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» 2020年07月17日 07時46分 公開

「私が好きな欅坂46」が詰まっていた 「KEYAKIZAKA46 Live Online, but with YOU!」1万字レポート(1/4 ページ)

1記者として、1ファンとして、こんなに素晴らしいパフォーマンスを5年間披露し続けてくださったこと、感謝しています。

[Kikka,ねとらぼ]

 欅坂46が7月16日、グループ初となる無観客配信ライブ「KEYAKIZAKA46 Live Online, but with YOU!」を開催しました。新2期生も加わり、28人体制で披露した全11曲を1万字でレポートします。


欅坂46 KEYAKIZAKA46 Live Online, but with YOU!」を開催した欅坂46(Photo by 上山陽介)

影ナレ〜Overture

 開演直前にメンバーからライブ観覧の注意事項が読み上げられる、通称「影ナレ」が恒例の欅坂46。今回はグループのライブ初参加の新2期生・遠藤光莉さん、大園玲さん、大沼晶保さん、幸阪茉里乃さん、増本綺良さん、守屋麗奈さんがアナウンスを担当しました。


欅坂46 新2期生の遠藤光莉さん、大園玲さん、大沼晶保さん、幸阪茉里乃さん、増本綺良さん、守屋麗奈さん(Photo by 上山陽介)

 諸注意では「携帯電話等の電源はお切りいただいても結構ですが、グループチャットなどで盛り上がるのも楽しみ方の一つかもしれません」「応援グッズを肩よりも高く上げる行為は思い切りやっちゃってください」「飲食に関してはおなかいっぱい食べていただいて構いません」など、オンラインならではの楽しみ方が紹介され、「皆さんの声援や振っているペンライトの光はきっと私たちにも届きます! 初めてのオンラインライブ絶対に成功させるぞ〜!」と意気込み十分に締めくくりました。

 そこからしばらくすると画面が暗転。巨大なスクリーンに「KEYAKIZAKA46 Live Online, but with YOU!」の文字、そしてメンバーの名前、そして横一列に並ぶメンバーの後ろ姿が現れ、徐々にボルテージが上昇していきます。

 土生瑞穂さんを筆頭に三角の陣形でステージに向かったメンバーたちは、ポジションに着いた瞬間、右手を胸に当てる“欅ポーズ”を披露。一糸乱れぬその動作が「欅坂46」を感じさせるようでした。

太陽は見上げる人を選ばない

 「欅坂46」のロゴが刻まれた緑と紫の巨大フラッグを背に披露された一曲目は、「太陽は見上げる人を選ばない」。


欅坂46 太陽は見上げる人を選ばない(Photo by 上山陽介)

 ミラーボールの光が緑色のジャンパースカート衣装に反射する中、印象的だったのは尾関梨香さんのキラキラした笑顔。尾関さんが“おぜかわ”な笑顔で手を伸ばせば、金髪セミロングが良く似合う小林由依さん、グループ最年少の山崎天さん(※)らの柔らかな表情が順に映し出され、メンバーは見事なフォーメーションで円を作っていきます。

(※)山崎天さんの崎は、正しくは「たつさき」です。

 そして「OH OH OH…」の部分では新2期生が、満を持して登場。ステージ上にいた松田里奈さんが階段を上って合流する2期生メンバーに対し、自然にアイコンタクトを送る様子がほほえましくも頼もしく見えました。

MC

 1曲目の後には、メンバー全員が一列に並んで挨拶。キャプテンの菅井友香さんは「私たちも久しぶりのライブということで、とっても楽しみにしていました。この日を迎えることができて本当に感謝しています」と話し、「このライブができるまで長かった」と振り返りました。

 また小池美波さんは、無観客ライブについて「画面越しだからこそ、私たちがより一層頑張らなくちゃいけないなと思うので、いつも以上にがんばりたいと思います」と笑顔。小林由依さんはStayHome期間中に菅井さんと頻繁に連絡を取り合っていたと明かしつつ、「ライブがめちゃくちゃしたくて、うずうずしてて。家でも欅坂の曲を熱唱してたし、ダンスも踊ったり。めちゃくちゃ欅坂を楽しんでいました」と話し、菅井さんから「久しぶりにライブで埼玉の狂犬ぶりを見せてね(笑)」と通り名を使ってツッコまれていました。

 新2期生の大園さんは「初めてのライブがこういう新しい形でのライブなので緊張しているんですけれど、先輩方と一緒に画面の向こうの皆さんと一緒に記憶に残るライブにしたいです」と語り、菅井さんが「メンバー一同精いっぱい思いを込めて最後までパフォーマンスさせていただきます。久しぶりの欅坂の世界を皆さんも最後まで楽しんでいってください」と締めくくりました。

エキセントリック

 MC後、照明が落とされた会場に現れたのは1台の大型トラック。ヘッドライドをともしながら背後から迫るトラックの存在に気づいた土生さんは1人、ステージ上をさまようように逃げ回りますが、一連の様子はトラックの助手席から撮影されており、映画さながらの臨場感でライブの視聴者を欅坂46の世界にいざないます。

 追い込まれるようにして土生さんがメンバーのもとへ合流すると、メンバーをぐるりと取り囲んでいた車両のヘッドライトが一斉に点灯。「エキセントリック」のイントロをバックに楽曲の世界に入り込んでいく土生さんの無機質な表情が映し出されました。

 Aメロで印象的だったのは、菅井さんのパート。CD版では活舌の関係から「差出人のない噂の類い」という歌詞を「差出人のない噂の“たがい”」と敢えて言い換えていた菅井さんですが、本ライブではバッチリと「差出人のない噂の類い」を決めました。

 見せ場の1つ、土生さんによる「もうそういうのうんざりなんだよ」は、やや怒気のこもったテイスト。1番サビではメンバー全員が靴を手に前後左右へ投げ飛ばすパフォーマンスで大きく躍動し、欅坂46らしいクールな表情を見せました。

 続くBメロでは小林さんが片足しか靴を履いていない状態で登場しましたが、そんなアクシデントも感じさせないほど軽やかなステップを展開。2番サビの直前には頭を大きく振るアクションを見せるなど緩急ついたパフォーマンスで魅せました。

 また土生さんと同じく同楽曲で強い印象を残したのは山崎さん。曲の終盤、最後のフォーメーションで一瞬映し出された不敵な笑みから表現力の引き出しの多さを感じさせました。

東京タワーはどこから見える?

 欅坂46の聖地・渋谷など、東京の夜景が画面いっぱいに映し出されるなか、足場がくみ上げられた巨大なセットにメンバー登場すると、スクリーンには「東京タワーはどこから見える?」の文字と共に巨大な東京タワーが投影されました。

 このパフォーマンスでは、ショーケースに並んだかのようなメンバーの顔が下から照らされる恰好。しなやかな動きで魅せた守屋茜さん、強いまなざしでカメラを射貫いた松平璃子さん、並外れたダンスセンスを持つ武元唯衣さんらメンバーの表情ががいつもより大人びて見えました。

 中盤では普段はドールのようなかわいさを持つ上村莉菜さんが、セットで1人、ソロダンスする見せ場もあり、キレの良い動きでこれまでのおとなしいイメージを払拭。ダンスに定評のある齋藤冬優花さん、佐藤詩織さんはしなやかなダンスで楽曲の世界観を表現していました。

Student Dance

 再び舞台が暗転すると、ステージにはフクロウの鳴き声が響きました。メンバーは懐中電灯を手にステージを駆け巡り、夜の学校に忍び込んだようです。

 理科室、教室、音楽室など、楽曲に合わせてダンスをしながらそれぞれの場所に入っていき、勝手にゲームを始めたり、楽譜を破いたりとやりたい放題のメンバーたち。

 理科室では白衣を着た上村さん、石森虹花さんが怪しげな実験を行ってグループカラーの緑と紫の泡を大量発生させている中、小池さんと原田葵さんが踊っているかと思えば、山崎さんは携帯を見て物憂げな顔。パフォーマンスで使っていた机をメンバーたちが組み合わせてオブジェを作っているかと思えば、渡邉理佐さんが高所から椅子を叩きつけて破壊するなど、リアルタイムで様々なことが同時多発的に起こる演出が非常に斬新でした。

 四天王ダンスは、小池さん、小林さん、齋藤さん、石森さん、そして中央には森田さんという構成で披露。メンバーが投げつける大量のプリントが宙を舞う中、まさに“ゾーンに入った”とでもいうような鬼気迫るパフォーマンスを見せました。


欅坂46 Student Dance(Photo by 上山陽介)

 終盤にはメンバーが踊るメンバーを撮影するという恒例の演出も盛り込まれており、森田さんがスマートフォンで撮影した映像が、ライブに参加している視聴者のモニターに映し出されたほか、理佐さんがスマートフォンの撮影を嫌がってカメラのレンズを手で覆う演出も健在でした。

Nobody

 Student Danceのアディショナルタイムとでもいうかのように、パフォーマンス終了後もイントロが流れ続ける会場では、新二期生が登場。手にした懐中電灯の先にあったのは、赤いカーテンが引かれた額縁です。カメラがズームしていくと画面が切り替わり、赤いカーテン越しにメンバーのシルエットが見え、「Nobody」のイントロが始まりました。

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