なんて幸福で悲しい出会い…… 「葬式に流す曲を探す旅に出る話」の漫画に「見つけてしまったんだなぁ」「ぼろ泣き」 (1/2)
人生最後の探しものは出会いの中に。
自分の葬式に流す曲は何にするか。重要なようで多くの人があまり真剣に向き合ったことがないであろうテーマを描いた漫画「liveforever」が、読んだ人たちの心を強く打っています。1つの出会いが希望と悲劇への道につながっていく……。
話は、会社員の「浦田」が不安や不満から、深夜のホームで電車に飛び込もうとするところから始まります。今まさに飛び込もうか……というその瞬間、浦田に声を掛ける1人の女性が。「あのー 今、飛び込もうとしています?」
この女性の名は、山田。驚く浦田に、山田は「ダイヤが乱れます」「莫大(ばくだい)な損害賠償を請求されるかもしれません」と変わった方向から飛び込みをやめるように説得を始めます。さらには、「葬式に流す曲……ちゃんと、決めてるんですか?」とまで。
予想外の展開に冷静さを取り戻し、号泣し始めてしまう浦田。介抱されファミレスへ行き、2人で話し込みます。しかし山田は、「死ぬことはれっきとした逃げ場でしょう」「葬式に流す曲って死ぬことより大事だと思うんですよね」と相変わらずの変わり者ぶりです。
さらに葬式で流す曲の重要性を語る山田。浦田も「いや、なんか、わかります。自分のも昔、趣味で曲を作っていたので」と少し賛同を示します。山田がどんな曲か聞きたいとリクエストすると、ためらいながらもスマートフォンに保存していた曲を聴かせる浦田。
そこに収められていたのは、「生きてぇ!」「とにかくなー生きてー」というシンプルで力強い歌詞でした。曲のタイトルは、「生きたいだけ」。洋楽「Live Forever」パクリだというこの曲に山田の評価は、「微妙です」。
しかし浦田はこの出会いをきっかけに「いつだって死ねる」と気持ちに変化が起こり、上司の叱責(しっせき)にも強く言い返せるようになりました。そうして数日がたったある日、また山田と再開。「調子も良いし久々に小さいところでライブをしようと思う」と誘うと、見に来てくれることになりました。
ライブ当日、「生きたいだけ」を歌う浦田。終わったあと2人で飲みに行き「僕の曲どうでした?」と尋ねると、山田からの評価は「微妙ですね」。しかし、また来てくれるか尋ねると、とても良い笑顔で了承してくれるのでした。
翌日、仕事中の浦田に、山田から電話がかかってきました。出ると通話相手はなぜか山田の弟。そして弟の口から語られた言葉は、「姉が、深夜に亡くなりまして――」。
一体なぜ。この続きは、ぜひ読んで確かめてみてください。今までの山田の言葉と言動が1本の線につながっていく最後の数ページは、悲しくもどこか納得させられてしまう不思議な力があります。
この漫画に読者からは、「すべての展開に心打たれました」「好きだけど悲しくなった。面白いけど笑えなかった」「電車で涙目かましました」「数多くあるTwitter漫画の中で断トツに一番感動した」「泣けるけど、とても良い」といった声が寄せられていました。
この漫画を描いたのは、くそごりさん(@kusogoli)。他にもさまざまな漫画作品を公開しています。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
昨日の総合アクセスTOP10
益若つばさ、YouTubeで12歳息子と共演 礼儀正しい振る舞いに「教育がちゃんとされてる」
柴犬「きゃほほーーい!!」 初めての雪に“喜びが限界突破した”ワンコの駆け回る姿がかわいい
「訃報」「愛猫」「手風琴」って読める? 常用漢字表に掲載されている“難読漢字”
「絶対イケメン!」「年下の彼氏」 益若つばさ、カリスマモデルのDNA受け継ぐ“12歳息子”の美男子ぶりに反響
「遺伝的アルゴリズム」でエッチな画像を作る紳士的実験が注目集める 抽象的な図形が学習の末におっぱいへ進化
トップの座を奪われ……美大生が天才の編入生を刺し“殺す”漫画に「泣きそう」「同じ経験した」の声
ポケモンを豪快にパクった韓国語アプリ「ポケットトレーナーDX」が物議 アプリは既に配信停止、ポケモン社も非公認とコメント
猫「雪なんてへっちゃらニャー!」 雪の中を豪快に突き進む猫ちゃんに「ラッセル車みたい」「ワイルドかわいい」の声
「もうすでに家族の一員です!」 武内由紀子、2度目の特別養子縁組で生後9日の女児を迎える
高岡早紀、高身長な長男&次男とのレアな“家族3ショット” にじみ出るイケメン感に「息子さん達カッコイイなぁ〜」
先週の総合アクセスTOP10
- 「訃報」「愛猫」「手風琴」って読める? 常用漢字表に掲載されている“難読漢字”
- 「これは妙案」「明日の朝はこれ」 “レジ袋1枚”でできるフロントガラス解氷テクに目からウロコ
- 「なんて美人」「ずっと憧れの女性」 高岡早紀、長男が生まれた23年前の“プレママ”姿にファンほれぼれ
- USJ「スーパー・ニンテンドー・ワールド」サイトに非公式マリオ画像を使用 画像が差し替えに
- 「水道管が凍らないようにちょろちょろ水を出しておいた」のに大寒波で水道凍結!? 災難に見舞われた人救おうと有益情報集まる
- 「いつの間にか同じ背丈に」 179センチの冨永愛、ぐんぐん成長する14歳の息子と並ぶ親子ショットに驚きの声
- オンライン飲み会中に席を外したら…… 猫ちゃん乱入で今日イチの盛り上がりを見せた様子がうらやましい
- 「実はUSB Type-C端子には表裏がある」 Twitterで話題の豆知識、PC周辺機器メーカーに詳細を聞いた
- 元「うたのおにいさん」今井ゆうぞうさんが脳内出血で急逝 生前最後のブログには“目の異常な充血”
- 「ヤバい、人生で一番太ってます」 ゆきぽよ、“ぽよぽよおなか”で臨んだRIZAP初日の体重公開
先月の総合アクセスTOP10
- 「訃報」「愛猫」「手風琴」って読める? 常用漢字表に掲載されている“難読漢字”
- 井上咲楽、“太眉”を人生初カットで別人に 「可愛いすぎます」「さらにファンになりました」と大反響
- 元「うたのおにいさん」今井ゆうぞうさんが脳内出血で急逝 生前最後のブログには“目の異常な充血”
- 2021年夏の祝日、東京五輪で変更 カレンダーの更新を
- 太眉卒業した井上咲楽、美しさ光るアップショットに大反響 「大人っぽーい」「すっかり美しい路線に」
- 「逃げ場のない恐怖」「爆発音で目が覚めた」 JAL904便がエンジントラブルで緊急着陸、乗客が撮影した映像が怖すぎる
- マックポテト「Mサイズのみ」味が変との声がネットであがる マクドナルドに話を聞いた
- 「これは天才」「来年のノーベル賞候補」 ホットサンドメーカーで焼く「ホットサンドケーキ」が悪魔的サクサク感で話題に
- 保護した子ネコに「寂しくないように」とあげたヌイグルミ お留守番後に見せた子ネコの姿に涙が出る
- アロンアルフアは5秒で接着→「時間が余ったので猫動画をご覧ください」 15秒CMのペース配分がおかしい