ムーミンバレーパークの“傘がいっぱい”夏イベントレポート! 主役は「ニョロニョロ」
新型コロナ対策も。
埼玉県飯能市にあるムーミンバレーパークでは、8月30日まで、「涼」を感じられる夏のイベント「ニョロニョロの雷スプラッシュ!」を開催しています。COVID-19(新型コロナウイルス感染症)対策も施されたムーミンバレーパークでの、この夏おすすめの楽しみ方をご紹介します。
雷雨が大好きな「ニョロニョロ」にちなんだイベントを開催
ムーミンバレーパークのこの夏の主役は、ムーミン谷に生息する不思議な生き物「ニョロニョロ」です。「きっと目もよく見えていないし、話すこともできないのだろう」とムーミンたちから考えられているニョロニョロ。夏至生まれの彼らは、雨が降って嵐が起き、雷が落ちて電気を浴びる時に唯一、生を感じます。そんな「ニョロニョロ」にちなみ、雨や雷をモチーフにした、夏らしいプログラムやフードが登場します。
全長約300メートル、2000本の傘がお出迎え
パークに訪れると、はじめに目を引くのが頭上いっぱいに広がる傘(カサ)のデコレーションです。この傘の回廊は、marimekkoなど世界的なブランドでデザインを手がける、鈴木マサル氏がアートディレクターを担当。全長300メートルにおよぶアンブレラスカイは、日本最大級なのだそう。
無料で楽しめるパークの玄関口「メッツァビレッジ」にはまず、ブルーを基調とした寒色系のアンブレラスカイがお出迎え。ムーミンバレーパークに入園すると、今度は、赤やオレンジを基調とした暖色カラーの回廊が広がります。陽だまりをイメージした傘の合間には、ムーミン谷の仲間たちも!
道なりに進むと、頭上の傘は雨雲のような、白と黒のモノトーンカラーに変わっていきます。ニョロニョロたちが主役のゾーンです。
雷の演出とともにミストを噴射!
モノトーンの傘で飾られたニョロニョロのゾーンが、この夏のプログラム「ニョロニョロの雷スプラッシュ!」の会場です。ここでは、ニョロニョロが大好きな「雷」の音や光の演出と共に、上空から涼やかなミストが噴射されます。
担当者さんによれば、「納涼を目的としたミストの演出は他のテーマパークでも頻繁に行われているが、アトラクション的にミストを利用するのは珍しい。演出に上乗せされた、キャラクターの物語を感じてほしい」とのこと。
確かに、木々が生い茂るムーミンバレーパークでは、ミストの演出がまるで本物の霧のように感じられます。魅力的なのは、霧が広がると、先行く人々が黒い影になって近づいてきたり、消えていく点。原作小説の中ではムーミンたちも、ムーミン谷を冒険しながら、様々な未知の生物に出会います。霧に囲まれ先がよく見えないからこそ、冒険のワクワク感が高まります!
ニョロニョロをテーマにしたグッズやフードも登場
「ニョロニョロの雷スプラッシュ!」開催にあたり、傘や電気といった「ニョロニョロ」にちなんだグッズ・フードも多数、展開されます。
突然の雷雨や熱中症対策には、”映える”展示施設「コケムス」へ
ニョロニョロは雷雨がうれしいキャラクターですが、人間の私たちはゲリラ豪雨や熱中症対策も万全にしたいところ。そんな時におすすめなのが、ムーミンバレーパークの屋内型施設「コケムス」です。
「コケムス」はフィンランド語で「体験」という意味。1階はショップとレストランになっており、2階と3階はムーミンの物語や、ムーミンシリーズの作家トーベ・ヤンソンの人生を追体験できる美術館形式の展示施設です。
展示施設というと、テーマパークを目的に来園している人には一見退屈に感じられるかもしれませんが、侮るなかれ。館内にはムーミンたちのかわいいフォトスポットや、来館者の手足の動きに反応して動く演出の展示が多数用意されています。
パーク来園者のSNS投稿を見ると、どうしてもパークのシンボルである「ムーミン屋敷」ばかりに注目が行きがち。ですが、パークの担当者さんとしては、この「コケムス」こそ、園内で一番訪れてほしいスポットだと話します。
上述したニョロニョロと雷雨の関連性しかり、原作の物語を知っていればいるほど、パークの楽しみ方の幅も広がるもの。ぜひ「コケムス」で、ムーミンの奥深さに触れてみてほしいです。
ムーミンバレーパークのコロナ対策
今年の夏は暑さだけでなく、新型コロナウイルスへの対策が気になる方も多いはず。ムーミンバレーパークでは、入口にサーモカメラを設置。来園者の体温をモニタリングしているほか、レストラン・ショップの出入口を中心に消毒液が設置されていました。
来園者が多いときには入場制限を行うほか、ショーやアトラクションも1回の利用人数を絞って運営しているとのこと。待機列には、ソーシャルディスタンスを保つため、ムーミンやスニフといったキャラクターの足あとがデザインされた、かわいい案内が足元に設置されています。
また、キャラクターが園内を散歩し、遭遇できると一緒に撮影できる、囲みタイプのグリーティングは現在中止されているとのこと。ムーミンといつでも会える写真スタジオ「ムイック フォト」では、希望者が整列して待機しつつ、キャラクターと距離をとりながら一緒に撮影できるようになっているようです。
のほほんとしたイメージが抱かれがちなムーミンですが、ムーミン谷では日々、天災や事件が起こります。それでも知恵をふり絞り、楽しみながら乗り越えていくのが彼らの魅力。原作の物語をよく知らない人でも、ムーミンバレーパークならプログラムや展示、心に刺さるショーのセリフを通して、彼らの世界観に触れられます。閉塞的な今だからこそ、ムーミンたちから勇気をもらえる体験ができそうです。
「ニョロニョロの雷スプラッシュ!」
開催期間:7月18日〜8月30日
開催時間:10〜17時 ※天候によりミストが出ない日もあり
場所:ムーミンバレーパーク はじまりの入り江エリア
「ムーミンバレーパークInstagramアンブレラフォトコンテスト」
- 開催期間:6月13日〜8月2日
画像ギャラリー
関連記事
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
-
「何言ったんだ」 大谷翔平が妻から受けた“まさかの行動”に「世界中で真美子さんだけ」「可愛すぎて草」【大谷翔平激動の2024年 「家族愛」にも集まった注目】
-
60代女性「15年通った美容師に文句を言われ……」 悩める依頼者をプロが大変身させた結末に驚きと称賛「めっちゃ若返って見える!」
-
「庶民的すぎる」「明日買おう」 大谷翔平の妻・真美子さんが客席で食べていた? 「のど飴」が話題に
-
皇后さま、「菊のティアラ」に注目集まる 天皇陛下のネクタイと合わせたコーデも……【宮内庁インスタ振り返り】
-
真っ黒な“極太毛糸”をダイナミックに編み続けたら…… 予想外の完成品に驚きの声【スコットランド】
-
71歳母「若いころは沢山の男性の誘いを断った」 信じられない娘だったけど…… 当時の姿に仰天「マジで美しい」【フィリピン】
-
新1000円札を300枚両替→よく見たら…… 激レアな“不良品”に驚がく 「初めて見た」「こんなのあるんだ」
-
家の壁に“ポケモン”を描きはじめて、半年後…… ついに完成した“愛あふれる作品”に「最高」と反響
-
ザリガニが約3000匹いた池の水を、全部抜いてみたら…… 思わず腰が抜ける興味深い結果に「本当にすごい」「見ていて爽快」
-
「ほぼ全員、父親が大物芸能人」 奇跡的な“若手俳優の集合写真”が「すごいメンツ」と再び話題 「今や全員主役級」
- ザリガニが約3000匹いた池の水を、全部抜いてみたら…… 思わず腰が抜ける興味深い結果に「本当にすごい」「見ていて爽快」
- ズカズカ家に入ってきたぼっちの子猫→妙になれなれしいので、風呂に入れてみると…… 思わず腰を抜かす事態に「たまらんw」「この子は賢い」
- フォークに“毛糸”を巻き付けていくと…… 冬にピッタリなアイテムが完成 「とってもかわいい!」と200万再生【海外】
- 鮮魚スーパーで特価品になっていたイセエビを連れ帰り、水槽に入れたら…… 想定外の結果と2日後の光景に「泣けます」「おもしろすぎ」
- 「申し訳なく思っております」 ミスド「個体差ディグダ」が空前の大ヒットも…… 運営が“謝罪”した理由
- 「タダでもいいレベル」 ハードオフで1100円で売られていた“まさかのジャンク品”→修理すると…… 執念の復活劇に「すごすぎる」
- 母親から届いた「もち」の仕送り方法が秀逸 まさかの梱包アイデアに「この発想は無かった」と称賛 投稿者にその後を聞いた
- ある日、猫一家が「あの〜」とわが家にやって来て…… 人生が大きく変わる衝撃の出会い→心あたたまる急展開に「声出た笑」「こりゃたまんない」
- 友人のため、職人が本気を出すと…… 廃材で作ったとは思えない“見事な完成品”に「本当に美しい」「言葉が出ません」【英】
- セレーナ・ゴメス、婚約発表 左手薬指に大きなダイヤの指輪 恋人との2ショットで「2人ともおめでとう!」「泣いている」
- 「何言ったんだ」 大谷翔平が妻から受けた“まさかの仕打ち”に「世界中で真美子さんだけ」「可愛すぎて草」
- 「絶句」 ユニクロ新作バッグに“色移り”の報告続出…… 運営が謝罪、即販売停止に 「とてもショック」
- 「飼いきれなくなったからタダで持ってきなよ」と言われ飼育放棄された超大型犬を保護→ 1年後の今は…… 飼い主に聞いた
- アレン様、バラエティー番組「相席食堂」制作サイドからのメールに苦言 「偉そうな口調で外して等と連絡してきて、」「二度とオファーしてこないで下さぃませ」
- 「明らかに……」 大谷翔平の妻・真美子さんの“手腕”を米メディアが称賛 「大谷は野球に専念すべき」
- 「やはり……」 MVP受賞の大谷翔平、会見中の“仕草”に心配の声も 「真美子さんの視線」「動かしてない」
- ドクダミを手で抜かず、ハサミで切ると…… 目からウロコの検証結果が435万再生「凄い事が起こった」「逆効果だったとは」
- 「母はパリコレモデルで妹は……」 “日本一のイケメン高校生”グランプリ獲得者の「家族がすごすぎる」と驚がくの声
- 「ごめん母さん。塩20キロ届く」LINEで謝罪 → お母さんからの返信が「最高」「まじで好きw」と話題に
- 「真美子さんさすが」 大谷翔平夫妻がバスケ挑戦→元選手妻の“華麗な腕前”が話題 「尊すぎて鼻血」