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» 2020年07月27日 19時00分 公開

箱根登山鉄道〜23日、9カ月ぶりに再開

7月23日に晴れて全線営業運転が再開された「箱根登山鉄道」。災害復旧の困難と重なった新型コロナの影響……現地取材を交えて解説します。

[ニッポン放送(1242.com)]
ニッポン放送

ニッポン放送「飯田浩司のOK! Cozy up!」(7月21日放送)にジャーナリストの有本香が出演。23日から全線で営業運転が再開する箱根登山鉄道について、現地取材を交えて解説した。

箱根登山鉄道 再開 3000形電車「アレグラ号」(宮ノ下駅)(箱根登山鉄道-Wikipediaより)

箱根登山鉄道、23日から全線で営業再開

7月23日から、箱根登山鉄道が全線で運転を再開する。令和元年東日本台風(台風19号)の被害で9ヵ月間に渡って運休して来たが、復旧作業が進み運行再開となった。

飯田 昨日(20日)、実は取材で試運転電車に乗車させていただきました。去年(2019年)10月の大雨というのは、完全に想定を超えていたということです。陸橋が流失してしまったという現場を通りましたが、もともと川ではないところだったそうです。

有本 そこが川になってしまったのですね。

飯田 昔は水が流れていた枯れ川だったのかも知れませんが、そこに土砂と水が大量に流れて、一気に押し流してしまった。陸橋が堰き止めになったので、その下にあった国道は影響を受けなかったそうです。

有本)そういうことだったのですか。

箱根登山鉄道 再開 台風19号 千曲川(左)の決壊現場。濁流が長野市側の住宅地(右)を襲った=2019年10月13日午前11時47分、長野市 写真提供:産経新聞社

開業当時の工事はすべて手作業〜重機を入れることができない

飯田 起きたのが昼間の営業時間帯ではなかったため、人的被害はなかったのですが、復旧が難航しました。箱根登山鉄道というのは、山にへばりつくようにして通っています。

有本 それがいいところです。

飯田 無理やり山肌に段々をつくって、そこにマッチ箱のような電車を通しています。その分、流されてしまったときに、もう一度構造物をつくろうとすると、人里離れた山のなかに重機をどうやって運ぶのかという問題も出て来たのです。

有本 現在では手づくりができないということですね。

飯田 1919年に開業したのですが、当時はまさに手づくりで、トンネルも手掘りだったらしいです。

有本 それは、本当にありがたいものだと思って乗らなくてはいけなかったのですね。

箱根登山鉄道 再開 1900年4月3日に行われた開業式(箱根登山鉄道-Wikipediaより

土地の所有者などの調整に時間がかかった〜工事が開始されたとたんにコロナ禍

飯田 生き残ったところも一旦、レールを剥がして、アスファルトで固め、そこに重機を入れて道をつくり、徐々に修復して行ったということです。そこに、今度は土地の所有者は誰か、川となるとこれは県なのか、あるいは町なのか、全体を統合する国はどう関わるのかなど、それらの調整に時間がかかり、年明けまでは調整に終始したそうです。

有本 工事が始まったのはその後なのですね。

飯田 そこからが大変だったようです。新型コロナと復旧の2重の被害について、箱根登山鉄道の総務部課長代理の菅原さんに、お話を伺っております。

菅原 もう、こればかりは如何ともし難いというか、ようやく先が見えて来たところにコロナですので、春休みくらいからガクンと人が減りました。

飯田 まずは県内だとか、近隣、埼玉や千葉を含め、そこからお客さんに来ていただくと。

菅原 そうですね。7月23日の始発から、通常通りの運転を再開いたします。箱根は温泉が豊富ですので、ぜひ、ゆっくり近場の温泉で疲れを癒していただければと思います。みなさんのお越しをお待ちしております。

飯田 コロナが落ち着き、社会の空気として「こういう形の旅行ならいい」というものが浸透して行くといいですけれど、そういうことを期待していらっしゃいました。23日には簡単なセレモニーを行いますが、大々的にはできないということです。

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飯田浩司のOK! Cozy up!

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