人気のポイントサービス1位は「楽天ポイント」 話題の「ポイ活」経験者はどのようにポイントを貯めている？

「普段の買い物をしながらコツコツ」が秘訣のようです。

[谷町邦子，ねとらぼ]

　お金の総合情報サイト「まねーぶ」が、節約やお小遣い稼ぎとしてポイントを貯める「ポイ活」の実態調査を実施し、その結果を発表しました。調査では、数あるポイントサービスの中でも人気ブランドや、ポイントの貯めかたや使い方が明らかになっています。

全国20代〜60代ポイ活ユーザー500人に対し、8月3日〜8月11日の期間、インターネットにより調査（「まねーぶ」より）

人気のポイントサービスは？　ポイントサイトもランクイン

　調査の対象となったのは、全国のポイントサービスユーザー500人。貯めているポイントサービスで最も多いのは「楽天ポイント」（179人）でした。2位には「dポイント」（76人）、3位は「Tポイント」（38人）が続きます。

　また、「モッピー」や「ハピタス」などのモニタサイト・ポイントサイトも10位以内にランクインしていました。

貯めているポイントサービス

　ファイナンシャルプランナーの八木陽子さんによると、楽天ポイントなどの共通ポイントカードでは、普段の買い物の中でポイントがためやすい、還元率が高いものが選ばれる傾向に。ポイントサイトでは、還元率に加え、運用実績が比較的長く安心して使えるサービスが多くランクインしているとのことです。

　ポイントサイトを利用する場合は、運営会社情報や個人情報の取り扱い、ポイントの換金・交換方法などをチェックし、安全性を確認することが大切です。

7割が「ポイ活」を1年以上継続

　調査対象の中では、ポイ活歴「1年以上〜3年未満」の人が最も多く（31.0％）、次に多いのが「5年以上」（27.6％）。7割以上の人が1年以上ポイ活を続けているようです。

　また、ひと月あたりに貯めたポイント数については、月平均では4割の人が「1000〜2999ポイント」と回答。1万ポイント以上貯めた人は4.2％と少ないのですが、月平均5万ポイントを獲得しているという人も。

　最大ポイント数では「1000〜4999ポイント」の人が4割を超え、「5000〜9999ポイントが」が続きます（20.6％）。中にはひと月で最大25万ポイントを獲得した人もいました。

ポイ活歴とひと月あたりに貯めたポイント数

　八木さんによると、近年、メディアでポイ活が取り上げられ、始めたい人にとって有益な情報が手に入りやすい環境になっているとのこと。

　また、ポイントを貯める秘訣については、ひと月あたりに貯めたポイント数が「平均1000〜2999ポイント」と答えた人が多いことから、生活スタイルに合ったポイ活で、小額で継続して取り組むことが大切だと分析しています。

ポイントの貯め方・使い方は？

　「ポイントを貯める方法」について聞いたところ、1位は「アンケートに答える」、2位は「ポイントサイト経由で購入する」、3位「ポイント特日（〇倍デー）を利用する」という結果に。3位までの方法は回答者の約半数が行う「定番の方法」だと言えます。

ポイントを貯める方法

　貯めたポイントの利用先・交換先では「買い物時に代金として利用」が圧倒的に多い362人。2位は「電子マネーに交換」（114人）、3位は「キャッシュバック（現金化）」（110人）で、ポイントを商品やサービスに交換するよりも、買い物に使ったり、現金化する人が多いということがわかります。

貯めたポイントの利用先・交換先

　八木さんによると、効率的にポイントを貯めるためには、日常的な買い物をする時、どの店や決算手段、時間帯でポイ活ができるか具体的に考える必要があるとのこと。

　また、ポイントをすぐに使う必要がない場合は、小額からのポイント投資でポイントをさらに増やすことも可能だそうです。

「お年玉みたい」「浪費しなくなった」……ポイ活でうれしかったことは？

　ポイ活をするなかでうれしかったこととして、生活費をカード払いにしポイントを貯め、年末に交換している人は、「お年玉をもらえているよう」、通勤時間などのすき間時間にアンケートに答えてポイントを貯めている人は、電子マネーなどに交換できてお小遣いの足しなったエピソードを語っています。

　いつもの習慣で、ちょっとした収入アップができることが喜びやモチベーションになっていることがうかがわれます。さらに、ポイ活によってお金のありがたさを感じ、浪費しなくなったという人も見られました。

　八木さんによると、ポイ活で効率的な買い物を心がけるようになると、無駄な支出が減り、貯金体質になることもあるとのこと。また、小さくてもいいから目標を立てる、「〇月〇日までに○○円貯める」と具体的に立てたほうが早く貯まるそうです。

---

　日々の生活でポイントを貯めて、「ちょっとお得」な生活を楽しみたいですね。

（谷町邦子　Facebook／Twitter）