、製造直後の機関車が鉄道で輸送されていく様子を楽しめます。
先頭は、以前「引退した機関車の豪快な廃車回送」(関連記事)でも登場したものと同じディーゼル機関車。今回は普通に貨車を連結しています。しかし、貨車の荷台には「輸出するディーゼル機関車」を積載しています。え? こんなのあり?
貨車+機関車で見上げるほどものすごい高さになり、まるで機関車が宙に浮いて移動しているようです。改めて、そんな載せ方で大丈夫なの……? カーブでバランスを崩してコロッと転がり落ちてしまわないかドキドキします。
米国の鉄道には貨物列車のコンテナを2段重ねてもOKの区間があり、高さ制限は問題ありません。もちろん貨車と機関車はしっかり固定してあり、スピードを出して爆走するわけでもないので転がり落ちてしまうともないでしょう。……余計な心配と分かっていてもハラハラしてしまいますけれどね。
荷台にはオレンジ色と白色のまっさらピカピカの機関車。オレンジ色の機関車は南アフリカへ、白色の機関車はインドネシアへ輸出され、これからそれぞれの国で活躍する車両なのだそうです。
動画には「インドネシアの機関車だ!」「アメリカの機関車よりかわいらしく見えるね」など、主にインドネシアの人たちからのコメントが寄せられています。現地では相当愛されている車両のようです。新天地でがんばって活躍してくださいね。
日本の鉄道では高さ制限が厳しいため、貨車に鉄道車両を積載することは滅多にありません。
鉄道を使う場合は、機関車がけん引してJR線を走行する「甲種輸送」(関連記事)という方法で輸送します。
一方、道路をトレーラーを使って運ばれる陸送の場面もよく見かけます。陸送そのものが街のイベントになったり(関連記事)、たまにびっくりな場所に自然に停まっていて話題になることもあります(関連記事)。
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