仕事の指示がうまく伝わらない…… 漫画家が経験したアシスタントとのコミュニケーション問題を描いた漫画がためになる

失敗から自分の「クセ」を学ぶのが一番重要です。

» 2020年06月15日 19時30分 公開
[鈴木伊玖馬ねとらぼ]
※本記事はアフィリエイトプログラムによる収益を得ています

 指示した仕事内容がうまく伝わらないのはなぜか? 漫画家がアシスタントとのコミュニケーションで経験した苦労を描いた漫画に注目が集まっています。作者は『四十七大戦』で知られる一二三さん。

photo うまく指示が伝わらないのは違う情報として認識されてしまうから

 個人事業主の漫画家ではありますが、アシスタントがいれば“上司”として会社員と同じような悩みを抱えることも。例えば一二三さんのアシスタントには、やる気はあるし真面目なのに、指示した通りになかなか描けない人がいました。

photo
photo

 自分の説明が分かりにくいのかもと考えた一二三さんですが、他のアシスタントには問題なく通じています。伝え方の問題ではない……? とアシスタントが取っているメモを見ると「線は端から端まで均一な太さで」という指示が「線! 端まで!」とだけ書かれていました。

photo
photo
photo

 指示が違って受け取られる理由は、「外からの情報を脳で処理してから認識する過程に歪みがある」ためと考えた一二三さん。そこでアシスタントに、「指示を聞いたら、その内容を自分の言葉で表現させる」ことですり合わせしようとしますがうまくいかず……。しかし、指示した言葉をそのまま復唱してもらったら一気にミスが減ったといいます。

photo
photo
photo

 結局そのアシスタントは漫画の道を諦めましたが、一二三さんは失敗を詫びるアシスタントに、一二三さんは「悪いのは失敗ではなく思考のクセ」「失敗から自分自身を理解するように」とアドバイスするのでした。

 物をどのように解釈するかは人それぞれ。図で説明される方がいい人や、声で指示される方がいい人もいます。「同じ世界にいても私たちは一人一人違う世界を認識している」のであり、「普通」は意外と存在しない。だから自分と「同じじゃない」ことを気にするよりも、「違い」をちゃんと見つめることが大事なのだと、一二三さんは結んでいます。

 自分はこうだと思っても、相手はそう受け取らないこともあり、人に何かを伝えるのは簡単なようで難しいものです。自分が、相手が何を苦手とするか、どんな方法なら受け取りやすいのかを知って、少しでもスムーズにコミュニケーションできるようにしたいですね。 漫画を読んだ人からは一二三さんの対応をステキだと称賛する声や、人を指導する際に生かしたいといった声が集まっています。


画像提供:一二三(@hifumix_0123)さん



Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

昨日の総合アクセスTOP10
  1. /nl/articles/2412/29/news100.jpg 大谷翔平、妻・真美子さん妊娠公表→エコー写真に“まさかの勘違い” 「デコピン妊娠?」「どう見てもデコピンで草」
  2. /nl/articles/2412/29/news101.jpg チェジュ航空社長、日本語で謝罪 犠牲者は170人以上との報道 公式サイトは通常のオレンジからブラックに
  3. /nl/articles/2412/30/news070.jpg 大谷翔平の妻・真美子さん妊娠→現役時代に語っていた「将来の夢」に感動の声 「なんか泣けてくる」
  4. /nl/articles/2412/29/news005.jpg 母「昔は数十人もの男性の誘いを断った」→娘は信じられなかったが…… 当時の“想像を超える姿”が2800万再生「これは驚いた」【海外】
  5. /nl/articles/2412/29/news075.jpg 「スマホ入荷しました」 ハードオフ店舗がお知らせ→まさかの正体に大横転 「草しか生えない」
  6. /nl/articles/2412/30/news071.jpg 子どもがお店で“高額おもちゃ”を欲しがる→通りすがりの“五輪選手がまさかの理由”でプレゼント 「すごすぎる話」「今年一番感動」
  7. /nl/articles/2412/29/news098.jpg 大谷翔平と妻・真美子さん“家族ショット”に210万いいね 「素敵な1枚」「幸せな家族写真!」【“大谷家”の新たな一歩】
  8. /nl/articles/1611/04/news117.jpg 「ヒルナンデス!」で道を教えてくれた男性が「丁(てい)字路」と発言 出演者が笑う一幕にネットで批判続出
  9. /nl/articles/2412/30/news039.jpg ヤクルトが“投げ売り状態”かと思ったら…… 「大勘違い」引き起こしかねない光景に「さすがに飲めない」
  10. /nl/articles/2412/29/news013.jpg 毛糸で“お花をぷくぷく”編んでいくと…… 思わず笑顔になるアイテム完成に「なんて美しい」「母に編んであげよう」
先週の総合アクセスTOP10
  1. ザリガニが約3000匹いた池の水を、全部抜いてみたら…… 思わず腰が抜ける興味深い結果に「本当にすごい」「見ていて爽快」
  2. 新1000円札を300枚両替→よく見たら…… 激レアな“不良品”に驚がく 「初めて見た」「こんなのあるんだ」
  3. 家の壁に“ポケモン”を描きはじめて、半年後…… ついに完成した“愛あふれる作品”に「最高」と反響
  4. 「庶民的すぎる」「明日買おう」 大谷翔平の妻・真美子さんが客席で食べていた? 「のど飴」が話題に【大谷翔平激動の2024年 「お菓子」にも注目集まる】
  5. 100均のファスナーに直接毛糸を編み入れたら…… 完成した“かわいすぎる便利アイテム”に「初心者でもできました!」「娘のために作ってみます」
  6. “プラスチックのスプーン”を切ってどんどんつなげていくと…… 完成した“まさかのもの”が「傑作」と200万再生【海外】
  7. 「バグってる」 シャトレーゼの“864円で買える”「1人用クリスマスケーキ」に大絶賛の声 「企業努力すごい」
  8. 「昔モテた」と言い張るパパ→信じていない娘だったが…… 当時の“驚きの姿”が2900万再生「おおっ!」「マジかよ」【海外】
  9. トイレットペーパーの芯を毛糸でぐるっと埋めていくと…… 冬に大活躍しそうなアイテムが完成「編んでるのかと思いきや」【海外】
  10. “月収4桁万円の社長夫人”ママモデル、月々の住宅ローン支払額が「収入えぐ」と驚異的! “2億円豪邸”のルームツアーに驚きの声も「凄いしか言えない」
先月の総合アクセスTOP10
  1. 「何言ったんだ」 大谷翔平が妻から受けた“まさかの仕打ち”に「世界中で真美子さんだけ」「可愛すぎて草」
  2. 「絶句」 ユニクロ新作バッグに“色移り”の報告続出…… 運営が謝罪、即販売停止に 「とてもショック」
  3. 「飼いきれなくなったからタダで持ってきなよ」と言われ飼育放棄された超大型犬を保護→ 1年後の今は…… 飼い主に聞いた
  4. アレン様、バラエティー番組「相席食堂」制作サイドからのメールに苦言 「偉そうな口調で外して等と連絡してきて、」「二度とオファーしてこないで下さぃませ」
  5. 「明らかに……」 大谷翔平の妻・真美子さんの“手腕”を米メディアが称賛 「大谷は野球に専念すべき」
  6. 「やはり……」 MVP受賞の大谷翔平、会見中の“仕草”に心配の声も 「真美子さんの視線」「動かしてない」
  7. ドクダミを手で抜かず、ハサミで切ると…… 目からウロコの検証結果が435万再生「凄い事が起こった」「逆効果だったとは」
  8. 「母はパリコレモデルで妹は……」 “日本一のイケメン高校生”グランプリ獲得者の「家族がすごすぎる」と驚がくの声
  9. 「ごめん母さん。塩20キロ届く」LINEで謝罪 → お母さんからの返信が「最高」「まじで好きw」と話題に
  10. 「真美子さんさすが」 大谷翔平夫妻がバスケ挑戦→元選手妻の“華麗な腕前”が話題 「尊すぎて鼻血」